793
777

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

読み飛ばしてください

おはようございます、しなもんです。

Pythonの公式ドキュメントを読んでたら、なんか知らない便利機能がたくさん出てきました。
なんだこれ。

というわけでまとめてみました。
参考になれば幸いです。

f-stringsの拡張機能

f-strings、便利ですよね。大好きです。
そんなあいつには裏技があるみたいです。

デバッグ用の=演算子

Python 3.8以降、f-stringの中で=演算子を使用することで
変数名とその値を同時に表示できるらしい。

x = 10
y = 20
print(f"{x=}, {y=}")  # 出力: x=10, y=20

デバッグするときに便利そうです。

書式指定オプション

f-stringでは、変数の後ろにコロンを付けることで
様々な書式指定ができるらしい。

pi = 3.14159
print(f"{pi:.2f}")  # 出力: 3.14 (小数点以下2桁まで表示)

number = 1234567
print(f"{number:,}")  # 出力: 1,234,567 (3桁ごとにカンマを挿入)

collectionsモジュール

collectionsモジュール?なんだそれは。
データ構造を扱う上で便利なクラスが用意されているらしい。

namedtupleの動的生成

namedtupleは、名前付きフィールドを持つタプルのサブクラスを作成するらしい。
名前付きのタプル...?なんだと?

from collections import namedtuple

# フィールド名のリストから動的に生成
fields = ["x", "y", "z"]
Point3D = namedtuple("Point3D", fields)

p = Point3D(1, 2, 3)
print(p.x, p.y, p.z)  # 出力: 1 2 3

つまり

print(hoge[0])

ってしてたのが

print(hoge.huga)

ってできるのか。

めっちゃ良すぎる。

defaultdict

defaultdictは、存在しないキーにアクセスした際の
デフォルト値を指定できる辞書クラスらしい。

from collections import defaultdict

# リストを値とするdefaultdictを作成
group_by_age = defaultdict(list)

people = [("Alice", 25), ("Bob", 30), ("Charlie", 25)]

for name, age in people:
    group_by_age[age].append(name)

print(group_by_age)
# 出力: defaultdict(<class 'list'>, {25: ['Alice', 'Charlie'], 30: ['Bob']})

関数デコレータの高度な使い方

デコレータにはどうやらいろいろ便利な機能があるらしい。

functools.lru_cacheでメモ化

lru_cacheデコレータを使用すると、関数の結果をキャッシュし、
同じ引数で呼び出された場合に計算を省略できるらしい。

from functools import lru_cache

@lru_cache(maxsize=None)
def fibonacci(n):
    if n < 2:
        return n
    return fibonacci(n-1) + fibonacci(n-2)

print(fibonacci(100))  # 非常に高速に計算されます

ちなみに実行したらちゃんと爆速だった。

contextlib.contextmanagerでコンテキストマネージャを簡単に作成

contextmanagerデコレータを使用すると、
ジェネレータ関数からコンテキストマネージャを簡単に作成できるらしい。

from contextlib import contextmanager

@contextmanager
def tempdir():
    print("一時ディレクトリを作成")
    try:
        yield "temp_dir_path"
    finally:
        print("一時ディレクトリを削除")

with tempdir() as temp_path:
    print(f"一時ディレクトリ {temp_path} で作業中")

# 出力:
# 一時ディレクトリを作成
# 一時ディレクトリ temp_dir_path で作業中
# 一時ディレクトリを削除

なるほど。

Pythonの構文

構文にも私の知らない裏技があるらしい。

アンパック演算子(*)

複数の値の代入ができるらしい。

first, *middle, last = [1, 2, 3, 4, 5]
print(first, middle, last)  # 出力: 1 [2, 3, 4] 5

ウォルラス演算子(:=)

Python 3.8以降。
代入と評価の同時実行ができるらしい。

if (n := len([1, 2, 3])) > 2:
    print(f"リストの長さは{n}です")
# 出力: リストの長さは3です

with文で複数のコンテキストマネージャが使える

まさか複数使えるとは思わないじゃん。

with open('input.txt', 'r') as infile, open('output.txt', 'w') as outfile:
    outfile.write(infile.read().upper())

さいごに

Pythonはまだ私のしらない機能で満ちている...
(多分まだまだ初心者なだけ。)

793
777
6

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
793
777

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?