どーも。堀内です。
パラフレーズについて過去に書いたことがあります。
今回は、様々な文章をかけてしまう生成AIの誕生が、どのように影響をもたらしているのか、その上でパラフレーズが大事である、ということをお話したいと思います。(割とたくさんブログをnoteや会社HPで書いておりますが、生成AIには誤字脱字チェックのみお願いしています。)
生成AIを使って文章を書く、構成することが普通になりました
メールの返信も、ドキュメントやスプレッドシートやスライドでの資料作成も、生成AIのサポートが簡単に受けられる状態になっています。googleやmicrosoftなどのツールを提供しているシステムから簡単に利用できるようになったことで、多くの方が自分で文章を書くことが減っていくのではないでしょうか?
弊社がgithub Copilotの利用促進のプレゼンを実施し始めたのがちょうど1年前でした。
その頃からでも大きく変化してきていることがよくわかります。
言葉で表現することで、ソースコードや設定情報などを書き換えてくれる状態になってきました。ドキュメントや文章、ソースコードすら書かなくて良い時代が近づいている感じがしますね。
しかし、このままでは自分の言葉で書くことができない人、表現のできない人が増えてしまうのでは?と考えることになりました。
生成AIに正しく伝えるために正しく文章を書く
御存知の通り、生成AIを上手に使うためには、指示や依頼を出す時に使う「プロンプト」が大事になってきます。「プロンプトエンジニア」と言う言葉も生まれている通り、正しく実施したいことや実現したいことを言葉として表現することが重要になります。
既に皆さんは経験済みだと思いますが、言葉が足りない場合、生成AIは行間を埋めに行きます。その動きが正しい場合もあれば、その場では良さそうに見えても、後々前提が間違っていることなどがよくあります。これは、実際の人間であれば、答えを導き出す前に言葉の確認をしたり、意図の確認をしますが、まずは受け取って答えを出そうとするのが、通常よく使われている生成AIだと考えます。
すぐにリアクションをして正しいであろう答えを出してきます。
その答えがあっているかどうか?で確認をとってきます。
実行の速度、思考の速度が早いので、人間に何往復も確認をするよりも、答えを数パターンだして、確認をしたほうが早い、という思考のもとと考えられます。
しかし、課金形態等によっては、無駄にトークンを使用してしまう...なんてこともありますよね。
となると、AIにまず尋ねるべきは「今自分が言ったこと理解できた?」ということかもしれません。
処理を始める前の確認
どんどんと答えを出してくれる生成AIではありますが、積み重ねて答えを出してくれます。その前の会話、過去のやり取りも踏まえて答えてくれることが多いです。その前提を意識せずに答えを鵜呑みにしてしまうと痛い目にあいます。
サッカーワールドカップの話をしていた際に、一部ラグビーワールドカップの話が入ってきて、自然と「それラグビーワールドカップの話じゃん。」くらいのツッコミをしたんですが、次の質問は「サッカーワールドカップ」とするまでラグビーワールドカップの話をする状態になってしまいました。
とても回答が早く、優秀ですが、勘違いのような状態を作ってしまうと突き進んでしまうイメージです。
私が最近行っていることは実行前の確認です。
「次のステップに進む前に、内容の確認を行い、承認を求めてください。」
のようなフレーズを入れています。
方向性のズレの確認も去ることながら、選択肢を提示してくれて、より早く答えに行き着く事ができる方法と考えています。
その際にパラフレーズのような形で、違う言葉で言い換えて同じことを言ってくる、ようなケースもあれば、
自分の指示側をパラフレーズで置き換えて、より簡潔でわかり易い表現にして、再考してもらうことにも使います。
より完結で認識のズレをうまない言葉
人間との会話でも当然大事なのですが、「完結で認識のズレをうまない」もしくは「うみにくい」言葉を選びたいと常に思っています。
「どのようにも取れる言葉」というのは実際に存在していて、助詞が一つ抜けるだけでも意味が変わってしまうものの、そのまま話してしまうことなどは多くあります。話し言葉の場合、言い間違いなどはあまり気にならず、行間というか空気のようなものでごまかせてしまうことが多いです。
しかし、文字に起こすような内容の場合は違います。1文字の違いで意味が変わってしまうものが存在しますし、その1文字があえてそうしているか、間違ってしまったのか?が汲み取りづらい状況なのです。特にAIにとっては、単純な誤字であれば認識してくれると思いますが、違う意味になってしまったととたんにそちらに走り出してしまいます。
1文字や1単語にこだわる、とまでは言いませんが、その意識を持つことが非常に大きな役割だと思っています。
そのズレをあえて使って面白いのが漫才や落語
年末が近づいて参りましたが、年末年始は漫才を見る機会が増えます。落語も私は好きなのですが、言葉巧みにズレを使った笑いを生み出したり、間を使って面白さを生み出している技術にいつも感銘を受けています。
同じフレーズでも意味が異なって聞こえたり、全く面白くなくなってしまったり。文字にしたら意味がわからないものさえ多くあると思います。
生成AIにはまだ生み出せない領域と聞いたことがありますが、年末年始は、生成AIと会話もしつつ、お笑いも見て、日本語の面白さを再確認してはいかがでしょうか?
ではまた。
2025.12.21 堀内文雄(今年のM-1グランプリもぜひ見てほしい!)