WithOne AdventCalendar 17日目の記事です。
本日はモンキーテストをテーマに記載します。
#モンキーテストとは##
思いついたことを手当たり次第に実施し、意図せぬ問題がないかを確認する工程のことです。
テスト項目書のある「単体テスト」や「結合テスト」とは異なり、特に決められた操作はありません。自由に操作し、不具合を見つけるといった感じです。
#私がよくやる操作##
モンキーテストを行うときは、そのシステムを壊すことを考えながら行っています。
そんな中、具体的に私がよくやる操作を記載しようかと思います。
ボタンの同時押し ⇒ 画面が二重に開く可能性がある
ボタン連打 ⇒ 強制終了する可能性がある
アプリアイコンの連打 ⇒ アプリケーションが起動する前に強制終了する可能性がある
複数のブラウザで対照的な操作の実施 ⇒ 辻褄が合わないことがある
環境依存文字の入力 ⇒ データベースエラー等が起こる場合がある
F12ボタンを押下し、タグの中の数値を変える ⇒ エラーが発生する可能性がある
正直なところ、このテストは自由に操作して不具合を検出するといった感じなので、ここで紹介したものが全てではありません。実施するときの参考になれば幸いです。また、この操作をすると不具合が出るよ!と云った操作があれば参考にさせてください。
ただ、モンキーテストは再現性が低いため、操作内容には注視して行うことを心がけるべきだと思います。
#終わりに##
より良い製品を提供するにはやはり、多くの不具合を見つけ、それを消滅させることが一番だと思います。「単体テスト」や「結合テスト」はもちろん、その他のテストにも全力で取り組むべきだと感じております。モンキーテストを実施しない所も多いと耳にしていますが、実際にこのテストを行った私からすると、このテストこそやるべきではないかなと思いました。
今後、テストを行う場合は、今まで以上に不具合を出します。