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こんにちは!いつの間にか40を過ぎたIT関係を仕事にするおじさんです。
プロジェクトをいくつも手がけてきましたが、いつの時代も炎上する案件には共通の「お決まり」があります。10年越しの既視感なんてのもあったりします。経験者のみなさんなら、「あ〜、あるある!」と共感してもらえるはず。

今回は、プロジェクト炎上の特徴を、笑いあり涙あり(時には諦めあり)で語っていきます。誰のためでもありません。愚痴をいう相手もいないので、画面に向かって愚痴ります。


1. 「仕様が変わった、またですか?」問題

最初の打ち合わせで決めたはずの仕様が、進めば進むほど「ちょっと待って、やっぱり…」と変更されるパターン。最初は小さな「微調整」ですが、気がつくと別プロジェクト並みに膨らんでいます。営業から「大丈夫です、これだけで最後ですから!」と言われ、もう3回目、4回目…あれ、何回目だっけ? 「これも追加しといて!」って上司からメールが来るたび、心の中で「またか〜」とぼやいている自分がいますね。


2. 「言ったはず!」vs.「聞いてない!」の泥試合

開発陣が「仕様通り作った」と言えば、営業やクライアントは「そんな話、聞いてない!」。会議でちゃんと説明したのに、「そんな風には理解してない」と返されるやりとりは、もはやプロジェクト炎上の恒例行事。この手の言い合いで進行が止まり、誰もがイライラしている状況は、まさに地獄絵図。おじさんも「念のため録音しとこうか」なんて冗談を言う始末です。


3. 「新人の教育?それより手が足りないんだ!」問題

炎上し始めると必ずと言っていいほど、「このプロジェクト、どうにかしてくれ!」と新人が応援に入ってきますが、正直言って、「教育に時間をかける余裕なんてないんだよ…!」というのが本音です。でも、手伝ってもらわないと終わらないのも事実。新人の「何をすればいいですか?」という質問がどんどん増えて、結局こちらが仕事の手を止めて説明していると、「あれ、さっきよりもタスクが増えてる?」という悪循環が生まれるんですよね。これ、業界あるあるじゃないですか?


4. 資料の山と「見てませんでした」地獄

「これで大丈夫ですよね?」と確認のために資料を送ると、返信なし。会議の場で「その内容、見てませんでした…」と言われるこの地獄も炎上あるあるの一つです。資料を作って送るのに何時間もかけたのに、結局誰も目を通していない。資料が山積みになって、それぞれがどれを読めばいいか分からない状態に。「何度目だよ、これ」と内心イライラしながら、「それでは簡単に説明を…」と表向きは冷静を装いますが、心の中では泣いてます。


5. やっぱり来たか「納期は動かせません!」の鉄板

「これ、予定通り終わらないね」という相談をクライアントにすると、「そちらで調整お願いします」と軽く返されるやつです。いやいや、こっちも何度も調整してるからもう限界なんですよ! 「納期を遅らせると上司に怒られちゃうんで…」とあっさり断られるたび、内心「上司も巻き込んで説得してよ!」と思うわけです。でも、クライアントの方も社内で厳しい立場なのは知ってるので、怒りもどこにぶつければいいのか分からず、そのまま心にしまい込むおじさんです。


6. 神対応のはずが「この機能もつけてください」おかわり祭り

頑張って「今、プロジェクト大変だけど、これができれば大丈夫です!」と要望をすべてクリアして提供したのに、「じゃあこの機能も追加でお願いできます?」と軽い感じで次々リクエストが来る現象、ありませんか?しかも、やればやるほど当然のように「ついでにこれは?」と続くんです。これ以上手をかけると全体のスケジュールがズレるのに、サービス精神で応じると結局、案の定炎上の火種になりがちです。


7. 上層部からの突然の「重要な変更」指示

チーム全員で徹夜して作り上げたものが、「上からの指示で」全然違う方針に変更になることも多々あります。さすがに「それは先に言ってくれ」と言いたいところですが、上司も上司でいろいろ事情があるので我慢して受け入れます。こういう場面では、「もうちょっとで完成だったのに!」と肩を落とす開発メンバーの背中をなだめつつ、新たな計画を立て直します。これも経験と思いつつ、内心ではもうやめてくれと叫んでます。


8. 「これ、上司に直接聞いてみてください」作戦

進行中、うるさく口出しをしてくる人がいるときに発動する「これ、上司に直接聞いてみてください」作戦。要は、こちらで抱えきれない案件を上司に持って行かせる最終手段です。上司も直接言われると簡単には「いいよ」とは言えないので、自然と要求が収まるのを狙います。自分で解決できないと悟った時、あえて上司に投げる作戦は、この歳になるとちょっとした「奥の手」ですね。


9. 終盤の「もう少しだけ」要望で延長戦

やっと終わりが見えてきたと思ったら、「最後にこの修正だけお願い」と追加が来るパターン。これが繰り返され、終盤なのに実質的に延長戦が始まるのもよくあることです。期限が迫っているのに、「これが済めば解放される…」と思いながら「最後のひと踏ん張り」を何度も重ねる自分が、いつの間にか疲れ果てているのに気づきます。


10. 終わったと思ったら、次のプロジェクトが…

なんとか炎上プロジェクトを終わらせて、「やっとゆっくりできる!」とホッとしたのも束の間、すぐに次のプロジェクトが控えているのが現実です。終わった瞬間に次の案件のキックオフメールが来ると、「ちょっと休ませてくれ〜!」と叫びたくなります。でも、これもプロジェクトマネージャーの宿命。燃え尽きたけど、また立ち上がって次へ向かう。これが我々おじさんの仕事です。


いかがでしたか?

炎上プロジェクトに巻き込まれることも、成長の糧と言えばそうなのですが、できることなら穏やかに仕事を進めたいものですよね。今回の「あるある」を読んで、少しでも「こんなことあるよね〜」と共感してもらえたら幸いです。

と、実はこういう問題って、プロジェクトの透明性が濁ってきた時に発生しがちなんですよね(英語で最近トランスペアレンシー(transparency)なんて言われるやつです)。明るく元気に全員で同じ情報を見ていると、合意形成がしやすかったりします。

まあ、組織的に炎上を仕掛けてくる場合も有るには有りますが。。。

透明性を保つには、時にツールを入れてみるのも手ですね。
最近気になったツールを紹介:ONES.com コストと機能のバランスが良いツールです。

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