はじめに
自己紹介アプリを作成していて、ユーザーが選択肢にない趣味を追加したい場合、どう実装すればいいでしょうか?
例えば最近 「筋トレ」 を始めたので趣味に登録したい場合、PowerAppsを使って簡単にSharePointリストの選択肢を増やせる方法を紹介します。
完成イメージ
実装手順
1. SharePointリストの準備
まず、自己紹介用の SharePointリスト を作成します。
列名 | 種類 |
---|---|
名前 | テキスト |
趣味 | 選択肢(複数選択を許可) |
「趣味」列の選択肢は手動で初期値(例:料理、ゴルフ、散歩)を設定しておきます。
2. PowerAppsの画面作成
次にPowerApps上でUIコンポーネントを作成します。配置するコンポーネントは以下です。
- Gallery2:社員一覧を表示 (画面左)
- ComboBox1:既存の趣味選択肢を表示 (画面右上)
- TextInputCanvas3:新しい趣味を入力 (画面右中央、趣味の登録の下)
-
ButtonCanvas1:新しい趣味を保存 (更新ボタン)
3. ComboBox1(既存趣味の選択肢)
Items プロパティに以下を入力します。
Distinct(
Ungroup(
AddColumns(自己紹介DB, "AllChoices", 趣味),
"AllChoices"
),
Value
)
解説
AddColumns:趣味の値を「AllChoices」という列に追加
Ungroup:複数選択肢をフラットなリストに
Distinct:重複のないリストを取得
DefaultSelectedItems プロパティに以下を入力します。
Gallery2.Selected.趣味
解説
Gallery2:左の社員一覧
Gallery2.Selected:左の社員一覧からクリックされた社員データ
Gallery2.Selected.趣味:左の社員一覧からクリックされた社員データの趣味
4. ButtonCanvas1(保存ボタン)
OnSelect プロパティに以下を入力します。
Patch(
自己紹介DB,
Gallery2.Selected,
{
趣味: If(
!IsBlank(TextInputCanvas3.Value),
Table({Value: TextInputCanvas3.Value}) & ComboBox1.SelectedItems,
ComboBox1.SelectedItems
)
}
);
Reset(TextInputCanvas3)
解説
-
Patch:選択中のレコード(
Gallery2.Selected
)に趣味を更新 - If:入力欄が空でない場合、新しい趣味をComboBoxの選択肢に追加
- Reset:入力欄をクリア
動作確認
以下の手順で動作を確認します。
-
新しい趣味を入力:
筋トレ
と入力 - 保存ボタンをクリック
- Gallery2 に反映されることを確認
- SharePointリスト も更新されることを確認
まとめ
この方法を使えば、PowerApps のUIから SharePointリスト の選択肢を簡単に追加・更新できます。
ユーザー自身が新しい選択肢を登録できるため、管理者の手間も軽減できます。
おわりに
PowerAppsとSharePointを組み合わせることで、柔軟なデータ管理が可能になります。
自己紹介アプリだけでなく、他のシナリオにも応用できるのでぜひ試してみてください!