前回に引き続き、今度は海外ネットで一般的なServiceUIを利用した方法を試してみたいと思います。
Intuneを利用してアプリ配布を行う時に、Win32アプリを利用することが多いと思います。
残念ながらIntuneではサイレントインストールにしないとインストールができません。
すべてのアプリがサイレントインストールならばいいのですが、実際にはそういかない場合も多いと思います。
色々と調べてみると、海外のコミュニティでも同様のことで困っている人がいて、以下のような対応策が公開されています。
Use ServiceUI with Intune to Bring SYSTEM Process to Interactive Mode
この方法をいろいろなスクリプトなどで試してみたいと思います。
ServiceUIの入手方法
Microsoft MDTを入手して、インストールします。
インストール後、以下のフォルダにServiceUI.exeが保管されています。(x64の場合)
C:\Program Files\Microsoft Deployment Toolkit\Templates\Distribution\Tools\x64
ファイル構成
以下のように保管し、Intune形式のファイルを作成しておきます。
D:\Documents\Intune\Apptest04\Src
EXEの場合
前回の7zipを利用します。
Intune Win32 アプリ インストールコマンドの指定
explorerを実行しているセッションに画面を表示する ということのようです。
ServiceUI.exe -process:explorer.exe 7z1900-x64.exe
バッチファイル
@echo off
echo Test Batfile
pause
exit 0
Intune Win32 アプリ インストールコマンドの指定
ServiceUI.exe -process:explorer.exe inst.bat
VBSスクリプト
Msgbox("Test!")
Intune Win32 アプリ インストールコマンドの指定
ServiceUIですが、パスを勘案しないようですので、コマンドによってはこのようにフルパス指定が必要のようです。
ServiceUI.exe -process:explorer.exe %SYSTEMROOT%\System32\wscript.exe inst.vbs
Powershellスクリプト
Write-Host "Hello World!!"
[Console]::ReadKey() | Out-Null
Intune Win32 アプリ インストールコマンドの指定
ServiceUI.exe -process:explorer.exe %SYSTEMROOT%\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe -ExecutionPolicy RemoteSigned .\inst.ps1
最後に
やはりネットで情報が見つかるだけあって、こちらの方法が簡単ですね。
前回同様、そもそもこれをIntuneの機能でできないことが問題ですね、MSのFeedbackサイトにも投稿してみましたので、ご賛同いただける方は、投票をお願いいたします。
Ability to allow Win32 Application(System context) Interactive installation
Enjoy your Intune life!