前回(https://qiita.com/Cente_mw/items/11b1cb2a73b3a42ba957 )まで、「技術の空洞化」に対する対策として、我々ミドルウエア屋が出来る事を説明してきました。使えるミドルウェア、信頼できるミドルウェアを使って技術を補完しましょう。。というお話から、そのミドルウェアのライセンス形態において、ソースコードを開示してもらって将来に備えましょうという話題。
更には、PoC(評価の為の)ライセンスなどを利用して、早期にその製品の良否を判断して進めましょう、、というお話をしてきました。
さて、ミドルウェア屋の私が言うのも変ですが、ミドルウェア(ソースコード)の品質で判断できないものがあると思います。どんなに導入実績があっても、ユーザが多くても、自分がそれらの方々と同じに使えるのか?っというところ。まずは、PoCライセンスでお試しくださいというのが、私たちの回答です。その中には、ソースコードを実際に使ってみるという意味のほかに、「サポート」を使ってみてくださいという意味が非常に強くあります。
初めてミドルウエアを導入する際には「ここでエラーする」「ココが理解できない」「動作が不安だ」など、何かしら問題が発生すると思います(これはミドルウエアのバグもありますが、環境固有の問題であることが多いです)。これをどうやって解決するかと言うと、Centeミドルウェアでは「メールで問い合わせ」という方式でサポートを受け取ります。通常の営業日であれば24時間以内には一報を返せるような体制にしています。Botではなく人間なので、お盆休みや正月休み、時にはコロナでお休み、、何てこともあるかもしれませんがご容赦ください。純粋な「このミドルウェアを開発した本人」がメールサポートしています。お客様のなかで、このサポートを「ダイレクトサポート」と呼んでくださる方いて、そのお話を聞いて、それから私たちも「ダイレクトサポート」と言う様になりました。
はて、「ダイレクト」ではないサポートってあるんだろうか? っという疑問が私たちにありまして、、、よくよく聞いてみると、同業者の中には、開発元が海外であったり開発エンジニアではない人がサポートしているので、「間接サポート」であることがあるんだとか。この場合、言葉の壁だったり、時間を要してしまったり、一般論しか回答してもらえなかったり、、、と、文化の壁も感じたそうです。
我々は、日本(場所はナイショですけど)時間で生活していますし、日本語を母国語としていますのでどんどん、日本語の曖昧さを含んだメールを送ってください。「言葉ではうまく説明できないけど、、、」と言うメールを頂いても「行間」を読みます!
実際、行間を読んで「もしかすると、***かもしれませんが、++++な事はありませんか?」と返信することもあります。「確かに++++でした。解決しました。」という1回のメール往復でトラブル解決できることも少なくありません。
このように、メールでダイレクトにエンジニアと技術的に突っ込んだお話が出来る環境って良いと思いませんか?もうこの体制を20年もやってます。20年前は20~30才台だったエンジニアも、、、(以後、自粛)
ミドルウエアを使うユーザとして、ミドルウエアを作ったエンジニアと直接会話ができる機会として、もう一つ「各種技術展示会」があります。そういった展示会は来場者として皆さんのようなエンジニアを想定しているので、大抵各社のブースにエンジニアや技術について詳しい社員が立っています。タダでいくらでも話が聞けますし、各社が一か所に集まる貴重な機会なので技術を学ぶ場として積極的に利用してはいかがでしょうか。
さて、来る11月15日~17日に組込技術の大きな展示会がありますよね。EdgeTech+2023(https://www.jasa.or.jp/expo/ )です。この展示会に「ミドルウェア屋の開発・サポートをしている中の人」がITbookテクノロジー Centeブースに立ちます。
もっと言うと、Qiita記事を書いている私もブースに居るかも?しれません。(展示会の情報は下記に書いておきます。)「Qiita見たよ」って言ってください!私の株が上がります。(笑)
技術的に困っている事、疑問を持っている事、ライセンスで不安に思っている事、なんでも結構です。
実際に展示会でリアル会話しませんか? お待ちしています。
■展示会情報
展示会:EdgeTech+2023会 期:2023年11月15日(水)~17日(金) 10:00~17:00(※16日(木)は18:00まで)
会 場:パシフィコ横浜 展示ホール
ITbookテクノロジー Centeブース 小間番号:B-C08
■今日の閑話
メールするにせよ展示会のブースで来場者対応するにせよ、お客様対応には、説明の流れ・礼儀正しさなどテクノロジーではない、それなりのスキルが必要です。しかし、エンジニア全員にそれを求めるのはちょっと酷だろうなと思っていて、本記事では「エンジニアがダイレクトに」と書いていますが、比較的それが得意なエンジニアを間に立てることがあります。それでもミドルウエアサポートの本質は「エンジニアレベルでの議論」だという軸足は変わりません。同僚エンジニアに相談する感覚でサポートをご利用いただければと思います。Cente:
https://www.cente.jp/
お問合せはこちら:
https://www.cente.jp/otoiawase/