初めに
Raspberry Pi のWI-FI モジュールは近距離の通信ではそこそこの速度を出すものの、距離が長くなると速度が大幅に落ちたり、そもそもつながらなかったりします。そこで外部のWI-FIアダプタを使用しようと誰もが考えるでしょう。しかし、その多くはただUSBでつないだだけでは機能しません。今回使用するWI-U3-2400XE2も例外ではありませんでした。そこで、備忘録兼ガイドとしてこの記事を書きます。
環境
本体 : Raspberry Pi 5 8GB モデル (2026-07-19時点での最新バージョン)
WI-FIアダプタ : WI-U3-2400XE2
手順
流れ
1 githubからドライバをクローンする
2 設定を書き加える
3 install-driverを実行
4 起動時に自動でドライバが起動されるように設定
5 追加設定
1.githubからドライバをクローン
LXterminalを開き、以下を実行する。
git clone https://github.com/morrownr/rtl8852cu-20251113.git
2.設定を書き加える
1 で使ったターミナルのまま、以下を実行する。
cd rtl8852cu-20251113
sudo nano ~/rtl8852cu-20251113/os_dep/linux/usb_intf.c
usb_intf.cが開けたら、#ifdef CONFIG_RTL8852Cの行を探す。
{USB_DEVICE_AND_INTERFACE_INFO ~~~~~と書かれている行の最後(#endif /* CONFIG_RTL8852C */と書かれている行の一行前)に以下を書き加える。
{USB_DEVICE_AND_INTERFACE_INFO(0x0411, 0x03a6, 0xff, 0xff, 0xff), .driver_info = RTL8852C}, /* Buffalo WI-U3-2400XE2 */
書き加えたら、ctrl+o ctrl+xで保存、終了する。
3.install-driverを実行
新しいLXterminalを開き、以下を実行。
cd ~/rtl8852cu-20251113
sudo sh install-driver.sh
実行後少し後にenterを押し、しばらく待つ。
y/n等の質問がされたときはすべてyで返答する。
8852cuの設定ファイルが開くので、以下を最終行に書き加える。
# Edit the following line to change, add or delete options:
options 8852cu rtw_drv_log_level=1 rtw_led_ctrl=1 rtw_vht_enable=1 rtw_switch_usb_mode=1
書き加えたら、ctrl+o ctrl+xで保存、終了する。
再起動するので起動まで待つ。
4.起動時に自動でドライバが起動されるように設定
ここまで出来たらあと少し。
LXterminalを開き、以下を実行する。
sudo nano /etc/modules
modulesが開いたら、最終行に以下を付け加える。
8852cu
書き加えたら、ctrl+o ctrl+xで保存、終了する。
WI-FIモジュールを接続したことを確認し、再起動する。
sudo reboot
5.追加設定
ここまでの操作でWI-FIモジュールがRaspberry Piの起動とともに有効になるようになったと思う。
しかし、このままでは一度接続したWi-Fiに自動接続しない状態になっている。
また、電流不足によってWi-FiモジュールやRaspberry Pi本体の動作が不安定になる恐れもある。
よってこの問題を解決するための最後の設定を記しておく。
自動接続の設定
以下のコマンドを入力して、autoconnectを有効化すると、次回から再起動時でも自動接続されると思う。
nmcli connection show
sudo nmcli connection modify "SSID名" connection.autoconnect yes
nmcli connection show "SSID名" | grep autoconnect
このコマンドの実行結果に、connection.autoconnect:はいとなっていれば設定は完了。
電流制限解除
以下のコマンドを入力する。
sudo rpi-eeprom-config -e
その後、以下を最終行に書き加える。
PSU_MAX_CURRENT=5000
書き加えたら、ctrl+o ctrl+xで保存、終了する。
その後、再起動。
sudo reboot
内臓WI-FIモジュールの無効化
Raspbarry Piに最初から搭載されているWI-FIモジュールを無効化したい場合は以下の操作を行う。
sudo nano /boot/firmware/config.txt
config.txtが開いたら、以下を最終行に書き加える。
dtoverlay=disable-wifi
書き加えたら、ctrl+o ctrl+xで保存、終了する。
6.完了
これまでの操作をすべて終え、起動すれば、WI-U3-2400XE2が有効になっていると思う。
なっていない場合は、2 での、加えた文のデバイスIDがあっているか確認してほしい。
デバイスIDがわからない場合は、Claude等に品番を伝えて調べてもらうといいと思う。
最後に
ここまでraspberry pi で WI-U3-2400XE2 を使う方法について説明してきた。
質問やわからないことがあれば、コメントに書いてほしい。
できるだけ早く答えるようにします。
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