Unity 6.2 から AI 機能が統合されたということで、実際に少し触ってみたのですが、かなり面白かったので、簡単に紹介したいと思います。
プロジェクト作成と AI の有効化
プロジェクト作成時に Cloud Services(クラウドサービス)を有効 にする必要があります。
これを有効にしてプロジェクトを開くと、エディタ左上に AI ボタン が追加されます。
AI ボタンをクリックすると、AI 関連のメニューが表示されます。
現在は Beta 版 のため無料で利用できますが、将来的には有料化される予定のようです。
ただし、具体的な料金体系についてはまだ公開されていません。
AI メニューの主要機能
AI メニューの中で特に重要なのが、以下の 2 つです。
- Open Assistant
- Generate New
Open Assistant
まずは Open Assistant をクリックすると、以下のようなウィンドウが表示されます。
この画面は ChatGPT などの AI チャットツールに似ていますが、Unity に統合されているため、Unity 内で直接さまざまな操作ができるのが大きな特徴です。
画面下部には Shortcuts ボタンがあり、クリックするとモードを切り替えられます。
利用できるモードは以下の 3 種類です。
- ask:質問・回答モード
- code:コード生成モード
- run:Unity 内の処理を実行するモード
デフォルトは ask モード で、多言語に対応しています。
コンポーネントの使い方を質問するなど、通常の AI チャットとして利用できますが、
ask と code モードについては、ChatGPT などの AI でもほぼ代替可能だと感じました。
Unity AI の真価:run モード
Unity AI の本当の強みは run モード にあります。
run モードに切り替えると、Unity が用意したサンプルが表示され、このモードでどのような操作が可能なのかを確認できます。
このモードでは、スクリプトやプレハブを直接ドラッグ&ドロップ して AI に渡すことができます。
AI はそれらを理解した上で処理を行ってくれます。
例えば、Cube のプレハブを作成し、それをチャット欄にドラッグします。
その後、以下のように指示します。
このプレハブを 5 個インスタンス化して、ランダムにシーンへ配置してください
すると AI が自動で処理を行い、以下のような結果が生成されます。
Run ボタンをクリックすると、実際にシーン上に Cube が配置されていることが確認できます。
このように、ゲームマップ上に草や木をランダムに配置する処理なども、AI に任せて簡単に実現できます。
Cursor などの AI ツールでも Unity と連携した処理は可能ですが、
Unity AI はシーン・コンポーネント・プレハブを直接操作できる という点が大きな違いで、これは一般的な AI では実現できない部分です。
Generate New:コンテンツ生成機能
次に、もう一つの重要な機能 Generate New を見ていきます。
ここから以下のようなコンテンツを直接生成できます。
- アニメーション
- マテリアル
- サウンド
- スプライト
- テクスチャ など
アニメーション生成
Generate New → Animation を選択すると、アニメーションファイルが生成されます。
名前は自由に変更可能です。
ファイルを開くと、以下のような画面が表示されます。
- Text to Motion:テキストで動作を指定して生成
- Video to Motion:動画から動作を生成
Text to Motion で動作の説明と時間を入力し、Generate をクリックすると、走るアニメーションが自動生成されます。
Video to Motion はさらに強力で、
動画内の動きを解析し、そのままアニメーションとして生成できます。
既存の動画や自分で撮影した動画を使える点は非常に便利です。
スプライト生成
次に Generate New → Sprite を選択します。
ファイルを開くと、以下の画面が表示されます。
Generate 画面ではモデルを選択でき、Change から複数のモデルを切り替えられます。
簡単なプロンプトを入力して Generate をクリックすると、画像が生成されます。
生成された画像は白背景ですが、Remove BG 機能を使えば背景を簡単に削除できます。
サウンド生成
Generate New → Sound を選択すると、サウンドファイルも生成できます。
こちらも同様に、プロンプトを入力して Generate をクリックするだけで、 원하는音声を生成できます。
まとめ
以上が Unity AI の主な機能です。
特に インディー開発者にとっては非常に強力なツール だと感じました。
ゲーム UI、効果音、攻撃モーションなど、これまで外注が必要だった作業も、Unity AI を使えば短時間で自分で作成できます。
今後の進化にも期待したいところです。
















