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【VirtualBox】CentOS8をインスト―ルしてネットワーク接続するまで

Last updated at Posted at 2020-03-14

仮想マシンであるVirtualBoxにCentOS8をインストールして、ネットワーク接続するまでの手順です。
詳細に書いたので、かなり長いです。ご容赦ください。

環境、使用ツール

  • OS(ホストOS):Windows10
  • 仮想マシン:VirtualBox 6.1.4
  • 仮想マシンのOS(ゲストOS):CentOS8.1.1911

手順

1. CentOSのインストール

1.ダウンロードサイトより、ダウンロードします。
「Get CentOS Now」をクリック。
image.png

2.「CentOS Linux DVD ISO」をクリック。
※「CentOS Stream DVD ISO」でもダメではありませんが、開発版なので、安定版である「CentOS Linux DVD ISO」を選んだほうが無難でしょう。
image.png

3.ミラーサイトのURL一覧が表示されます。
「The following mirrors in your region should have the ISO images available:」配下のいずれかをクリックしてダウンロードしましょう。
特にこだわりがなければ一番上に表示されているものでOK。
ダウンロードには少々時間がかかります(自分の場合は約15分)。
image.png

※「Other mirrors further away:」より下のものはやめましょう。
遠方のサイトなので、ダウンロードに時間がかかってしまいます。

2. VirtualBoxのインストール

1.ダウンロードサイトより、VirtualBoxをダウンロードします。
今回は、Windowsにインストールするので、「Windows hosts」を選択。
image.png

2.ダウンロードされたexeファイルをクリックして実行します。
image.png

3.ウィザードが立ち上がります。
「Next」をクリック。
image.png

4.インストール先や内容の設定画面です。
特に制約やこだわりがなければデフォルトのままで、「Next」をクリック。
image.png

5.ショートカットなどのオプションの設定です。
デフォルトでは全てにチェックが入っています。
お好みの内容にし、「Next」をクリック。
image.png

6.インストール中のネットワーク接続に関する警告です。
内容を確認し、「Yes」をクリック。
image.png

7.「Install」をクリックして、インストール開始。
image.png

8.インストール完了後の画面です。
「Finish」をクリック。
image.png

9.「Start Oracle VM VirtualBox 6.1.4 after installation」にチェックを入れた状態で「Finish」すると、VirtualBoxマネージャーが起動します。
「新規」をクリックします。
image.png

10.「仮想マシンの作成」ウィンドウが立ち上がるので、任意の名前を入力し、「次へ」をクリック。
image.png

11.仮想マシンのメモリサイズを設定します。
任意のサイズに設定し、「次へ」をクリック。
※今回はデフォルトの1024MGのままにしました。
image.png

12.デフォルトの「仮想ハードディスクを作成する」のまま「作成」をクリック。
image.png

13.ハードディスクのファイルタイプの設定です。
こちらもデフォルトでOKなので、「次へ」をクリック。
image.png

14.「物理ハードディスクにあるストレージ」の設定です。
こちらもデフォルトでOK。「次へ」をクリック。
image.png

15.「ファイルの場所とサイズ」の設定です。
数字は仮想マシンに入るファイルデータの上限を表しています。
デフォルトの8.0Gから大きくして、20GBにしました。
「作成」をクリック。
image.png

16.より詳細な設定を行うため、「設定」をクリック。
image.png

17.「ストレージ」を選択し、「光学ドライブの作成」をクリック。
image.png

18.「追加」をクリックし、「1. CentOSのインストール」ダウンロードしたisoファイルを選択し、「選択」をクリック。
image.png

19.「ネットワーク」を選択し、ネットワークアダプターの「割り当て」を「ブリッジアダプター」に変更し、「OK」をクリック。
デフォルトのNATのままでもよいですが、外部ネットワークや同ホストOS上の他の仮想マシンともやりとりできるので、特に制約がない限り、ブリッジアダプターにしておくことをオススメします。
image.png

20.仮想マシンを起動します。
作成した仮想マシンを選択し、「起動」をクリック。
image.png

21.別ウィンドウが立ち上がり、仮想マシンが起動します。
以下のような画面になったらEnterを押下(そのままでも1分後に以降の内容が開始されます。)
image.png

22.言語選択です。
検索ボックスに「ja」などと入力して、日本語を検索・選択して、「次へ」を押下。

23.インストール概要が表示されます。
細かい設定は後で行うので、最低限の設定のみ行います。
「インストール先」をクリック。
image.png

24.内容を確認し、「完了」をクリック。
(この手順をやらないと、「インストールの開始」ボタンが押せず、先へ進めません。)
image.png

25.「インストールの開始」をクリックすると、インストールが開始されます。
image.png

26.インストール中にrootユーザーのパスワード設定とユーザーの作成を行います。
まず、「rootパスワード」をクリック。
image.png

27.任意のパスワードを設定して、「完了」をクリック。
image.png

28.「ユーザーの設定画面」へ戻ったら、「ユーザーの作成」をクリック。
image.png

29.任意のユーザー名とパスワードを設定し、「完了」をクリック。
image.png

30.インストールが完了したら、一度シャットダウンします。
「仮想マシン」 > 「ACPIシャットダウン」をクリック。
image.png

31.「VIrtualBoxマネージャー」画面にて、「設定」をクリック。
image.png

32.「ストレージ」を選択し、取り込んだisoファイル上で右クリックして「割り当てを除去」を選択し、「OK」をクリック。
※isoファイルを残したまま再起動してしまうと、再度最初からインストールが始まってしまう可能性があるので、必ずこの手順(30~32)を踏んでおきましょう。
image.png

3. ネットワーク接続設定

1.対象の仮想マシンを選択し、「起動」をクリック。
image.png

2.初期セットアップを行います。
「License Information」をクリックします。
image.png

3.ライセンス契約を確認し、「ライセンス契約に同意します。」にチェックを入れて、「完了」をクリック。
image.png

4.「初期セットアップ」画面に戻ったら、「設定の完了」をクリック。
image.png

5.インストール時に作成したユーザーでのログイン画面になりますが、今回は設定周りを行うのでrootユーザーでログインします。
「アカウントが見つかりませんか?」をクリック。
image.png

6.ユーザー名に「root」と入力し、「次へ」をクリック。
この後、パスワードを聞かれるので、インストール時に設定したパスワードを入力してサインインします。
image.png

7.サインインすると、初期設定画面が起動します。
以降、デフォルトのまま設定を進めれば問題ありません。
(パスしてもよいので、詳細は割愛します。)
image.png

なお、HOSTマシンの操作に戻る場合は「右Ctrlキー」を押してください。

8.「アクティビティ」 > 「端末」をクリックします。
image.png

9.ターミナルが起動します。
image.png

10.タイムゾーンの設定を確認します。

# timedatectl status

を実行し、所属するエリアのタイムゾーンと異なっていた場合は設定を変更します。
日本に変更する場合は以下の通り。

# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

11.以下のコマンドを実行して、デバイスの状態を確認します。

# nmcli d

12.以下のように、TYPE「ethernet」のDEVICEが接続されていない場合は起動します。
image.png

起動コマンドは以下の通り。
※デバイス名が異なる場合は、「enp0s3」を対象のデバイス名に変えて実行してください(以降同様)。

# nmcli connection up enp0s3

13.ethernetのデバイスを起動したら、再度

# nmcli d

を実行して、状態を確認します。

以下のように「接続済み」となっていればOK。
image.png

14.pingコマンドを実行して、疎通確認を行います。
※宛先がYouTubeの場合は以下の通り。

# ping www.youtube.com

応答が返ってこればネットワーク接続ができていることになります!

image.png

15.これで終わり、でもいいのですが、ネットワーク接続設定を最適化しておきましょう。
ホストOSにてコマンドプロンプトを起動し、以下を実行。

> ipconfig

「IPv4アドレス」と「デフォルト ゲートウェイ」を確認します。
image.png

16.仮想マシン(ゲストOS)に戻り、以下のコマンドを実行して、デバイスの状態詳細を確認します。

# nmcli d show enp0s3

デバイス固有の状態が表示されます。
image.png

17.IPv4アドレス、ゲートウェイの設定を行います。
IPv4アドレスには、ホストOSのサブネットマスクが255となっている箇所までは同じ、以降は別、ゲートウェイにはホストOSと同じものを設定します。
14のキャプチャの状態であれば変更不要ですが、修正する場合は以下のようなコマンドを実行します。

・IPv4アドレス

# nmcli c mod enp0s3 ipv4.addresses 192.168.100.26/24

・ゲートウェイ

# nmcli c mod enp0s3 ipv4.gateway 192.168.100.1

18.続いてリゾルバの設定です。
まず、catコマンドで初期状態を確認します。

# cat /etc/resolv.conf

自分の場合、初期状態ではホストOSのゲートウェイになっていました。
image.png

以下のコマンドを実行して、リゾルバの設定を変更します。

# nmcli c mod enp0s3 ipv4.dns 8.8.8.8,8.8.4.4

8.8.8.8と8.8.4.4はGoogleのパブリックDNSです。

19.IPv4を固定化します。

# nmcli c mod enp0s3 ipv4.method manual

20.以下のコマンドを実行し、ネットワークの自動接続設定を有効にし、反映されていることを確認します。

# nmcli c mod enp0s3 connection.autoconnect yes
# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-enp0s3 | grep "ONBOOT"

反映されていれば、「ONBOOT=yes」が返ってきます。
image.png

21.NetworkManagerを再起動して、ネットワーク設定の変更を反映させます。

# nmcli restart NetworkManager

22.pingコマンドを実行して、疎通確認できれば完了です!

# ping www.youtube.com

補足事項

インストール時にGUIベースでネットワーク接続の設定ができたりするんですが、そうした際にネットワーク接続やらdnfコマンドやらがうまく実行できなかったので、詳細な設定は後で実施しました(別の要因かもしれませんが・・・)。

トラブルシューティングについては、【VIrtualBox】インストール~ネットワーク接続時のトラブルシューティング | Qiitaにまとめました。
躓いた際にご覧ください。

修正履歴

  • 2020年6月2日:「3. ネットワーク接続設定」の19を修正(接続名が抜けていたため)。

    @NERD_009様、ご指摘ありがとうございました!

参考

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