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FluentBit × Kinesis × S3 でログ保存基盤を作る ~Kinesis&S3実装編~

Last updated at Posted at 2020-04-29

はじめに

以前書いたFluentBit × Kinesis × S3 でログ保存基盤を作る ~概要編~の続きです。

今回はAWS側の実装である、Kinesis Firehose Delivery StreamからS3にデータを流す基盤を作ります。

リソース作成

今回はCloudFormationを使ってリソースを作成しました。

必要なリソース

  • S3バケット
  • Kinesis Firehose Delivery Stream用のIAMロール
    • S3に書き込みをできる必要がある
    • 必要なIAMポリシーは 公式ページ を参照
  • Kinesis Firehose Delivery Stream

※ Kinesis Firehose Delivery Stream が長いので、以降はFirehoseと呼びます。

テンプレート

上記要件を満たすためのテンプレートが下記です。
バケット名はきっと被ってしまうので、適宜変えるようにするのが良いと思います。
(サンプル用として書いてるのでリソース名の適当さはお許しください...)

firehose_to_s3.yaml
AWSTemplateFormatVersion: 2010-09-09
Resources:
  LogBucket:
    Type: AWS::S3::Bucket
    Properties:
      BucketName: log-bucket-stream-sample0021
      AccessControl: Private
  LogToS3Stream:
    Type: AWS::KinesisFirehose::DeliveryStream
    Properties:
      DeliveryStreamName: log-to-s3-stream
      DeliveryStreamType: DirectPut
      ExtendedS3DestinationConfiguration:
        BucketARN: !GetAtt LogBucket.Arn
        RoleARN: !GetAtt FirehoseToS3IamRole.Arn
        BufferingHints:
          IntervalInSeconds: 60
          SizeInMBs: 50
        CompressionFormat: GZIP
  FirehoseToS3IamRole:
    Type: AWS::IAM::Role
    Properties:
      RoleName: firehose-to-s3-iam-role
      AssumeRolePolicyDocument:
        Version: 2012-10-17
        Statement:
          - Effect: Allow
            Principal:
              Service:
                - firehose.amazonaws.com
            Action:
              - sts:AssumeRole
      ManagedPolicyArns:
        - !Ref FirehoseToS3DeliveryPolicy
  FirehoseToS3DeliveryPolicy:
    Type: AWS::IAM::ManagedPolicy
    Properties:
      PolicyDocument:
        Version: 2012-10-17
        Statement:
          -
            Sid: AllowFirehoseToS3Delivery
            Effect: Allow
            Action:
              - s3:AbortMultipartUpload
              - s3:GetBucketLocation
              - s3:GetObject
              - s3:ListBucket
              - s3:ListBucketMultipartUploads
              - s3:PutObject
              - kinesis:DescribeStream
              - kinesis:GetShardIterator
              - kinesis:GetRecords
              - kinesis:ListShards
              - kms:Decrypt
              - kms:GenerateDataKey
              - logs:PutLogEvents
              - lambda:InvokeFunction
              - lambda:GetFunctionConfiguration
            Resource: "*"

こちらをCloudFormationで流し込みます。
変数は特に埋め込んでいないので、設定は必要ありません。

リソース確認

S3

バケットが作成されています。
ここがFirehoseから送られてくるデータが書き込まれる場所になります。
スクリーンショット 2020-04-29 23.06.12.png

Firehose

こんな感じで、リソースが作成されました。
スクリーンショット 2020-04-29 22.59.07.png

キャッチしたデータの書き込み先のS3もちゃんと指定されています。
ちなみにここのBuffer conditionsは、Firehoseがデータをキャッチしてから、S3に送るまでの間隔値などのバッファ設定です。
スクリーンショット 2020-04-29 22.59.18.png

動かしてみる

データを送る

Firehoseのコンソール画面にはテストデータを送るようのボタンが設置されているので、これを使ってFirehoseにデータを送ってみます。
スクリーンショット 2020-04-29 22.59.35.png

「Sending demo data」をクリックすると、データが送られ始めます。
1回押すと1件データが送られるのではなく、何件もデータが連続で送られるみたいです。
そのため、「Stop sending demo data」をクリックしないとデータの送信が止まらないのでご注意を!

ちなみに
{"ticker_symbol":"QXZ", "sector":"HEALTHCARE", "change":-0.05, "price":84.51}
が何度も送られる形です。JSON文字列ですね。

Firehoseのモニタリングを確認してみる

「Monitoring」をクリックすると、Firehoseが受信したデータ量、S3に送信したデータ量などのメトリクスを見ることができます。
しばらく待って画面の更新をしてみると、Firehoseがデータをストリームしていることが分かるメトリクスデータが現れます。
スクリーンショット 2020-04-29 23.08.54.png

今回は60個データをFirehoseに流し、それをキャッチしたFirehoseが60個のデータをS3に書き込みました。

バケットを確認する

S3をみてみると、日時で区切られたディレクトリが自動生成され、その中にFirehoseがストリーミングで書き込んだデータのファイルが配置されています。
スクリーンショット 2020-04-29 23.16.27.png

gzファイルをダウンロードし、lessコマンド等で確認。
すると、
スクリーンショット 2020-04-29 23.18.38.png

Firehoseから送られてきたデータを確認することができました。

最後に

今回はFirehoseからS3にデータをストリームする基盤を構築しました。
次回はコンテナ側の実装となる、FluentBitからFirehoseにデータを送る部分についてまとめます。

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