ES6/TypeScriptでヒアドキュメント

JavaScriptでは文字列を扱う機会が多いのに、他の言語ではよくあるヒアドキュメントが無く、１行ごとに繋いだりしていた。

ES6/TypeScript(v1.4以降)では「テンプレートストリングス」という名前で使えるようになっている。最初は変数展開のコード例しか見当たらなかったので出来ないのかと思っていたが、複数行もちゃんとできる。

コード

ES6/TypeScript

"use strict";
let hoge = 123;
const HERE = `
	<xml>
		<tag>ANY</tag>
		<tag>${hoge}</tag>
	</xml>
`;
console.log(HERE);

出力：

% node src/Heredoc.js        

	<xml>
		<tag>ANY</tag>
		<tag>123</tag>
	</xml>

参考：ES3/5むけコード

ちなみにtsc -t "ES5"でコンパイルすると以下のコードが吐かれていた。

"use strict";
var hoge = 123;
var HERE = "\n\t<xml>\n\t\t<tag>ANY</tag>\n\t\t<tag>" + hoge + "</tag>\n\t</xml>\n";
console.log(HERE);

改行やタブが\nや\tに変換されるようだ。