目次
- はじめに
- 数値から文字へ変換する基本的な方法
- 0~9をchar型に変換
- 数値をstring型に変換
- 数値をchar[]型に変換
はじめに
先日、文字列を数値へ変換する方法を紹介しました。今回は逆に、数値から文字へ変換する基本的な方法を紹介したいと思います。
数値から文字へ変換する基本的な方法
- 0~9をChar型に変換
int number = 8;
char digitChar = (char)(number + '0');
Console.WriteLine(digitChar); // 出力: '8'
'0' は文字 '0' のASCIIコードで、値は48です。
number に 8 が代入されているので、8 + 48 = 56 となります。
(char)は、数値や他のデータ型を char 型へ変換するために使います。整数値を、対応するASCII文字に変換するわけですね
しかし、この方法は「0~9」の整数値にしか使えません。
10以上の数は複数の桁を持つため、単純にASCIIコードを足すだけでは正しい文字列にはならないからです。例えば、数値 10 を文字に変換したい場合、1 と 0 の二つの文字に分けて変換する必要があります
そんなときに便利なのがToString()です!
- 数値をstring型に変換
int number = 123;
string numberString = number.ToString();
Console.WriteLine(numberString); // 出力: 123
簡単に変換できましたね
また、このように特定の桁を char 型として取得することもできます。
int number = 123;
char firstDigitChar = number.ToString()[0]; // '1'
Console.WriteLine(firstDigitChar);
もちろん、char配列に変換することもできますよ!
- 数値をchar[]型に変換
int number = 123;
char[] digits = number.ToString().ToCharArray();
Console.WriteLine(digits); // 出力: 123
ToCharArray() を使って、文字列を char の配列に変換しました。出力は同じく「123」となります。