申請が通って増えたので振り返り。
概要
YouTube Data APIは1日に利用できる回数(クォータ、Quota)が決まっている。
APIキーの初回発行時には10,000クォータ。
利用するAPI毎に消費するクォータが決まっていて、検索(search)なら1回100Quota。Channel情報取得(channels)なら1回1Quota。
機能がかなり制限されてしまうので、増加の申請を行った。
申請内容ざっくりと引っかかった項目
申請フォームにて必要事項を記入し申請した。
日本語でのフォームがないので、各項目毎にGoogle翻訳をかけ、回答も英語で記入した。
Quota増加の申請なので最初の項目は「Quota Extension Request」と記入。
- Your organization's website *
- httpではダメ、httpsは必須(YouTube APIの利用規約にもある)。
- Send documents (e.g., design documents, etc.) relating to your implementation, access, integration and use of YouTube API Services by each of your API Client/If the API Client is not accessible publicly, please upload a detailed screencast of each YouTube API Service functionality and YouTube data, content and information as displayed on, or integrated into, this API Client. *
- 私の場合は、APIクライアントがバックで収集するタイプだったので、クライアントは公開できなかった。
- そのため、VSCodeでAPIを使用しているソースのスクリーンショットを4枚ほど作成しzip圧縮して送付した。
- How much "Additional Quota" are you requesting? *
- 欲を出して50万程度で申請した。
- そこまでとはいかないが、そこそこの量を頂けたので満足している。
- Justification for requesting additional quota? *
- 収集するチャンネル情報とスケジュール情報を増やしたいから、とした。
- Explain in detail how you use YouTube API Services today *
- チャンネル情報や動画情報を収集し、一覧表示したい、とした。
- What functionality would your API client be lacking without more quota? *
- チャンネル数やスケジュール情報の収集回数が減り、リアルタイム性が下がる、とした。
- What potential workarounds would you use to compensate for less quota? (ex. decreased feature set, estimations, smaller sampling) *
- チャンネル数や収集回数を減らす対応を行っている、とした。
申請後の動き
2020年9月11日
申請
2020年9月14日
メールにて1次回答があり、添付のPDFファイルに記載されている指摘事項への対応を15日以内にお願いします、とのこと。
PDFの内容はざっくりと以下。
- 申請したAPIクライアントで使用しているプロジェクトIDを再度教えて欲しい。複数のプロジェクトで使用している場合はそれも同様に。
- YouTube APIのサービス利用規約の参照(リンク)が存在しない。
- 常に閲覧可能な箇所にプライバシーポリシーを作成すること。
- 申請されたURLにhttpsでアクセスするとセキュアでないと警告が出るがこれは規約違反である。
2020年9月15日
以下対応を行いメールで回答を送付した。
- プロジェクトIDをメールで回答した。
- プライバシーポリシーページを作成し利用規約に関する記述・リンクを追加した。
- 同上
- 単純なミス。SSL証明書として「lisvir.jp」のみ設定していたが「holo.lisvir.jp」も追加
2020年9月16日
これから審査に入る、とメールで回答があった。
2020年9月22日
クォータ数を増やしました、とメールで回答があった。
という流れでした。