目次
はじめに
コードを書いている際、気になった表示や設定画面があると、後で見返せるように保存しておきたくなり、スクリーンショットを撮影する機会がよくあります。Windows標準のSnipping Toolでも基本的な撮影はできますが、連続して複数の画面を撮影したり、簡単な編集を加えたりする作業が手間に感じることがありました。今回は、画面キャプチャツールのScreenpressoについて、備忘録としてまとめます。
Screenpressoとは
Screenpresso(スクリーンプレッソ)は、Windows向けの画面キャプチャツールです。画面の一部や全体を撮影し、注釈(矢印やテキストなど)を追加できる機能を持っています。フランスのLearnPulse(ラーンパルス)社が開発しており、無料版と有料版(Pro版)があります。
開発者やライター、サポート担当者など、画面キャプチャを頻繁に使う人に向けて設計されているため、作業効率を重視した設計になっています。
ダウンロードとインストール
公式ダウンロードページには、Microsoft Storeから入手する方法と、Microsoft Storeを使わない方法があります。この記事の手順は、Microsoft Store版で確認した内容です。Microsoft Store版はインストールの管理をMicrosoft Storeが行うため、手軽だと考えています。
【インストール方法】
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スタートメニューから「Microsoft Store」を起動
Microsoft Store -
画面上部の検索欄に
Screenpressoと入力して検索Screenpresso -
検索結果から「Screenpresso」を選択
-
「入手」を選択
※インストールが終わると、ボタンの表示が「開く」に変わる -
「開く」を選択、またはスタートメニューから「Screenpresso」を起動
アンインストールしたい場合は、スタートメニューでScreenpressoを検索し、右側の一覧から「アンインストール」を選択します。
Microsoft Storeが使えない場合
公式ダウンロードページには、Microsoft Storeを使わない入手方法も掲載されています。この記事では手順を確認していないため、掲載内容の紹介にとどめます。
公式ダウンロードページは、以下から開けます。
Microsoft Store版などを表示するタブ「MSIX / Store」は、以下から直接開けます。
【公式ダウンロードページの版の違い】
公式ダウンロードページには、「クラシック (.exe / .msi)」と「MSIX / Store」の2つのタブがあり、それぞれに複数の版が並んでいます。
【公式ページに表示されている版】
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クラシック (.exe / .msi)のタブ
- 標準インストール: 「ほとんどのユーザーにおすすめです。」の表示、自動更新の表示あり
- エンタープライズ版: 「会社の複数のPCにScreenpressoをインストールするためのオールインワンパッケージ。」の表示
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MSIX / Storeのタブ
- Microsoft Store: 「インストールはMicrosoft Storeが管理します。」の表示、自動更新の表示あり
- 直接インストール: 「Microsoft Storeを使わずにインストールします。」の表示、自動更新の表示あり
- プレビュー: 「今後の新機能を試す」の表示、自動更新の表示あり
- 2.3.10.0のみ: 「IT展開向けの固定バージョンです。」の表示
主な機能
Screenpressoには、画面キャプチャに関する便利な機能が複数用意されています。
通知領域(タスクバー右端のアイコン欄)にあるScreenpressoのアイコンを右クリックすると、各機能とショートカットキーが並んだメニューが表示されます。
-
スクリーンショット:
Print Scr -
自動スクロールを使ってスクリーンショット:
Win+Shift+Print Scr -
録画:
Ctrl+Print Scr
【柔軟なキャプチャ方法】
撮影範囲を自由に選べる点が特徴です。画面全体、特定のウィンドウ、マウスで囲んだ範囲など、用途に応じて選択できます。また、キーボードショートカット(デフォルトではPrintScreen)で素早く撮影を開始できるため、作業の流れを止めずに撮影が可能です。
【自動スクロールキャプチャ】
長いWebページや文書を一枚の画像として保存できる機能です。通常のスクリーンショットでは画面に表示されている部分しか撮影できませんが、この機能を使えば、スクロールが必要な縦長のページ全体を一枚にまとめられます。
使い方は、まずキャプチャ範囲を指定し(スクロールバーは含めない)、その後スクロールしながら左クリックを繰り返します。撮影したい部分をすべてキャプチャしたら、範囲内で右クリックすると、自動的に複数の画像が結合されて一枚の長い画像が完成します。
【内蔵の編集機能】
撮影した画像に、その場で注釈を追加できます。矢印や枠線、テキスト、番号などを簡単に配置できるため、別の画像編集ツールを開く必要がありません。例えば、バグ報告で「この部分に問題がある」と示したい場合、赤い矢印を数クリックで追加できます。
また、画像の一部にモザイク(ぼかし処理)をかけることもできます。個人情報や機密情報が映り込んでしまった場合でも、その場で隠せるため安心です。
【履歴管理】
撮影した画像は自動的にワークスペース(専用の管理画面)に保存されます。過去に撮影した画像を素早く見返せるため、「あの時撮った画像はどこだっけ?」と探す手間が減ります。
【動画録画機能】
静止画だけでなく、画面の操作を動画として記録することもできます。操作手順を説明する際や、エラーが発生する過程を記録したい場合に便利です。
他のキャプチャツールとの違い
Screenpressoと似た機能を持つツールはいくつかあります。代表的なものとの違いを見てみます。
【Snipping Tool(スニッピング ツール: Windows標準)との違い】
Windows標準のSnipping Toolは、シンプルで軽量なキャプチャツールです。基本的な撮影はできますが、以下の点でScreenpressoとは異なります。
- Screenpressoは撮影後の編集機能が充実している(矢印や枠線を簡単に追加できる)
- Screenpressoは撮影履歴を自動で管理してくれる
- Snipping Toolは動作が軽く、OSに最初から入っているため導入が不要
用途としては、単発の簡単な撮影ならSnipping Tool、頻繁に撮影と編集を繰り返すならScreenpressoが向いています。
【ShareX(シェア エックス: オープンソースツール)との違い】
ShareXは無料のオープンソースツールで、高度なカスタマイズが可能です。
- ShareXは設定項目が非常に多く、細かくカスタマイズできる
- Screenpressoは初期設定のままでもすぐに使いやすい
- ShareXは自動アップロード機能が充実している
カスタマイズを楽しみたい人や、撮影後に自動でクラウドにアップロードしたい場合はShareX、シンプルに使いたい場合はScreenpressoが適しています。
【Rapture(ラプチャー: 撮影範囲を窓として残すソフト)との違い】
Raptureは、Windows向けの無料のキャプチャソフトです。Windows標準のツールとは異なり、別途ダウンロードして使います。
- 撮影した範囲が「窓」として画面上に残り、移動や大きさの変更が可能
- 窓の上に、文字や線を直接書き込める
- ZIPファイルを解凍して
rapture.exeを実行するだけで使い始められる
用途としては、撮影した画像を画面上に残して参照しながら作業したい場合はRapture、撮影後の編集や履歴管理まで1つで済ませたい場合はScreenpressoが向いています。
詳しい使い方については、以下の記事で解説しています。
実務での活用場面
実際の開発や業務で、Screenpressoが役立つ場面をいくつか紹介します。
【バグ報告時の画面共有】
開発中にバグを見つけた際、問題箇所を正確に伝えるために画面キャプチャを使います。Screenpressoなら、撮影後すぐに矢印や枠線で問題箇所を強調できるため、受け取った側も理解しやすくなります。
【技術記事やドキュメント作成】
Qiitaなどの技術記事を書く際、操作手順を画像で説明することがあります。複数の画面を撮影し、番号を付けて順序を示す作業が簡単にできます。
【操作マニュアルの作成】
社内向けのマニュアルを作る際、画面の操作手順を記録する必要があります。Screenpressoの動画録画機能を使えば、操作の流れを動画で保存でき、後から静止画として切り出すこともできます。
まとめ
Screenpressoは、画面キャプチャを頻繁に行う人にとって作業効率を上げてくれるツールです。撮影から編集、管理までが一つのツールで完結するため、複数のアプリを切り替える手間が省けます。

