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XREAL Air 2 Ultra:Spatial Anchorを使ってみる

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Last updated at Posted at 2026-04-22

XREAL Air 2 Ultra × Unity 6 で Spatial Anchor を実装する

はじめに

XREAL Air 2 Ultra の空間認識能力を活かし、現実空間の特定の場所に仮想オブジェクトを固定・保存・復元できる「Spatial Anchor(空間アンカー)」機能を実装しました。
再起動してもオブジェクトが同じ場所に現れる、永続的なAR体験を構築する手順をまとめます。

動作確認環境

  • Unity: 6000.0.70f1
  • XREAL SDK: 3.1.0
  • AR Foundation: 6.0.6
  • XR Interaction Toolkit: 3.0.10
  • Device: XREAL Air 2 Ultra + Beam Pro

1. 主な機能

右手首に追従するハンドメニュー(Hand Menu)から、直感的にアンカーの管理を行えるようにしています。

機能 内容
Right Hand Menu 右手のひらを自分に向けると出現する、手首追従型のメニュー
New (Create) 現在の視線の 1m 先に新しい空間アンカーを生成
Load All デバイスに保存されているすべてのアンカーを現在の空間に復元
Erase All 永続化されたすべてのアンカーデータを削除
Map Quality Indicator アンカー設置時、周囲のスキャン精度を視覚化するリングガイド

2. シーン構築と設定

コンポーネントの設定

  1. XR OriginAR Anchor Managerをアタッチします
  2. シーンにAR SessionMapQualityIndeicator、空のオブジェクト(Anchhors)を配置
  3. AnchorAnchorsスクリプトをアタッチ
  4. XREAL SDK のサンプル(AR Features/Anchors/Anchors.unity)を参考に、Canvasを配置し、インスペクターの各項目を設定します

Hand Tracking の設定

ハンドトラッキングを利用するには、SDKの導入に加えて専用のセットアップが必要です。
具体的な設定手順については、以下の記事をあらかじめ参照して完了させておいてください。

参照記事:XREAL SDK:Hand Tracking

3. 操作手順:アンカーの作成と保存

  1. メニュー表示: 右手のひらを自分に向けると、手首付近にボタンが出現します
  2. 新規作成: 「New」ボタンを押すと 1m 前方にアンカーが生成されます
  3. マッピング(重要): アンカーの周囲にリング状の白いバーが表示されます。アンカーを中心に、多方向から覗き込むように周囲を見渡してください
  4. 精度の向上: バーが緑色(Good)に変わることで、アンカーの安定性が向上し、自動的にデバイスへ保存されます

4. 実際に使ってみた感想

マッピングと保存の挙動

アンカーの精度を高めるために多方向から覗き込む作業が必要ですが、バーをすべて緑にしてもポップアップで「失敗(Failure)」と表示されることがあります。 しかし、実際には内部で保存されていることが多く、「Load All」を実行すると正しく復元されるという挙動が見られました。

環境による制限

精度の高いアンカーを設置するには周囲のスキャンが不可欠なため、狭い部屋や、物が密集していて多角度から覗き込むことが難しい場所では、マッピングを完了させるのが少し大変だと感じました。

操作性の課題

視線の先にアンカーを置く操作自体はシンプルですが、意図した場所にピタッと置くには少し慣れが必要です。このあたりは UI/UX の改良の余地がありそうです。

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