本稿は公開ページを材料にした要件・テストのたたき台です。内部API、画像モデル、権利処理、Amazonの掲載審査を検証したものではありません。
問題:参照の見た目と商品の事実を混ぜない

参照画像があると、構図や雰囲気を具体的に伝えられます。しかし、その参照に写る商品、文字、人物、ブランド要素、利用シーンまで正しいとは限りません。システムは「視覚方向」と「販売する商品の事実」を別に記録すべきです。
公開情報では Nextify が商品画像と参照画像を用いる制作フローを案内しています。Amazon Listing Image Generator は主画像、特徴画像、シーン、同梱物を含む画像役割、market/language/ratio、Auto-Match と Custom Mode を説明しています。AI Image Cloner for Product Ads は、Style Clone と High Clone、用途、指示言語、1:1・16:9・9:16・3:4 の比率を説明しています。
データ契約
| 区分 | 記録するもの | 承認前の確認 |
|---|---|---|
| Product facts | 製品名、色、数量、素材、同梱物 | 実物・承認情報と一致 |
| Listing role | main / feature / scene / detail / contents | 購入者に必要な情報か |
| Reference direction | ムード、構図、光、余白、texture | 権利と利用範囲 |
| Clone mode | style / high | どこまで近づけるか |
| Placement | 用途、言語、ratio | 実際の掲載枠で確認 |
type Candidate = {
role: "main" | "feature" | "scene" | "detail" | "contents";
productFactsRevision: number;
visualReferenceId?: string;
cloneMode?: "style" | "high";
ratio: "1:1" | "16:9" | "9:16" | "3:4";
status: "generated" | "reviewing" | "approved" | "rejected" | "stale";
};
受け入れテスト
- 製品の色・数量・同梱物を修正すると、旧 revision の候補を
staleにする。 - 参照画像に許諾記録がない場合、clone 生成を止めるか、明確なレビュー警告を表示する。
-
styleからhighに切り替えたら、構図・細部・テクスチャのレビュー項目を追加する。 - main 画像を scene 画像に変更したら、背景と使用場面の確認を未レビューに戻す。
- 自動で提案された候補でも、main / feature / scene / contents の役割を人が確定する。
- 出力に文字、ロゴ、部品、付属品が追加・変更されたら、承認前に実物と比較する。
it("marks outputs stale after a product-fact revision", () => {
const candidate: Candidate = { role: "feature", productFactsRevision: 2, ratio: "1:1", status: "generated" };
expect(isStale(candidate, 3)).toBe(true);
});
まとめ
参照画像は、制作の出発点として有用です。ただし、商品仕様、権利、掲載可否の証明ではありません。役割、商品事実、参照方向、clone 強度、掲載枠、レビュー状態を分離して保存すると、生成候補が増えても判断の根拠を追跡できます。実装上の selector やAPI契約は、対象プロダクトを確認してから追加してください。