皆さん、こんにちは!
AI技術の進化が目覚ましい昨今、開発現場も大きく変わってきていますよね。特に、AIエージェント、例えばGitHub Copilotのようなツールと協業する機会が増えたことで、「もしかして、もうプロジェクト管理とか、人間が手動でやる時代は終わったんじゃないか?」なんて、夢のようなことを考えている方もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!
僕も最初はそう思ってました。AIがコードを書いてくれるなら、タスク管理も自動でやってくれるんじゃないか?って。ところが、実際にやってみたら、とんでもないことが分かったんです。
はじめに:AI時代に「管理」は不要になる?そんな幻想をぶっ壊す!
プログラミングの現場でAIがコードを生成してくれるのは、本当に革命的です。タイピングの時間を大幅に削減し、思考のループを高速化してくれる。それは間違いありません。しかし、AIがどれだけ賢くなっても、プロジェクト全体の進捗、タスクの依存関係、優先順位、そして何より「この開発のゴールは何か?」といった、全体を俯瞰し、方向性を定める「管理」の役割は、依然として人間が担うべきものなんです。
というか、むしろAIが高速でコードを生成してくれるようになったからこそ、プロジェクト管理がより重要になった、と僕は痛感しました。AIのコード生成能力が上がれば上がるほど、開発のスピードは上がる。上がるんですが、それに伴って「今、何がどこまで進んでいるのか」「次に何をすべきなのか」といった情報が、あっという間に見えづらくなるんです。まるで、高速で走り出した新幹線の中で、どこに向かっているのか分からなくなるような感覚です。
かつての僕は、こんな状態でした。
「あれ?この機能、もう終わったんだっけ?」
「このタスク、誰が担当してたっけ?」
「ていうか、そもそもこのタスク、今やるべきだっけ?」
AIの恩恵を受けつつも、プロジェクト全体が「混沌」の淵に沈んでいく…そんな悪夢のような日々を送っていたんです。
AIエージェントとの協業がもたらす「新たな混沌」
GitHub Copilotを導入して、最初は本当に感動しました。「なんて賢いんだ、こいつは!」「もう俺、コード書かなくてもいいんじゃね?」なんて、調子に乗ってました。AIが提案してくれるコードはスマートだし、バグも少ない。素晴らしいパートナーを得た、と心底思っていました。
ところが、数週間、数ヶ月とAIとの協業が進むにつれて、別の問題が浮上してきたんです。
AIはコードを生成してくれるけど、**タスクを定義したり、進捗を報告したりはしてくれません。**いや、正確には、プロンプトで指示すればそれっぽいものは出せるんですが、それをプロジェクト管理ツールに正確に、そして継続的に記録していく、という部分までは面倒を見てくれないんです。
結果、どうなったかというと、手元にはAIが生成した素晴らしいコードの断片が山積みに。しかし、それらがどの機能の一部で、全体の中でどういう位置づけなのかが、だんだん曖昧になっていきました。頭の中では分かっているつもりでも、いざ進捗会議で「今どこまで進んでいますか?」と聞かれると、「えっと…この部分は終わってて、あの部分も…」と、しどろもどろになってしまう。
僕のプロジェクトは、まさに「AIがコードを書く」という最先端の開発を行っているにもかかわらず、その管理体制はまるで原始時代。このままでは確実に破綻する、と確信しました。
「AIがどれだけ賢くても、やっぱり『管理』は人間がやるしかないのか…」
そんな諦めにも似た気持ちを抱き始めた時、あるソリューションが僕の目に飛び込んできたんです。