注意
本機能はプレビュー段階であり、今後仕様が変更される可能性があります。
本記事の内容はあくまで執筆時点の情報になります。
併せて最新の公式ドキュメントをご確認ください。
概要
Webブラウザ上で動作するコマンドライン環境
Azureポータルから起動
Azure CLI 2.0環境を完備
最大容量5GBのAzureファイル共有領域($HOMEディレクトリの永続化に使用)
利点
- ローカルコンピュータの環境に左右されず、オペレーション可能
- 自動認証(ログイン中のアカウントで認証)
- VM作成時に自動生成されたSSHキー登録
- Azureポータル画面を見ながらCLI操作
- CLI操作の結果を同じウィンドウで視覚的に確認できるため、このメリットは意外と大きい。
料金
シェル環境のコンピューティングは無料
ただし、$HOMEを永続化するためにストレージを使用するため、その分の使用量は発生する。
推奨ブラウザ
公式には以下のブラウザを推奨。
- Chrome
- Edge
- Safari
** FirefoxやIEも動作サポート対象だが、一部機能が正常に動作しない事あり(例えば、シェルへのコピペが出来ない等)。**
試しにFirefoxで動かしてみた所、最初のストレージアカウント作成に関するウィザードが出てこず、先に進めなくなった。
操作
$HOMEとファイルをやり取りしたい。
$HOMEディレクトリと同期しているAzureファイル共有領域は、通常のAzureファイル共有と同様に、Azureポータルからアクセス可能。そこへアップロード/ダウンロードすればOK
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-shell/persisting-shell-storage#transfer-local-files-to-cloud-shell
参考リンク
Azure Cloud Shell (プレビュー) の概要
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-shell/overview
Azure Cloud Shell の機能とツール
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-shell/features
Azure Cloud Shell でファイルを永続化する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-shell/persisting-shell-storage