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[個人開発] 巨大駅の出口がわからないを写真と最小限の文章で解決する「Dexit」を作成しました [Next.js×Vercel]

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Last updated at Posted at 2026-02-08

はじめに

巨大駅を使ったことがある人なら、一度はこんな経験があると思います。

  • 改札は出られたのに、その先で迷う
  • 案内板を見ても「本当に合っているか」確信が持てない
  • Googleマップを開いても、駅構内ではほぼ役に立たない

特に新宿駅のような巨大駅では、
「どの出口から出ればいいか分からない」こと自体がストレスになります。

この問題を、地図や方角ではなく
人間の直感に合った方法で解決したいと思い、
駅内出口案内アプリ Dexit を個人開発しました。

※ 本アプリは、駅構内で歩きながら使うことを前提に、スマートフォン向けに設計しています。

👉 アプリはこちら
https://dexit-mauve.vercel.app/


なぜ作ったのか

駅で迷う理由を整理すると、
「情報が足りない」ことよりも、
情報が抽象的すぎることが原因だと感じました。

  • 出口番号
  • 方角
  • 距離
  • 地図

これらは論理的には正しいですが、
現実の景色と結びつかないため判断に迷いが生まれます。

一方、人間は本来、

「この景色になったら、ここだ」

という 視覚的な一致 で判断するのが得意です。

そこで、

  • 読ませない
  • 考えさせない
  • 迷わせない

出口案内を作ろう、というのが出発点でした。

そのため、あらかじめ決められた目的地に限らず、
ユーザー自身が「今向かいたい場所」を起点に案内できる設計を目指しました。


コンセプト

Dexitのコンセプトはシンプルです。

写真と最小限の文章で、
「出るべき改札」から「最適な出口」までを
一気通貫で案内すること

ユーザーはまず、行きたい目的地を選びます。
すると、

  • 出るべき改札
  • 改札を出た直後の景色
  • 改札から出口までの道中
  • 出口付近の景色

が、写真を中心に順番に表示されます。

文章は判断の補助として最小限にし、
地図・距離・方角といった抽象情報には頼りません。

ユーザーは
画面の写真と実際の景色を照らし合わせながら進むだけで、
自然に出口まで辿り着ける設計にしています。


どう解決するか

Dexitは、駅構内の案内を次のように整理しました。

  1. ユーザーが、駅周辺の任意の目的地を選ぶ
  2. その目的地に対して
    • 出るべき改札
    • 最適な出口
    • 改札から出口までの道中

だけに情報を絞る

案内の主役は写真です。

  • 改札直後に見る景色
  • 道中で目印になる景色
  • 出口直前の景色

を順に提示することで、

  • 立ち止まらない
  • 引き返さない
  • 「合っているか不安」にならない

状態を作ります。


実際の画面について

ホーム画面

検索画面

道案内画面

動画
※ 本来は実際の操作動画を掲載する予定ですが、現在準備中のため後日追加します。


MVPについて

今回のMVPでは、以下の状態をゴールに設定しました。

JR新宿駅を利用した人が、
自分の行きたい目的地を選ぶだけで、
出るべき改札から最適な出口までを
写真と最小限の文章だけを頼りに、
迷わず到達できる状態

MVPの条件は以下です。

  • 対応駅は新宿駅のみ
  • 目的地は主要なものに限定
  • ただし
    • 目的地の追加
    • 他駅への展開
    • ユーザーが任意の目的地を選べる構造

を前提とした設計にする

「作り切れる範囲」と「拡張可能性」の両立を意識しました。

※ MVPでは、駅構内での実利用を想定し、スマートフォンでの使用体験を最優先しています。


差別化ポイント

既存の案内手段との違いは明確です。

  • Googleマップや駅アプリ
    → 地図・文字・方向に依存

  • Dexit
    写真による視覚的な一致で判断

つまり、

  • 検索しない
  • 読まない
  • 考えない

一瞬で「これだ」と分かる体験を重視しています。


想定ユーザー

  • 巨大駅をたまに使う人
  • 地方・海外から来た人
  • 旅行者・観光客
  • 地図が苦手な人
  • 急いでいる人
  • 駅で迷うのがストレスな人

学び・気づき

1. 機能を足すより、削る方が難しい

最初は、

  • ルート表示
  • 現在地表示
  • 方角ナビ

なども検討しました。

しかし検討するほど、

それは本当に「出口判断」に必要か?

という疑問が生まれました。

最終的に
出口判断に不要な要素はすべて削る
という判断をしたことで、コンセプトが明確になりました。


2. UXは「正しさ」より「確信」

地図や方角は論理的に正しいですが、
ユーザーが求めているのは 確信 です。

  • 今の行動が合っているか
  • 迷っていないか

写真による案内は、この点で非常に強いと感じました。


3. 個人開発でも「使われる前提」で考えると設計が変わる

将来の展開を意識したことで、

  • データ構造
  • 駅・出口の拡張性
  • UIの汎用性

を最初から考えるようになりました。

単なるデモではなく、
プロダクトとして設計できたのは大きな学びです。


4. SEOを前提にNext.jsを選択した理由

今回のDexitは、アプリとしての体験だけでなく、
「検索から使われること」も重要だと考えました。

巨大駅で迷う体験は、
・新宿 駅 出口
・新宿 駅 〇〇 行き方
のように、検索から解決されるケースが非常に多いためです。

そのため、初期段階からSEOを意識し、
サーバーサイドレンダリングや静的生成に強いNext.jsを採用しました。

単なるSPAではなく、
「検索 → ページ閲覧 → そのまま案内に使える」
という導線を作ることで、
迷っている瞬間に自然と届くプロダクトを目指しています。


今後の展望

今後は以下を検討しています。

  • 対応駅の拡大
  • 多言語対応(旅行者向け)
  • 駅周辺施設・店舗との連携
  • 鉄道会社・商業施設向けのB2B提供
  • 駅内動線データの活用
  • ユーザーが自由に目的地を指定できる仕組みの拡充

Dexitは ユーザー数が価値になるタイプのプロダクト なので、
まずは「迷わない体験」をどこまで磨けるかに集中したいと考えています。


使用技術

  • Next.js
  • TypeScript
  • Tailwind CSS
  • Turbopack
  • Vercel
  • Vitest
  • React

おわりに

駅で迷う体験は、小さいですが確実にストレスです。

Dexitはそのストレスを、
「考えなくていい体験」 に置き換えることを目指しました。

個人開発ではありますが、
UX・設計・拡張性まで含めて多くの学びがありました。

同じように「日常の小さな不便」をテーマに
個人開発している方の参考になれば嬉しいです。

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