1. MagicPodとは
MagicPod（マジックポッド）は、クラウド上で利用できる テスト自動化プラットフォーム です。
主にWebアプリやモバイルアプリのE2Eテスト（End to Endテスト）を自動化できます。
特徴
- ノーコードでテストシナリオ作成が可能（ドラッグ&ドロップUI）
- クラウド実行：ローカル環境を用意しなくてもテスト可能
- クロスプラットフォーム：Web / iOS / Androidを1つのツールで対応
- CI/CD連携：GitHub ActionsやJenkinsなどと統合可能
2. イメージ図（言葉で表現）
┌────────────┐
│ MagicPod │
│ （クラウド）│
└─────┬──────┘
│
│ テスト実行リクエスト
▼
┌─────────────┐
│ Webブラウザ │─── UI操作を再現
│ iOSアプリ │─── タップ/スワイプを再現
│ Androidアプリ │─── 入力/確認を再現
└─────────────┘
MagicPodがクラウド上でアプリを操作し、人間が画面を触っているかのようにUIテストを自動で行うイメージです。
3. 基本的な使い方の流れ
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プロジェクト作成
- MagicPodにログインし、対象アプリ用のプロジェクトを作成。
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テストケース作成
- 「ログイン画面でユーザー名とパスワードを入力し、ログインできるか」などのシナリオを作成。
- ノーコードUIで操作を記録、またはコード（JavaScriptなど）で編集可能。
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テスト実行
- クラウド上で端末を選択して実行。
- iPhone・Android・複数ブラウザで同時に実行可能。
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結果確認
- 成功/失敗ログ、スクリーンショット、動画で確認。
- 失敗した場合は差分比較機能（画面比較）で原因特定が容易。
4. コード例（API連携）
MagicPodはAPIも提供しており、CI/CDパイプラインから実行可能です。
例：cURLでテスト実行を呼び出す
curl -X POST \
-H "Authorization: Token {API_TOKEN}" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{"test_setting_id": 12345}' \
https://app.magicpod.com/api/v1.0/test-runs/
これにより、自動デプロイ後に回帰テストを走らせることができます。
5. 具体的な利用シーン
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リリース前の回帰テスト
→ 人手で毎回やるログイン/検索/購入フロー確認を自動化 -
複数ブラウザ/デバイス検証
→ Chrome, Safari, Edge, iPhone, Androidで同じテストを同時実行 -
夜間バッチ実行
→ 毎晩、自動的にテストを走らせて朝に結果を確認
6. メリット・デメリット
メリット
- ノーコードなので 非エンジニアでも利用可能
- クラウド実行で環境構築不要
- スクリーンショット比較で UI変更をすぐ検知
デメリット
- 大規模プロジェクトでは シナリオ管理が複雑になりやすい
- ネットワーク環境に依存（クラウドサービスのため）
7. 次に学ぶべき関連知識
- E2Eテストの基本（Selenium, Appiumとの違い）
- CI/CDとの連携（GitHub Actions, Jenkins）
- 自動テスト設計のベストプラクティス（テストピラミッド）
- テストデータ管理（テストを安定させる工夫）