プログラミングでは各要素がお互いに強く依存している「密結合」よりも、お互いの関わりが薄い「疎結合」のほうが保守性などの面において優れるとされている。
UiPathにおいても考え方は同じで、操作を入れ子にしすぎず分けて作成することで、より保守しやすいワークフローになる。
実装例
今回は以下の要件のワークフローを作成する。
- Qiitaにログインする。
- トップページからアドベンドカレンダーがあと何日で終了するかを取得する。
- Excelに書きこむ。
- Qiitaからログアウトする。
要件の処理順番の通りに書いたのが上記のワークフロー。動作としては問題ないが、「ブラウザーを使用」の中にExcelの処理が入っているため、ブラウザの部分やExcelの部分だけテストしたりといったことが難しい。
「疎結合」を意識して少し改良を加えたのが上記のワークフロー。「Qiitaログイン→値取得→Qiitaログアウト→Excel出力」の順に処理するよう変更し、ブラウザの処理とExcelの処理を分離した。これにより、各要素の単体での動作確認がしやすくなり、保守しやすくなっている。
参考