これはなに
AWSが公式が出しているAWS上にHashicorp Vaultサーバーを構築した時のメモとバージョン変更方法です。
サイト
構成図
注意点
構築するとEIPを4個作るので予め作れる環境か確認が必要です。
導入方法
事前準備
バージョン変更をしたい場合は先に変更してください
デプロイ先のAWSアカウントにログインしておく
Vaultサーバー用のEC2 KeyPairを用意する
Route53のホストゾーンを作っておく
パラメーターを入力していく。
- スタックの名前
cloudformatinのスタックの名前です。
- Availability Zones
3個のAZを選択する
- VPC 、Private subnet 、Public subnet CIDR
導入環境に合わせて変更してください
- Permitted IP range
VaultにアクセスできるIPを決める。
どこからでもアクセスできるようにする場合は0.0.0.0/0
- EC2 key pair
事前に作ったkey pairを選択
- Instance type
初期値がm5.largeで大きめなので注意
Load Balancer configuration
- Internal/external load balancer
externalを選択
Internalにすると外部からアクセスできなくなるので注意
- Load balancer DNS domain name
事前準備で作ったホストゾーン名を入力
- Hosted-zone ID
ホストゾーンのIDを入力
それ以外はデフォルト
チェックマークを付けて送信で構築されます。
構築は時間がかかります。気長に待ちましょう。
設定したCloudFormationのスタックを選択し出力のタブをクリック
するとVaultサーバーのURLがあるのでクリック
ログイン画面が表示されれば成功です。
ログインパスワードはシークレットマネージャに格納されています。
Recovery Key 1: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Recovery Key 2: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Recovery Key 3: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Recovery Key 4: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Recovery Key 5: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Initial Root Token: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Success! Vault is initialized
Recovery key initialized with 5 key shares and a key threshold of 3. Please
securely distribute the key shares printed above.
Initial Root Tokenがログインパスワードです。
バージョン変更
AWSが用意しているCloudFormationでは3バージョンしか選択できません。
これに導入したい任意のバージョンを追加する方法です。
導入
最新のバージョンの確認はこのサイトで行う
https://github.com/hashicorp/vault/releases
この記事を作った時は1.15.4
VSCode等でダウンロードしたファイルを開く
検索でDefault: 1.10.3を検索
AllowedValues: の下に任意のバージョンを追加するし保存する
次にこれをダウンロードする
https://aws-quickstart.s3.amazonaws.com/quickstart-hashicorp-vault/templates/quickstart-hashicorp-vault.template
VSCode等でダウンロードしたファイルを開く
検索でDefault: 1.10.3を検索
AllowedValues: の下に任意のバージョンを追加するし保存する
作ったS3にquickstart-hashicorp-vault.templateファイルをアップロードする
quickstart-hashicorp-vault-master.templateファイル再度開き418行目をコピーしたURLに置き換え保存