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AWSハンズオンのススメ

Last updated at Posted at 2024-09-19

AWSハンズオンのススメ

はじめに

こんにちは、NTTテクノクロスでAWSの開発エンジニアをやらせていただいています。だはです。
元教員として、初心者目線から色々な記事を書かせていただいています。
今回はAWS Summit 2024に参加したレポートを書いています。
ただ「見てきた」「聞いてきた」という記事はかなり多いと思いますので、あえて「ハンズオン」に注力してみようと思います。

目次

1.概要
2.AWS Jam
3.AWS GameDay
4.まとめ
5.あとがき

1.概要

今回私はAWS Summit 2024に参加してきました。
昨年度は初参加ということもあり、基調講演は勿論のこと、他様々なセッションを傾聴していました。
ちなみに昨年度の記事はこちらです。
よって本年度はコンセプトを変えて、より実践的な経験を積むために参加しました。
具体的には、20日のDay1はAWS Jamと、
21日のDay2はAWS GameDayへの参加です。
その中で得るものがあったので、是非記事にして、今後は参加を迷っている方の背中を押せるといいな、と思っています。

2.AWS Jam

こちらを体験した私がお伝えしたいのは、 「誰でも(どの会社でも)開催可能である」 ということです。
ざっくりとした流れは、

  1. 4人1組でチームビルディング
  2. 約1時間、AWS社員の方が説明
    • AWSの色々なサービスに触れてみて欲しい
    • 2人ずつに分かれて課題を解決することで、協働の能力を磨いてほしい
      →上記2つの願いを叶えるためのルール説明
  3. 約2時間、参加者が手を動かす
    →難易度で分類された課題が10個提示され、2人1組で解決していく
    →解決するごとに得点が加算されていく(得点を減らすことで、ヒントや作業手順を見ることができる)
    →最終的な得点の多寡によって順位を競う
  4. 30分で振り返り
    →ゲームそのものに対する振り返り
    →協働作業に対する振り返り

と、いった様子です。
こちらは競技性が抑えられていて、どんな人でも多くのAWSのサービスを触る機会になる、というのがメリットかと思います。
何をどうしたらいいかわからない初心者さんでも、「このサービスを開いて」「このボタンを押して」という手順書を見ることができるので、何もできない、という事態は避けることができます。
逆に上級者の方はヒントを見ずに課題を解決することで、より高い得点を得ることができます。
また一番大事なのは、 「AWS Jamは個人的に開催可能」 であることです。
具体的には「AWS Skill builderのサブスクリプションを契約している会社、に所属している社員が任意で開催することが可能」なようです。
レクリエーションやチームビルディングを副目的として、AWSを広く浅く知る研修が開催できるわけですね。
これはとても良い学びになりました。早速社内で提案してみようと思います。

※後日談※
イベント後、弊社担当AWS社員の方とお話しする機会がありました。
「実際、AWSパートナーネットワーク(AWS社が提供するパートナーシッププログラム)に参加している企業であれば開催可能」が確認取れました。
"AWSパートナーネットワーク"通称"APN"について、興味をお持ちの方はこちらのリンクを参照していただけますと幸いです。
追々社内での立場を固めることができたら、ぜひ提案してみようと思います。

ついでに、AWS Jamの公式サイトを拝見しました。
01.JPG
↑このように、「AWS Skill Builder チームサブスクリプション」を契約している会社向けに、AWS Jamを実施できることが明記されています。
02.JPG
↑「チームのために試用できます」とあったので、試しにクリックしてみました。メールアドレスに送付される one-time passcode を入力し、「サインイン」をクリックします。
03.JPG
↑サインインに成功すると、上記のように早速イベントの作成が始まります。
04.JPG
↑試しに初心者向けのイベントを「Create event」すると、諸々情報の入力を求められます。
05.JPG
↑最後に「Create Event」を押すと、小規模にJamが始まるようです。
今のところ英語のみに対応しているので、今後の展開に注目ですね。

3.AWS GameDay

こちらを体験した感想としては、 「競技ライクにAWSを触ることができる」 という印象を抱きました。
ざっくりとした流れは、

  1. 4人1組でチームビルディング
  2. 約1時間、AWS社員の方が説明
    • シナリオ説明
    • ゲームへの参加方法説明
  3. 約3時間、参加者が手を動かす
    →必要な知識ごとに分類された課題が複数提示され、チームメンバーで分担しながら解決していく
    →解決した課題によって、ゲーム内で獲得する得点が変化していく
    →最終的な得点の多寡によって順位を競う

と、いった様子です。
Jamが技術研修目的としているのに比べて、GameDayはエンタメ要素が強くなっています。
各種課題を解決していくにあたっての背景や取り組み方についての説明が長くあり、参加者間で盛り上がりながら取り組むことができました。
こちらはヒントが大雑把であり、更に解答の質やスピードによって得点に差異が出ることもある、というのはゲーム性を高める要因かと思います。
具体的には一度解決した課題を見直すことで定常的なユーザーのリクエストが改善し、より高い得点をゲット、なんてことがありました。
リアルタイムに得点が変動し、順位が目まぐるしく動いていく様は、競技性があってとても楽しめました。

(目次へ)

4.まとめ

感想としては「とにかく楽しかった!」「勉強になった!」の2点が挙げられるかと思います。

  • 楽しかった
    普段業務で触っていたAWSを、ゲーム感覚で操作することができます。
    業務では気軽にいじることができない方も多いと思いますが、ゲーム中はコストを気にせず自由に触ることができます(制限あり)。
    また複数人で顔を合わせながら課題を解決していくのも、楽しみの1つでした。
    雑談で好きなAWSサービスを語り合ったり、見知らぬ人とLambdaのコードをレビューし合ったり、オフラインイベントならではの体験が多くありました。

  • 勉強になった
    ゲーム中は半強制的に様々なサービスを触ることになります。
    資格試験で聞き齧ったあんなサービスやこんなサービスを触ることで、より幅広い知見を得ることに繋がったことを感じています。
    またチームメートの所作を見ることで、見知らぬサービスはどこを注視するべきか、なんてことも学びになりました。
    当然自分からよく触るサービスを紹介することもありました。
    時間が限られていることが惜しまれるくらい、多くのことを学ぶことができたことを感じています。

5.あとがき

今回は、2024年の6月に開催されたAWS Summitについて書かせていただきました。
来年度以降、参加を検討している方やAWSを触ってみたい方の背中を押せたらいいな、と思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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