はじめに
Rubyのテンプレートエンジンslim
の導入方法と使い方をご説明します
Railsでは、html.erb
というファイルでhtmlを書きますが、<h1></h1>
や<% %>
を毎回記入するのが少し面倒です。
slim
を利用すると、htmlをより簡潔に書けるため、開発にかかる手間を減らすことができます。
※ erbとは
embedded Rubyのこと。Viewファイルの中の好きな場所でRubyのコードを実行できるようになります。
1. slim 導入方法
- railsのディレクトリにある
gemfile
に、2つのgemを追加します。
gem 'slim-rails'
# railsでslimを利用するためのgem
gem 'html2slim'
# html.erbをhtmle.slimに変換するためのgem
- ターミナルで
bundle install
と打ち、gemの追加を反映させます。
bundle install
- 以下のコマンドをターミナルに打ち、app/viewsディレクトリにある既存のhtml.erbファイルをhtml.slimに切り替えます。
bundle exec erb2slim app/views app/views
- slimファイルが追加されたことを確認したら、既存のerbファイルは邪魔なので削除します。
bundle exec erb2slim app/views app/views -d
※ **念の為、git commit
を使ってファイルの状態を記録することをオススメします。**ファイルを削除して問題が生じても、git commit
前の状態に戻すことができます。
git log
#ハッシュ値を調べる
git reset --hard ハッシュ値
#出てきたハッシュ値を--hardの後に入力すると、指定したコミットまで戻ります。
2. slim 書き方
基本的なslimの使い方を列挙します。
<% %>の書き方
- html
<% if %>
- slim
-
- if
<%= %>の書き方
- html
<%= puts hoge %>
- slim
=
= puts hoge
###テキストの書き方
- html
<p>hoge<p>
- slim
|
p
| hoge
見出しタグの書き方
- html
<h2>hogehoge</h2>
- slim
<>は必要なし
h2 hogehoge
idの書き方
- html
<div id = id></div>
- slim
#
# id
クラスの書き方
- html
<div class = hoge></div>
- slim
.
.hoge
コメントの書き方
- html
<!-- hoge -->
- slim
/
/hoge
htmlとslimを見比べると、非常にシンプルに書けることが分かります。
参考記事
より詳しい情報について知りたい方は、以下のURLをご参照ください。
- 【爆速で習得】Railsでslimを使う方法から基本文法まで
- git commitを使って変更内容をコミットする方法【初心者向け】