はじめに
ドメインを取得する時に気にしておくべき事を考えました。
取得したドメインの管理をしている中で思ったことを残しておこうと思います。
対象読者
- ドメインを取得しようと考えている方
- ドメインの管理者
- 知的財産の管理者
ドメインとはなにか
そもそもドメインとは何でしょうか?
今回対象にしているドメインとは以下のようなものです。
- example.com
- google.com
- yahoo.co.jp
Webブラウザのアドレスバーに表示されたり、メールアドレスで使われているあれのことです。
そのドメインは本当に必要ですか
結論から書きます。
そのドメイン本当に必要ですか?
これがこの記事で伝えたい事です。
多くのドメイン取得はそれ自体が大変ではありません。維持管理が大変なのです。
取得の時に考える事
- ドメイン名
- 取得時期
- 取得費用
用途に応じた名前でドメインを取りますよね。
使用開始したい時期に間に合わせる必要がありますし、対外的にサービス名称やブランドを発表する前に取得する必要があるでしょう。
1年あたりの金額はそれほど大きくない事がほとんですが取得費用が必要になります。社内で必要な手続きを行いましょう。
手放す時に考える事
取得したドメインを利用していたサービスが終了した。今後使用しないという場合は廃止(解約)を検討します。
手放すリスク
一度利用したドメインを手放す場合は第三者に悪用されないかに気をつける必要があります。
元のサイトを停止しても、SNSや他のサイトからのリンクは残り続けます。
自社サイトからのリンクは削除が可能でしょうが、自社公式アカウント以外のtwitter投稿が削除されることはないでしょうし、他のサイトからのリンクも修正されないことも多いでしょう。
リンク切れだけなら問題は大きくありません。
問題はドメインが悪用された場合に起こります。
- ライバル企業の宣伝に利用される
- 詐欺サイトに利用される
同業他社の宣伝に利用されたり、自社ブランドと見せかけてニセ商品の販売をされたりすることで自社ブランドを毀損する恐れがあります。
維持するコスト
悪用を防ぐためには自社で保有し続ける事になります。その場合のコストは何でしょうか?
- ドメインの登録・維持そのものにかかる費用
- ドメインを管理し続ける費用
年間で数千円とはいえ、長期間維持すればそれなりの金額になります。
また、取得したドメインの更新を続ける管理者のコストもドメイン数が増えてくれば無視できなくなります。
ドメイン取得時に利用する業者は、取得費用よりも管理費用を意識して選定したほうが良いでしょう。
まとめ
無闇にドメインを取得せず保有しているドメインのサブドメインでサービスを始めることはできないかを検討しましょう。
ただしその場合でも、第三者に取得されないようにドメイン取得だけしておくという考え方もあるかもしれません。
悪用を防ぐことに加えて、ヒットしたサービスが社名になった場合など持っておくと安心できる場面もありえます。
取得はしても利用しなければ手放す際のリスクは限定的と言えるでしょう。