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UX: 分析ツールとは?検索ツールとの違い

Last updated at Posted at 2025-01-21

「"あの検索サイト"みたいにして下さい」について

あなたが欲しい物は、本当に「検索」ですか?

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第一話.png

(※以下、ストーリー仕立てでお送りします。)

ある日、彼は「分析ツール」の作成を頼まれました。
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「営業」と言えば、営業成績。彼はさっそく作り始めます。
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セグメントと指標で示唆が出る.png

できたので、見せに行きましょう。
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これでは不十分だな.png

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ここ「要点」です。
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分析ツールの要件は課題の把握とか設立案ができること.png

データから読み取れる事1
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示唆だと思ったら…
エンジニアあるある.png

データから読み取れる事2
山田花子に言えること.png

データ分析しなくても言える
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見た目だけ分析ツール化!

漫画で分かる分析ツールと検索ツールの違い.png

「営業マン検索ツール」と言った理由は…
確かに.png

意味のある示唆を出す。
役に立ちたい.png

※ちな円グラフはオワコン
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※「リード」は大雑把に言うと「見込み客、商談相手」の事です。
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ここで図から何かを読み取りました。
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「営業分析システム」の話に戻る
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テーブルのカラムを充実させる?
ギャップ見えない.png

別タブにする?
別タブ案.png

棒グラフいれる?
棒グラフなら.png

捨てる.png

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※「セグメント」と「指標」を選べば…
単発1.png

単発2.png

単発3.png

※更に比較すると…
比較1.png

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※細かい補足ですが、「分析」にはいくつかの「検索」を内包しているという例。
検索を内包.png

※「分析」にはいくつかの「検索」を内包しているという例2。
会社名.png

※「指標」は「最終結果」だけではなく「中間指標」などもありえます。
コロコロ指標変わる.png

※要件次第では、セグメントも入れ替わります。
入れ替わる事もあります.png

※UX
UX1.png

UX2.png

「検索ツール」は「結果のリスト」を返却し、
(必要であれば)そこから詳細に遷移させるツール(というのが一般的)なので、
リストと詳細を往復して課題を発見させます。

検索ツールの良さ.png

なので、検索条件を頻繁に変えると
前の条件で出ていた「動線」が消えて使いにくい。
というデメリットもあります。

田中.png

複数の検索(or フィルタ)された状態を、保持しながら比較したい。

分析機能の要件というのは、割とこの一言に集約されます。

「分析ツール」では(一般的に)
繰り返し「表示設定」と「グラフ」を【画面内で行き来】するようにします。

何度も行き来するUI.png

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コンサルがよく使う「空・雨・傘のフレームワーク」

「空を見たら → 雨が降りそうだ → 傘をさそう」
という定番の説得手法

営業戦略で言うなら、成功例 vs 失敗例
時期で比べるなら、去年 vs 今年など

どうすれば、
・「こうしたら良くなる」
・「今後の予想はこうなる」
に説得力を持たせられるのか?

ビジネスにデータ分析を活用する場合、

データの「ギャップ」に注目することが大事です。

image.png
Copyright © Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.

有名サイト(Google検索)のUXがダメとかではなく

同じ画面で、何回も検索条件を変えて、
データ抽出を試すのであれば、

下に数十行出てる検索結果を、上下に大きくスクロールしながら見たり
1個ずつ詳細を開いて見たとしても、ギャップは見えにくいです。

比較情報は、近接していた方がギャップは見えやすく、
ギャップに着目して抽出を繰り返すと、仮説を立てやすいです。

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もう一個、言うべきことがありました。

デザイナーは「提案する側」であって「意志決定者ではない」

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※奉行クラウドは「検索が強い」の意味です。

結論

「(あの検索サイト)と同じにして下さい」という依頼は
どういう意図の発言か?分からない上に、

「UXが高いのは事実」なので、
場の賛同を得られやすい。

「検索」は「分析のはじめの一歩」ですが、
「データ分析」というのは、検索だけではありません。

「検索」したあと「見比べる事」に適しているか?
(あの検索サイト)のUXが高いか低いかではなく
目的に.png

終わり

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【オマケの漫画(フィクション)を用意しました】

主張しないデザイナーの末路

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ちゃんと自分の意見は言いましょう。

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(※面白おかしく、世の中を描いた、フィクションです。)

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もしも仮に言えたとしても…

絶対に、否定から入るのはやめましょう。自分の中では怒るのに正当な理由(上記のフィクションの例では、分析ツールを検索ツールに修正されていく経緯)があったとしても、相手にその違いが伝わっているとは限りません。意図が十分に伝わりきっていないから修正されているわけです。分析と検索には明確な区分けがあるわけでもないですし、これから比較ツールとして拡張されて、インサイトが出る分析ツールに変わるはずだったのに、それが説明できずに、くじけて検索のボタンを置いてしまったら、分析作業のフェーズが、STEP1:検索フェーズと、STEP2:分析フェーズに分かれてしまい、次に「比較」というボタンを置いて、比較のフェーズを開始しなければならない。比較をメインの機能にしたかったのに、検索をメインボタンにしてしまったら、分析フェーズ1の検索を繰り返す事になり、比較がオマケ機能になってしまう。普段使いではインサイトが出ない。分析ツールとしての機能が十分に活かせないので、実はすごく断腸の思いだった。比較を難しくすると、ユーザーはダウンロードしてExcelで比較したほうが効率良いので、つまりUXの低い比較機能の存在自体が不要であると思っているなど、相手は知る由もないのですから。理解されない事で怒る前に、説明をキチンとしましょう。

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自分で出したFigmaに、自分からキレている変な人に見えます。
こんな態度では、逆に周りと仕事がしづらくなります。

もしもですが、もし万が一こんなシーンに遭遇したらですが、
早く帰ってvTuberでも見ましょう。

「四ッ谷やえ」見て癒やされましょう。
https://www.youtube.com/@-yotuyayae-9446

会議の進め方について

(あの検索サイト)に「かっこ良くして欲しいです」
のニュアンスを含んでいるのは理解しています。が

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・・・

「あの検索サイト、UXが良いよね!」
「同意〜」
「異議なし〜」

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この流れ、誰も否定できない。

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確かにあの検索サイトは、UXが高い。
でも、でもコレだけは言っておきたい…

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これから作るの「検索サイト」じゃないんだな・・・

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