前置き
去る4月21日、ubuntu16.04がリリースされ、更新しようとしたら、日本語対応がまだなのか、自分が悪いのかわからないけれど、ともかく、デスクトップ環境が死んだ。更に自分でゴチャゴチャにいろいろ消滅した。ということで、peercast環境を再構築する機会となりました。
概要
視聴に使うもの
- PeerCastStation
- mono
- QPeercastYP
- build-essential
- libqt4-dev
- PurePlayer
- mplayer
- qt4-default
- g++
peercast本体と、チャンネルリストを見るもの、配信を見る動画プレイヤーが揃えれば快適なpeca生活が送れます。これはubuntuでも同じです。
配信に使うもの
- obs-studio
- ffmpeg
- bbiff
- libnotify-bin
エンコーダーとレス表示があったらいいでしょう。
問題点
初期の状態で
- 音が出ない
- 日本語の入力ができない
という状態だと困る。
Kubuntuをインストールした直後から
Kubuntuではkonsoleという端末があるので、alt+spaceから出る窓などを使ってkonsoleを起動させましょう。なにはともあれ、
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
をしておきましょう。
peercast関係のものを入れたり、ソースを入れたりする場所がないとゴチャゴチャするので、peercast関係のディレクトリを作っておくのがいいと思います。自分は~/pecaにいれてます。
PeerCastStation
http://www.pecastation.org/から安定版もしくは開発版の最新のzipをDLし展開。更新ごとに何度もリンクを開くのが嫌な人は自分でスクリプトを用意しておくといいと思います。起動にはmonoが必要なので、
sudo apt-get install mono-complete
でインストールしましょう。
mono PeerCastStation.exe
で動きます。止めるときはctrl+cで止めます。たまに中々終了しないこともあるので、その時はkillします。
QPeerCastYP
githubにソースがあるので、コンパイルして使ってます。ソースはgitで取ってくるのが良さそうなので
sudo apt-get install git-core
で入れましょう。githubのREADMEにあるように
sudo apt-get install build-essential libqt4-dev
git clone https://github.com/bookdraft/QPeerCastYP.git
cd QPeerCastYP
./configure
make
sudo make install
これにより、パスが通っているであろうところにインストールされるので、
qpeercastyp
だけで起動させることができるようになります。
PurePlayer
ソースはgithubにあります(https://github.com/nelkana/PurePlayer_As.git)
まず必要なものを入れましょう
sudo apt-get install mplayer qt4-default g++
g++あたりはすでに入っているかもしれません。
git clone https://github.com/nelkana/PurePlayer_As.git
cd PurePlayer_AS
qmake
make
という順でコンパイルが通れば、pureplayerという実行ファイルができるので、qpeercastの設定のプレイヤで指定してください。
種類は wmv|ogm|nsv|flv で、引数は $STREAM_URL としておけばokです。
windowsのときと同様に、YPの設定とPeerCastStationの帯域の設定などが済めば、ソフトは揃ったと言えるでしょう。
問題の解決
音
環境によって違うので特定の解決策がないと思われる。いろいろいじったが、kmixを入れ、これ実行して出るアイコンをクリックしてMixerと書いてあるボタンを押して出てくるものをいじって、音が出る環境を探すしかないように思われる。
日本語入力
mozcを使います。
sudo apt-get install fcitx-mozc
その後、右下のキーボードのアイコンを右クリックからRestartして、使えるようになります。使い方は、ctrl+spaceを押すと、キーボードのアイコンが「あ」と書かれたアイコンに変わります。この状態だと、日本語入力ができます。この状態で、英数ボタンを押すと、アルファベットが入力できます。もう一度ctrl+spaceを押してもアルファベットが入力できます。英数ボタンを使うと最初は戸惑うことがありそうなので、ctrl+spaceを使うといいと思います。
ここまでいけば、リスナーとして楽しめるでしょう。
配信するには
OBS
OBSがubuntuでも使えるので、これを使うといいでしょう。
ffmpegを入れて、obs-studioをppaからインストールする。後は、少し見た目が違うけれど、windowsと同様の設定をする。
ppaを使うために
sudo apt-get install software-properties-common
で add-apt-reopsitory を使えるようにします。
ffmpegは単に
sudo apt-get install ffmpeg
公式サイトの14.04用の説明に出てくるようなffmpegのppaの登録を間違ってすると、インストールできないので、注意してください。
obsはppaを使って
sudo add-apt-repository ppa:obsproject/obs-studio
sudo apt-get update && sudo apt-get install obs-studio
でインストールできます。起動は
obs
でできます。
bbiff
notify-sendを利用したレス通知。ruby製。gemとして公開されている。
notify-sendを使うために
sudo apt-get install libnotify-bin
して、bbiffのインストールは
gem i bbiff
で、
bbiff スレッドのURL レス通知を始める番号
のように使う。二度目からの起動では指定しなくても続きのレスを通知してくれる。