この記事は#クラッピーチャレンジ Advent Calendar 2018 7日目の記事です。
年末ですね。盛り上げ時にはクラッピーは欠かせません。
ただ、少々お堅いイベント等で拍手のかわりにクラッピーを鳴らすと、お前らうるさい、と言われることもあります。やっぱり時と場所を選んでクラッピーを鳴らしたいですね。というか、時と場所に合わせて持っていくクラッピーを選びたいですね。
そんなわけで、今回はあまりうるさくないクラッピーを作ってみることにします。
###音の出るしくみを調べる
クラッピーの両手はバネでつながっています。トリガーを引くと両手が開くとともにバネがのびはじめ、トリガーを引ききったところでバネがもとに戻り、閉じた両手が衝突することで音を発生させています。
###騒音対策1 バネをのばす
そこで、このバネを少しゆるくすることで衝突時の衝撃を和らげ、音を小さくします。
上がもとの長さのバネ、下が少し左右に引きのばしたバネです。あまり伸ばしすぎると拍手の機能に支障をきたすので慎重に行ってください。
これで少し音をやわらげることができます。
しかしやはりバネですので、バネが収縮する間は常に
F=kx
の力が発生し、衝突時には最高速度に達しているものと思われます。衝突速度を下げようとさらにバネをのばすと、拍手の機能そのものを損なうおそれがあります。
###騒音対策2 磁石の反発力を利用する
そこで、衝突前に減速するよう、両手に磁石を埋め込みます。
磁石には百円ショップで売っているネオジム磁石を使用しました。両面テープで固定し、念の為その上からさらにテープで固定しています。
両手に入れる磁石はおなじ極が向き合うように固定してください。向きを間違えると逆効果になります。
実装を終えるとこのような形になります。磁石の反発力によって少し開いた手が、「うるさくないよ」と言っているようで好感が持てます。
###実演
こんな感じになりました。
動画だと思ったほど音の違いがわからなくて残念ですが、かなりマイルドな音になりました。
これからはTPOにあわせてこのクラッピーを使っていこうと思います。