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はじめに

ECHONET Liteは、スマートホームを実現するための標準インタフェースです。
スマートホームを実現することで、家庭の省エネルギー化を進め、より便利な生活を実現します。ここでは、家庭の省エネルギー化、スマートホームに関係する言葉を紹介します。

ZEH (net Zero Energy House) とは

家全体のエネルギー消費量を減らした住宅の表し方としてZEHという言葉があります。ZEHとは、簡単に言えば、消費するエネルギーを減らして、創るエネルギーと1年間で同じになるようにして、正味(Net)の消費エネルギー量をおおむね0にする住宅のことです。
ZEHでは、住む人に無理な生活を強いることなく快適な住宅環境を保つことを目指します。
ZEHを実現するための指標は次の3つになります。
ECHONET Lite 概要_図10.jpg
ZEHを実現するため、住宅の高断熱化と高効率設備の採用により省エネルギーに努め、太陽光発電などでエネルギーを創ります。
「エネルギーを上手に使う」とは、個々の設備を高効率(省エネ)にすることが基本ですが、設備とエネルギーを創る発電設備等を連携することで、さらに省エネルギーを実現できると考えられており、この連携を実現するのがECHONET Liteです。
なお、使用するエネルギーの75%が省エネできる場合、Nearly ZEHになります。

HEMS (Home Energy Management System) とは?

家庭で使うエネルギーを効率的に利用するためにエネルギーを管理するシステムのことです。
管理の仕方には、電気やガスなどの使用量などの情報を集めて、その情報を専用モニターやスマホで見られるようにする「見える化」があります。その住宅に住んでいる人にエネルギーの使用状況を見えるようにすることで、無駄な使い方をしないように気付いてもらうための仕掛けです。
さらには、集めた情報を分析して、エネルギーが無駄にならないよう家庭内の電化製品や住宅設備機器を自動で制御することを目指しています。家庭内の情報としては、スマートメーターによる家庭内の使用電力量、家庭内の電化製品や住宅設備機器の状態、太陽光の発電量などがあります。
これらの情報を集め、制御指示を伝える通信を実現するのがECHONET Liteです。
ECHONET Lite 概要_図11.jpg

HEMSを構成する「重点8機器」

家庭部門の省エネルギーを推進するため、政府は、エネルギーに関連が深い家電や住宅設備機器の中から8つの機器を「HEMS重点8機器」と定めました。家庭内のエネルギー最適制御の実現を目指し、HEMSで活用できる機器の製品化、普及を推進しています。
HEMS重点8機器は次の8つの機器になります。
ECHONET Lite 概要_図12.jpg

IoT (Internet of Things) とは?

IoTとは、コンピュータやスマホなどの情報・通信機器だけでなく、世の中にあるいろいろなモノが通信機能を持ってモノ同士で直接通信したり、インターネットに接続して情報を相互にやり取りすることです。
インターネットにつながるモノは、デジタル情報家電から始まり生活家電にも広がっています。そこから発信される膨大なデータがAIで分析され、ロボットや車、さらにはモノ(IoT)へのアクションにつながる循環が可能になってきています。
家庭内の生活家電や住宅設備機器などがコントローラを介してインターネットへつながることを実現するのがECHONET Liteです。
ECHONET Lite 概要_図30.jpg

住宅分野におけるIoTの活用

IoT技術を活用し、スマートホームがインターネットを通じてクラウド環境と接続され、外部と宅内情報を連携してエネルギー自動制御やセキュリティ監視などを実現することで、お客様に豊かな生活 (QoL : Quality of Life向上サービス) を提供するのがIoT住宅です。
IoT住宅では、エネルギー機器だけでなく家庭内の様々な機器がインターネットに接続するため、ECHONET Liteの活用範囲がさらに広がります。
ECHONET Lite 概要_図14.jpg

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