0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

ACアダプタとPoEインジェクタの違いと使い分け方

0
Posted at

無線APやIPカメラを設置するとき、
「ACアダプタで給電」と「PoEインジェクタで給電」の
どちらを使うか迷ったことがありました。

どちらもPoEハブを使わずに給電できる方法ですが、
使い分けのポイントが最初はよくわからなかったです。

この記事では、2つの給電方法の違いと
選び方を整理していきます。


ACアダプタでの給電

機器に付属のACアダプタをコンセントに差して、
機器本体に接続する方法です。

コンセント ──ACアダプタ──→ 無線AP・IPカメラなど

メリット

  • 追加機器が不要
  • 設定が一切いらない
  • コストが低い

デメリット

  • 設置場所の近くにコンセントが必要
  • LANケーブルと電源ケーブルの2本が必要
  • 天井・屋外など電源が取りにくい場所への設置が難しい

PoEインジェクタでの給電

PoEインジェクタは、PoE非対応スイッチと
PoE受電機器の間に挟んで使う機器です。

LANケーブルに電力を乗せることで、
LAN1本で通信と給電を同時に行えます。

通常スイッチ ──→ PoEインジェクタ ──→ 無線AP・IPカメラなど
(通信のみ)  ↑  (電力を注入)    (データ+電力)
         コンセントから給電

メリット

  • 設置場所にコンセントが不要
  • LANケーブル1本で給電と通信が完結
  • 天井・屋外への設置がしやすい
  • 既存のPoE非対応スイッチをそのまま使える

デメリット

  • インジェクタ本体の設置スペースが必要
  • インジェクタ自体にコンセントが必要
  • 複数台に給電する場合は台数分必要

2つを比較すると

比較項目 ACアダプタ PoEインジェクタ
設置場所のコンセント 機器の近くに必要 インジェクタ側に必要
ケーブル本数 LAN+電源の2本 LANのみ1本
追加機器 なし インジェクタ本体
初期コスト 低い 中程度
天井・屋外への設置 難しい しやすい
設定の手間 ほぼなし ほぼなし

どっちを選ぶか

ACアダプタを選ぶケース

  • 設置場所の近くにコンセントがある
  • デスク周りや壁際など、アクセスしやすい場所への設置
  • とにかくシンプルに済ませたい

コンセントが確保できるなら、
ACアダプタが一番手軽です。
機器も少なく、設定も不要で済みます。

PoEインジェクタを選ぶケース

  • 天井や柱など、コンセントがない場所に設置したい
  • 見た目をすっきりさせたい(ケーブル1本にしたい)
  • 既存スイッチはそのまま使いたいが、LANで給電したい

天井への無線AP設置では、
コンセントを新設する工事より
PoEインジェクタを使う方がコストを抑えられるケースが多いです。


設置イメージで比較

ACアダプタを使う場合

壁のコンセント
      │
  ACアダプタ
      │
  無線AP(壁際設置)──LANケーブル──→ スイッチ

電源とLANの2系統が必要になります。

PoEインジェクタを使う場合

スイッチ ──LANケーブル──→ PoEインジェクタ ──LANケーブル──→ 無線AP(天井設置)
                         ↑
                    コンセントから給電

スイッチからインジェクタまではLANケーブル、
インジェクタから先はLANケーブル1本で
通信と給電が完結します。


PoEハブとの使い分けも合わせて整理

前回の記事でPoEハブとPoEインジェクタの
違いについて書きました。

3つをまとめて整理するとこうなります。

給電方法 向いているケース
ACアダプタ コンセントがある・少台数・シンプルに済ませたい
PoEインジェクタ コンセントがない場所・既存スイッチ流用・少台数
PoEハブ 複数台まとめて給電・新規構築

まとめ

  • ACアダプタ:設置場所にコンセントがあるならシンプルで低コスト
  • PoEインジェクタ:コンセントがない場所でもLAN給電を実現できる
  • 決め手は「設置場所にコンセントがあるかどうか」

どちらが優れているではなく、
設置環境によって使い分けるものです。

同じところで詰まっている人の参考になれば嬉しいです。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?