ビジュアルを使用した分析を行うに際して， Preattentive Attributesは大切な概念の一つです．
ビジュアルでの分析はデータを探索し理解するための手段であり、分析のプロセスそのものを支援し加速すると，TableauのHPでも述べています(後述のHelpページ)．
まず， Preattentive Attributesとはなにかについて理解しましょう.
Preattentive Attributesと海外サイトも含めて検索すると，トップページには以下のサイトと説明が表示されます．
What are Pre-attentive Attributes?
Pre-attentive attributes are attributes that our brain, or more exactly our Spatial Memory, subconsciously processes when looking at a visual. It is the very first thing that you pay attention to. The process is done in milliseconds, before you are even aware of it.
訳：前注意の属性とは？
前注意の属性とは、私たちの脳、より正確には空間記憶が、ビジュアルを見るときに無意識に処理する属性のことです。これは、あなたが最初に注目することです。この処理は、あなたが意識する前に、数ミリ秒のうちに行われます。
https://elias-nordlinder.medium.com/designing-with-your-brain-in-mind-using-pre-attentive-attributes-977a7af54b58#:~:text=What%20are%20Pre%2Dattentive%20Attributes,are%20even%20aware%20of%20it.
Preattentive Attributesとは私たちの脳、より正確には空間記憶が、ビジュアルを見るときに無意識に処理する属性のことです．
過去にあったTableauのユーザー会「【DXを目指す企業様限定】第3回Salesユーザー会～営業部門のためのデータリテラシー講座～」では，Preattentive Attributesの外観について以下のように説明しています．
■人間の知覚と認識
・Preattentive Attributes
Form：向き・幅・長さ・囲い・サイズ・形状
Color：色（色相）・色（彩度）
Position：空間グループ・位置・棒グラフではなく、長さと位置
・線グラフではなく、位置、向き、長さ
また，Tableau Helpで検索をかけると以下の記事がヒットしました．
もともと認識しやすい属性
ビジュアル分析はもともと認識しやすい属性を活用して、人を最も効果的な方向へと導きます。もともと認識しやすい属性とは、注意処理を行う脳の器官に情報が送られる前に、ほぼ即座に視覚的に処理できる情報です。以下のものがもともと認識しやすい属性です。
https://help.tableau.com/current/blueprint/ja-jp/bp_why_visual_analytics.htm
Preattentive Attributesには種類があり，データ視覚化を考える時に必ず抑えておきたいPreattentive attributeは以下４つの要素だといわれています。
・位置(Position)
・色(Color Hue)
・サイズ(Size)
・形状(Shape)
これまでが，Preattentive Attributesの外観です．
次回の記事にてこれらの要素を実際に使用した例を用いて，効果をご説明します．