質問するの難しくない?
こんにちは。駆け出しエンジニアのえくれあです。
突然ですが、質問の仕方って難しくないですか?
自分でどう頑張ってもわからない…
人の意見を聞きたい…
わかりやすく質問がまとまらない…
自分で考えた?って怒られそうで質問するの怖い…
そんな不安を持ったことがある人はいませんか?
私のことです!!!
駆け出しということで、自分の知識のなさに焦りや劣等感を感じ、質問することが申し訳なく思ったり億劫になることもありますよね…
質問から逃げない
でも質問しなかった結果被るダメージと、質問へのフィールドバックで受けるダメージ、どちらが大きいでしょう?
私は前者だと思います。
黙ってたことに後々怒られるくらいなら、質問して「もっと自分で考えろ!」と言われたほうがマシです。
できれば怒られずに求めた解答を得たい
自分で考えろ!って怒られないために
あわよくば望んだ返答が得られるように
私が日頃意識して割となんとかなってる質問の仕方をここにのこしておきます。
想定読者
私のように質問するのに苦手意識のある駆け出しエンジニア
質問の例
例①
◯◯エラーが出てるのですがどうしたらいいですか?
例②
1.いまお時間よろしいですが?
2.XX機能の製造について質問なのですが、
3.△△をすると〇〇エラーが出てしまいます。
4.ZZが原因かと思い解決策として□□を試したのですが
それでも改善しませんでした。
5.自分では他に解決策が思いつかないのですが
6.どうしたらよいかご意見いただけないでしょうか?
②のやり方の方が良さげじゃないですか?
私が上司だったら②で聞かれたら嬉しいです。
例②がなぜ良さげか言語化していく
例②がどんな構成が整理していくと、
1.相手の都合を把握する
2.何の話か伝える
3.課題点を伝える
4.自分で試したことと結果を伝える
5.手順4を踏まえて今の状況を伝える
6.お伺いを立てる
といった形になっています。
①は色々すっ飛ばして3と6しかしていませんね。
なぜ例①がだめなのか
- 情報量が少なく、質問後のコミュニケーションコストが増える
- 相手に問題解決を丸投げしている
- 自分の都合で話し始めている
この辺が理由になると思います。
こう見てみると、①のような質問は回答者にとって優しくないことがわかりますね。
なぜ例②が良いか
例①のダメな点を改善した構成になっているからです。
項目ごとに発言の意図を確認していきましょう。
1.相手の都合を把握する
相手が先輩だろうと同期だろうと、相手は相手のタイミングがあります。
質問する前に相手の都合を聞くと良いでしょう。
「ごめん今ちょっと手放せなくて…/これから会議入っちゃうんだよね…」
と返される場合もあるでしょう。そうした場合は
「そうでしたが、すみません…」で終わらずに
1.代わりに他の人に聞いてみる旨を伝える
2.いつ頃がいいか確認を取る(相手のカレンダーを自分で確認できるなら具体的な時間を提案してみても◯)
をしてください。
1が必要な理由は、質問相手が手が空いたときに、「そういえばあれどうなったかな?」と心配させないためです。
もし代わりの人に聞いて問題解決した場合は、最初に質問した人にも「あの件解決しました!」と伝えておくのも親切でしょう。
2が必要な理由は、問題解決を先延ばしにしないためです。質問相手が忙しいことに負い目を感じて質問をしないままでいると、結果的に自分や相手の首を絞めることになりかねません。
ガツガツ、でも手順を踏んで相手のスケジュールに入り込んでいきましょう。
2.何の話か伝える
自分が持っている情報、相手が持っている情報は違います。
自分の頭の中は〇〇機能のことでいっぱいだとして、
相手も同じタイミングで同じことを考えているというのはなかなか考えにくいでしょう。
なので、最初に何の話なのか伝えたほうが、質問相手が話についてきやすくなり親切と言えます。
3.課題点を伝える
ここまで来てやっと、課題点を伝えます。
質問が複数ある場合は、
「聞きたいことは3点で、ひとつめは〜」
といった形で始めると良いでしょう。
何点あるか伝えておくことで、相手は心の中で会話の所要時間を予想することができます。
いつ終わるかわからない会話は、タスクを抱える人にとって優しくないですよね。
会話に安心感を与えるため、所要時間が類推できるようにすることは大事です。
課題はできるだけ粒度細かく伝えます。
- なにをして
- どうなったか
- エラーならなんというエラーが出たのか
質問相手が容易に想像できるような状況説明を心がけます。
4.自分で試したことと結果を伝える
自分のスキルアップのためにまず自分で原因を考えてみる。
その上でわからなければ助けを求める。
そんな順序が駆け出しエンジニアには必要かと思っています。
「まず自分で考えた??」って言われないための対策にもなります。
結果的に自分で解決できていないが、試せることは試したぞ!!という姿勢を見せましょう。
5.手順4を踏まえて今の状況を伝える
「解決の心当たりがあるが具体的にわからない」
なのか、
「今思い当たることは何もない」
のか、言語化しましょう。
質問相手がどこからどこまで説明が必要なのかの判断材料になります。
6.お伺いを立てる
質問相手にどうしてほしいか伝えます。
6に至るまでに、質問者は置かれた状況や解決したい課題を丁寧に伝えてきました。
これだけ情報を伝えておけば、親切な相手であれば「どうすればいいでしょうか」の「ど」を言い出したくらいから返答を話し始めてくれるかもしれません。
質問の構成についてのポイント説明はここで終了です。
なにか相談したいとき
わからないことを聞きたいわけじゃないけど、
・自分のアイデアに迷いがあり他者の意見を聞きたい
そんなときにも上記のポイントを意識すれば親切な質問が出来上がります。
今回はチャットでの依頼風に書いてみます。
【XX機能の〇〇処理の実装方法について】
△△と□□の2パターン思い付いたのですがどちらがベターか迷っている状況です。私としては△△の方が▲▲なので良いと思っているのですが、
□□のも■■の面で採用に値する気がします。上記についてご相談したく、15:00から10分ほどMTGのお時間いただけないでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、ご確認お願いいたします。
前の例と話の展開の順番は違いますが、
- 相手の都合を聞き
- どんな要件が伝え
- まず自分で考えてみたうえで相談する
という内容は共通しています。
良い質問は優しい
質問という行為は、相手の時間をいただく行為です。
とはいえ、質問しないと解決できないこともたくさんあると思います。
質問に関わる時間をより短くし、効率の良いコミュニケーションを取るために、質問の仕方を今後も気をつけていきたいと思っています。
質問の仕方について、
「もっとこうした方がいいよ〜」
とか
「私はこうしてるよ〜」
などあれば、ご指摘してもらえたら嬉しいです。
長くなりましたが以上です!
質問するの怖い……
質問したら怒られた……
という私のような人が一人でも少なくなったら嬉しいです!
読んでいただきありがとうございました。