8
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

マナビDXアラムナイで掴んだ「AI Agent」実装への道 —Metalifeの雑談から「5-day AI Agent」完走まで

8
Posted at

みなさん、こんにちは。
マナビDX QUESTアラムナイコミュニティ運営メンバーのokapiです。

この記事は、「マナビDX QUESTで得たもの(経験・自信・コミュニティ)」をフル活用して、最新のAIエージェント技術に挑戦した記録です。マナビDX QUEST Advent Calendar向けの寄稿になります。

突然ですが、「AI Agent」という言葉、最近よく耳にしませんか?

  • 興味はあるけれど、なんだか難しそう
  • どこから手をつければいいのかわからない

そんなふうに感じている方も多いと思います。
正直に言うと、少し前までの私もまったく同じでした。

ところが先日、Googleが提供する「5日で学ぶAI Agent無料コース」

5-Day Agents Course(Kaggle)
https://www.kaggle.com/learn-guide/5-day-agents

に出会い、Gemini を相棒にしながら、なんと Kaggle の卒業研究(Capstone)まで完走することができました。

ai-strategic-planner_capstpne.jpg

この記事では、

  • どういう経緯でこの良質な無料教材に辿り着いたのか
  • 英語や技術の壁をどう乗り越えたのか
  • その裏側で、コミュニティがどう効いていたのか

を「舞台裏」も含めてお話しします。

結論を先に言うと、鍵になったのは

  • コミュニティでの何気ない雑談
  • LT会などへの「ちょっとした」参加

の2つでした。
この記事が、みなさんの技術習得のヒントになるとともに、

「久しぶりにMetalifeに顔を出してみようかな」
metalife.png

と思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。


1.参加のきっかけ:セレンディピティは「Metalife」にあった。

私はふだん、Metalife にログインすると、つい運営メンバーとばかり話しがちです。
そんな中、ある日ふと、見覚えのある○○さんと雑談になりました。

数十分ほど雑談したあと、一旦ログアウト。
数日後にまた Metalifeにログインしてみると、そこには「置き手紙」がありました(このとき初めて、この機能の存在を知りました)。

「オール英語ですが、Google 主催の 5-day AI Agent に参加しませんか?」

というお誘いです。
このメッセージが、今回の挑戦の出発点でした。

POINT:
ROM のままでは絶対に出会えなかった情報。
これが、コミュニティが生み出すセレンディピティだと痛感しました。


2.「オール英語」の壁と、マナビDX QUESTのDNA

私は仕事でも日常生活でも、ほとんど英語を使いません。
当然、コースの申込サイトは案の定オール英語。フォームの内容を読解するだけでも一苦労です。
5-dayAIAgent.png

そこで、まずは Google 翻訳でコース概要をひたすら読み解きました。
そこで見えてきたのは次のような構成です。

  • 📚毎日の課題(ホワイトペーパー、コードラボ)
  • 💬生徒同士の対話によるマナビ(Discord)
  • 🆕キャップストーンプロジェクト(ポートフォリオを構築、任意参加)
    ここで、ある「既視感」がありました。

ホワイトペーパー(教材)
→ Kaggleでコードをなぞる(サンプルコード)
→ 自主改良する(課題提出)
→ 社会課題やビジネス課題を解決する(企業協働)

「この流れ、マナビDXQUESTと同じじゃないか!」
と気づいたのです。
マナビDX QUESTで身につけた

  • インプット → ハンズオン → 自分なりの改良 → 発表

という「型(DNA)」があれば、英語だとしても何とかなるのではないか――。
そう思えたことが、参加を決断する大きな後押しになりました。


3. 実際に参加してみたら:英語の壁はやっぱり高かった

とはいえ、現実の英語の壁はかなり高かったです。

  • ホワイトペーパーは英文がびっしり
  • エージェント関連の専門用語も多い
  • この量を5日間、毎日読むのか……と、正直少し後悔もしました

1日目の教材はこんな感じです。

※現在では、なんと自動翻訳の字幕が付くようになっています。これから始める人は、だいぶ有利だと思います。


4. Gemini とコミュニティの「集合知」で壁を突破

この高い英語の壁、そして情報量の多さを突破できたのは、マナビDX QUESTアラムナイの「自主イベント」で得た知恵のおかげでした。

アラムナイメンバーが

  • 「Obsidian ハンズオン勉強会」
  • 「Gemini 3.0 もくもく会」

といった勉強会を主宰してくれており、そこで得たノウハウがそのまま Capstone への挑戦に効いてきました。

具体的には、次のようなツールを組み合わせました。

  • NotebookLM
    → 英文ホワイトペーパーや技術書(50ページ級)を投げ込むと、7分程度の「楽しく見られる動画解説」にしてくれる。
    notebookLM.png

  • Gemini
    → コードで詰まったところの解説、エラーの原因調査、アイデアの壁打ちなどを担当。

  • nanobananapro(Googleの画像生成AI)
    → 自分の説明を、スライドやQiitaで使いやすいイラスト・図解に変換。

  • Obsidian
    → 実験ログやメモを一元管理し、最終的なレポートに落とし込む「第二の脳」として活躍。

このあたりは、単に「便利なツールを知っている」だけではなく、

どの局面で、どのツールに、何をさせるのか

という「分担設計」が重要だと感じました。
この設計感覚も、マナビDX QUESTでのPBL経験がベースになっています。


5. 卒業プロダクト:AI STRATEGIC PLANNER

こうして完成した私の卒業作品が、「AI STRATEGIC PLANNER」 です。
AI_Strategic_Plannner_Concept_Art.jpg

解決したい課題

中小企業の経営者にとって、

  • 頭の中にある事業アイデアを言語化し
  • 補助金申請などの「指定様式」に落とし込む

という作業は、かなりの負担です。

支援する相談員にも強みはありますが、財務・市場分析・ビジネスモデル設計など、すべての分野を一人でカバーするのは現実的ではありません。

解決の姿(ソリューション)

そこで私は、

4名のAIエージェント(Analyst, Strategist, CFO, Chief Editor)

にそれぞれ役割と専門性を持たせ、彼らが協力して事業計画を組み立てるシステムを構築しました。

  • 経営者のビジネスアイデアとWebサイト情報から、商材・規模を推測し、ビジネスモデルキャンバス(BMC)を含む事業計画の「たたき台」を自動生成
  • 経営者は、AIからのビジネスプラン・アクションプラン候補案を選択して実務に取り組む

という構成です。

使用した技術要素

  • マルチエージェント
    → 4つの異なる役割(Analyst / Strategist / CFO / Chief Editor)を持つAIが、順番にバトンを渡しながら処理。
  • Model Context Protocol (MCP)
    → LLMと外部ツール(Obsidian など)を接続するための標準的な仕組み。メモやログにアクセスしながら思考を進められる。
  • 記憶と継承
    → 対話の文脈や中間成果物を「記憶」として保持し、後続のエージェントがそれを読んで、より一貫性のある提案を出す。
    Capstone_requirements.jpg

単体のLLMに「全部やって」と依頼するのではなく、
役割を分けた複数エージェントに仕事を割り振ることで、

  • 見通しの良いプロンプト設計
  • デバッグしやすい構造
  • 中小企業支援の現場に持ち込みやすい形

を意識しました。

卒業作品のリンク


6. 完走してみて、いちばん強く伝えたいこと

最後に、いちばん伝えたいことを一言でまとめます。

コミュニティ最高。アクティブ参加はもっと最高。

  • このコースの「参加機会」
  • 英語や技術に挑戦してみようという「進める勇気」
  • NotebookLM や Gemini、Obsidian などの「武器」の存在

これらはすべて、マナビDX QUESTコミュニティが私にくれたものです。

Metalife や Slack を「見るだけ」で終わらせるのは、本当にもったいない。
一歩踏み出して、

  • 雑談に参加してみる
  • 自主イベントを覗いてみる
  • LT会で5分だけ話してみる

そうした小さなアクションから、今回のようなセレンディピティが生まれます。

この記事を読んでくれたあなたが、
「久しぶりに Metalife にログインしてみるか」
と思ってくれたなら、これ以上嬉しいことはありません。


最後に

なんと、2025年12月4日に「5-Day AI Agents Intensive Course with Google」が、自己ペース学習ガイドとして公開されました。誰でも無料で学べます!
リンクからホワイトペーパー、ポッドキャスト、コードラボ、録画されたライブストリームにアクセスできます
https://www.kaggle.com/learn-guide/5-day-agent

  • 英語が不安な方は、まずは Day 1 のホワイトペーパーを翻訳ツール+NotebookLMに投げて要約してもらう
  • コードは Kaggle ノートブックをコピーして、Gemini や ChatGPT に質問しながら手を動かす
  • 詰まったところやモヤモヤしたところは、Metalife やマナビDX QUESTアラムナイで「ここでコケました」と共有する

そんな「ゆるく・楽しく・でもちゃんと実務に効く」学び方で、
一緒に AI Agent の世界を探検していけたら嬉しいです。

8
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?