#経緯
近頃話題の某COVID-19の影響で、私の学校も遠隔授業になるかもしれないということで、とても喜ばしい非常に残念です。
さて、弊校の授業ではRaspberry Piを使うのですが、あいにく私の自宅にはモニターがありません。PCでリモートデスクトップ接続を行うことで操作はできますが、せっかくなのでスマートフォン一台で完結できないかな...ということでやってみました。(学内(初心者)向け記事ですので細かい点などにはご容赦ください)
##準備するもの
- Raspberry Pi
- Micro SDカード
- Androidスマートフォン(Micro SDカードが刺さるもの)
- Microsoft Remote Desktop
##筆者の実行環境
- Raspberry Pi 3B
- TOSHIBA製MicroSDカード 32GB
- One UI 2.0(Android 10)
- Microsoft Remote Desktop(8.1.79.421)
##作業を始める前に
当然ですがラズパイ、スマホ共に電源を切りましょう。データが飛ぶ可能性があります
##MicroSDカードの抜き差し
これができない人が一定数いるので一応解説しておきます。
まずスマートフォンにはどこかにこういう穴といかにも抜けそうなスロットがあると思います。その穴に手ごたえがあるまで安全ピンなどを押し込めば勝手に出てきます(一応スマホに付属しているはずです)
##ネットワークの設定
もちろん普通に設定してもよいですが、今回はスマホだけで行うので、MicroSDカードに直接設定を書き込むことで実現します。
https://mascii.github.io/wpa-supplicant-conf-tool/ にアクセスして、ネットワーク設定用のファイルを作ってください(詳しい使い方はこちら)
できたファイルをMicroSDカードのルートディレクトリ(一番上の階層)に貼り付けます
**このときに注意なのですが、**ダウンロード時に拡張子が~.conf.txtのように付け足されている場合があるので必ず確認して、.txtの部分を削除して下さい。
また、勝手にいろいろフォルダができると思いますが、何かあっても面倒なので削除しておくことをお勧めします。
終了したらMicroSDカードをラズパイに刺しなおして終了です。
##接続
まずはラズパイを電源に接続します。
そのあとにRemote Desktopアプリを起動し、右上の+マークからDesktop→ADD MANUALYを選択します。
その後にホスト名などの項目を入力し、右上のSAVEを押して保存します。
するとホーム画面に設定したウィンドウが出るので、そこを押して接続します
あとはIDとパスワードの入力を求められる画面になれば成功です。
このときのログインIDとパスワードは、デフォルトではUser:pi、Password: raspberryとなっているので、それでログインしましょう。
##余談
設定自体はMicroSDカードの刺さる端末でないと無理ですが、その後はiOS端末などでも接続が可能です。iPadあたりで使うのが無難だと思います。
##詰まったとき
-ネットワーク設定のファイルの作成からやり直す(typoなど)
-ホストなどの設定を見直す
-ラズパイが死んでないか確認する
##感想
操作性が悪い