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この記事で書く事
Alibaba CloudはAIのプロダクトにもかなり力を入れています。
AIのプロダクトには主にAPI(利用するプロダクト)と、PAI Studio(作るプロダクト)があります。
PAIについて調べたことと、試したことについて書きます。
今回は、PAIの有効化とDeep Learning Model Training用インスタンスの作成まで。他にもいろいろ試して続きは別の記事にしたいと思います。
Alibaba CloudはAIにも力を入れていて、Alibaba Cloudのトレーニング機関であるAlibaba Academyでは、AIのカテゴリが別枠で用意されています。
PAIについてのトレーニング動画も無料で公開されています。「76 students」となっていて、少なさにちょっと笑いましたwww 動画はあまり見る人がいないのかな。英語ですが、中国なまりはほとんど無い女性のスピーカーでとても聞きやすい英語でしたので、個人的にはお勧めです。
こちらはPAIのドキュメント
https://www.alibabacloud.com/help/product/30347.htm?spm=a3c0i.11222793.3706212510.3.67735aec6Jwhxp
PAIとは?
おいしそうな名前ですが、Alibaba Cloud PAIはPlatform for AIという意味で、通常の機械学習のコーディングが出来る以外にも、ノーコードで機械学習を行う機能やAutoMLの機能を備えた多機能なプロダクトです。
ざっくりというとIDE(統合開発環境)に近いコンセプトでAWSのAmazon SageMakerに近い位置づけのものです。
ひとことでPAIと言っても、機能別にネーミングが分かれています。
実は、PAIに関する記事が2年前のAlibaba Cloud Advent Calendar 2019の記事で紹介されていたのですが、その記事(※)では、PAIの機能が以下の3つであることが紹介されています。
① ビジュアライゼーション・モデリング
② データサイエンス・ワークショップ いわゆるJupyter Notebookの環境
③ エラスティック・アルゴリズム・サービス
※
https://qiita.com/tnoce/items/1619ba050f702b5341c9
PAI-Autolearning が追加されています。
ということは、この2年間の間で、PAIが進化したようです。
PAI-Autolearningは、いわゆるAutoMLと呼ばれる機能で、AWSなどの他のクラウドでもサービスが提供されています。AutoMLは、近年注目されている分野で、今後、益々発展していく分野だと思っています。
PAIの有効化の方法
コンソールからPAIを検索して選択します。さらにOPENを選択。
続いて、「プロダクトタイプ」を選びます。こちらは支払い方法です。Pay-As-You-Go(従量課金)を選択します。リージョンは東京を選択。
下のほうに利用可能なアイテムやアルゴリズム、従量課金の料金が表示されています(字が小さいのでスキップしてしまいそう)
「今すぐ購入」を選択して、次のページで同意規約に同意をチェック。「Activate Now」でPAIを有効にします。
Deep Learning Model Training用インスタンスの作成
Model TrainingからDeep Learning Model Trainingを選択し、Training用インスタンスを作成します。
「Role Authorization Required」の警告がでます。
特定のRoleを持つAliyunPAIDLCDefaultRoleの作成の同意が求められます。
ところで、ここで気が付いたのが、PAIは東京リージョンで有効化したのに、上に表示されているリージョンは中国になっています。ドロップダウンのリストにはシンガポールや中国は表示されますが東京は表示されていませんでした。さらに、Model Training以外のメニューもいくつか見たところ、選択可能なリージョンがばらばらで、メニューによって、現在利用できるリージョンが異なるようでした。
将来的には全リージョンで利用できるようになると思われます。
ちなみに、Model Trainingの場合は選択できる国は中国、シンガポール、ドイツでした。
デフォルトで北京リージョンが選択されているので、このままにします。プロダクトにもよりますが、基本的には中国のリージョンが最安です。
有効になりました。既に1つのインスタンスがrunningになっていました。
ACKと表示されているので、Kubernetesのインスタンスが起動しています。ACKは正式な名称はAlibaba Cloud Container Service for Kubernetes という非常に長い名前です。
ここで、気が付いたことが。。(気が付くのが遅い、、)
支払にクーポンを使用しようと思っていたけど、クーポン適用できるところがなかったよー(パニック)
Pay-As-You-Go(従量課金)でもクーポン適用できるという話だったんだけどなあ??
そこで、キャプチャを取っていた、注文確認画面を確認すると支払額が0USドルになっていることに気が付く。自動的にクーポンが使用される仕組みと思われる。ちゃんと、期限が短いものからクーポンを適用してくれているかちょっと心配。。
今回は、PAIの有効化とDeep Learning Model Training用インスタンスの作成まで。他にもいろいろ試して続きは別の記事にしたいと思います。
きっかけ!
今回はPAIについて書きましたが、きっかは、AIのプロダクトに関心があることと、
もう一つ(こっちの理由がメインかな。。)、セミナーに参加してトライアルクーポンを頂いたのですが、全く使っていないうちに、期限が10日後に迫ってきてしまったというのがきっかけです。
Alibaba主催のセミナーに参加すると、運が良ければけっこうな額のトライアルクーポンを頂くことが出来るので、セミナーを見かけたら参加してみると良いと思います。
なお、「Alibaba Cloudのデベロッパーコミュニティ」のAlieatersでも定期的にセミナーを開催していて、参加するとささやかな額ですがクーポンをもらえたりするので、お勧めですよ!時には、クーポン以外の記念品も!
前回の京橋のAlibaba Cloud Japanで現地開催された回では、お土産に「オリンピック仕様ハッピ」を頂きました!
Alieatersのセミナーはconnpassから申し込みできます。
https://alibabacloud.connpass.com/
付与されたクーポンは、Couponsから確認することが出来ます。1500USドルのクーポン期限が10日後に迫っていますがまだ1ドルも使えておらず。。
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