元々ChatGPT Plusを使用していたのですが、キャンペーンにより、Google AI Proも使用開始しました。
それぞれChatGPT Plus / Google AI Pro以上で使える時間指定して処理を実行できる機能（ChatGPTのタスク/Geminiのアクションスケジュール）を使ってみたので、覚え書きも兼ねてその比較を書きます。
設定手順
ChatGPTのタスク
前提条件
今回の前提条件は、以下の通り。
使用プラン
今回、ChatGPT Plusを使用しました。
2025年12月現在、ChatGPTのタスクはChatGPT Plusプラン以上で使用可能です。
無料プランでは使用できません。
使用モデル
今回は、本記事執筆時点で最新のGPT-5.2（Auto）より設定しました。
初期設定
初期設定は、チャットより行います。
新しいチャットをクリックし（①）プロンプトを入力して（②）、送信ボタンをクリック（③）。
すると、以下のようにタスクがスケジューリングされます。
設定確認
設定確認方法は以下の2通り。
いずれもWEBブラウザからの確認手順となります。
チャットから確認
まずは、チャットからの確認手順です。
設定されたスケジュールのミートボールメニューをクリックして（①）、スケジュールをクリック（②）。
「スケジュール済み」もしくは「最近」の下に出ている先ほどスケジューリングしたタスクをホバーすると、編集ボタンが出るのでそれをクリック（①）
「スケジュールを編集する」が出ます。
この画面より、
- 名前
- 指示
- 実行日時
の編集が可能。
内容を後から編集したいな、と思ったらこちらより編集しましょう。
設定から確認
続いて、「設定」からの確認手順です。
過去に作成した設定を確認する場合はこちらの方が速いかもしれません。
左下の自身のアイコンとプランの出ている箇所をクリックし（①）、「設定」をクリック（②）。
「スケジュール」（①） > 「管理する」をクリック（②）。
すると、スケジュール一覧に遷移します。
続きは、「チャットから確認」の手順と同じです。
更新
上述の通り、スケジュール一覧より更新できますが、チャットからも更新可能です。
タスクの設定を行ったチャットより、変更したい内容を送ります。
※入力したプロンプトは、以下の通り。
対象AIプロバイダとして、
Appier Group
PKSHA Technology
を追加してください
スケジュール一覧より確認すると、チャットより送信した内容が追加されています。
Geminiのアクションスケジュール
前提条件
今回の前提条件は、以下の通り。
使用プラン
Google AI Pro。
2025年12月現在、GeminiのタスクはGoogle AI Proプラン以上で使用可能です。
無料プランでは使用できません。
使用モデル
今回は、Gemini3の高速モードより設定しました。
注意点
アクションスケジュールを使用するには、「アクティビティの保存」が「オン」である必要があります。
学習されるのを避けるためにこの設定をしている方もいるかと思いますが、「オフ」だと使えませんので、ご注意ください。
設定は、以下の手順で確認できます。
「設定とヘルプ」をクリックし（①）、「アクティビティ」をクリック（②）。
「アクティビティの保存」が「オン」になっていればOKです。
なお、ChatGPTについては、「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにしていても、タスク機能は使えます。
初期設定
初期設定は、ChatGPTのタスクと同様にチャットから実施します。
「チャットを新規作成」をクリックし（①）プロンプトを入力して（②）、送信ボタンをクリック（③）。
すると、以下のようにタスクがスケジューリングされます。
設定確認
設定確認方法は以下の通り。
ChatGPTのタスク同様、いずれもWEBブラウザからの確認手順となります。
「設定とヘルプ」をクリックし（①）、「アクティビティ」をクリック（②）。
すると、「アクション」欄で設定したスケジュールが確認できます。
- 実行日時
- プロンプトの冒頭
- 有効/無効（トグル）
の確認はできますが、2025年12月現在では、こちらの画面から設定変更はできません。
設定内容の詳細を確認したい場合は、チャット欄より確認しましょう。
チャット欄にプロンプトを入力して（①）、送信ボタンをクリック（②）。
※入力したプロンプトは、以下の通り。
現在の予約アクションの設定について、
・名前
・指示文
・実行日時
を教えてください。
すると、設定内容が確認できます。
更新
設定内容の更新もチャットから実施します。
更新内容を入力して（①）、送信ボタンをクリック（②）。
先ほどと同じ手順で設定内容を確認すると、設定が追加されているはずです。
出力内容
プロンプト
今回は、以下のプロンプトをそれぞれChatGPT / Geminiのチャット欄に送信しました。
過去1週間分のAIニュースの要約タスク作成のお願い
毎週水曜の日本時間18:30 に、
以下の処理を自動実行するタスクを作成してください。
◆処理フロー
1. 以下のAIプロバイダについて、過去1週間分のAIニュースリリースを取得
2. 本チャットに要約と参考にしたオフィシャルサイトのURLをAIプロバイダ別に本チャットに日本語で表示（ない場合は、「なし」と表示してください）
◆対象のAIプロバイダ
・OpenAI
・Anthropic
・Google
・Microsoft
・Meta
・AWS
・Perplexity AI
・DeepSeek AI
◆回答フォーマット
AIニュースの要約（YYYY/MM/DD〜YYYY/MM/DD）
{AIプロバイダ名}
・要約: 100-200文字程度で記載
・参考URL: https://xxxxxxxx
:
（以降、AIプロバイダ分繰り返し）
◆補足事項
今後内容を編集することを踏まえ、本プロンプトも日本語かつ箇条書きで保存お願いします
結果比較
長いので、冒頭3社分のみにしますが、結果はそれぞれ以下の通り。
ChatGPTのタスク
テキストだと以下の通り。
AIニュースの要約（2025/12/24〜2025/12/31）
OpenAI
・要約: OpenAIは2025年12月11日に最新AIモデル「GPT‑5.2」を公式リリースしました。GPT‑5.2は高度な知識業務や複雑なタスク処理に強みを持ち、長文理解・コーディング・画像認識など多領域で性能が向上。企業向けCopilotなどへの統合も進んでいます。さらに同月18日にはエージェント特化型コーディングモデル「GPT‑5.2‑Codex」も発表されています。
・参考URL: https://openai.com/index/introducing-gpt-5-2/
Anthropic
・要約: この1週間でAnthropic公式発表による大きな新モデルや主要アップデートは確認できませんでした。多数のAI企業動向報道では資金調達や市場動向にAnthropicが言及されるものの、直近の自社リリース情報は見つかりませんでした。
・参考URL: なし
Google
・要約: GoogleのAIサービスについて、インド市場で「Gemini Pro」などプレミアAIツールを無料提供する取り組みが報じられ、現地ユーザー拡大を目指す動きが進んでいます。モデル性能自体の新公式リリースは直近で確認できませんでした。
The Times of India
・参考URL: なし
Geminiのアクションスケジュール
テキストだと以下の通り。
AIニュースの要約（2025/12/24〜2025/12/31）
OpenAI
要約: OpenAIは、コーディングに特化した「GPT-5.2-Codex」を発表しました。このモデルは、コンテキストの圧縮技術により長時間の作業や大規模なリファクタリング、移行作業の信頼性が向上しています。また、Windows上でのパフォーマンス改善やサイバーセキュリティ機能の強化も図られています。
参考URL: https://openai.com/news
Anthropic
要約: カリフォルニア州のフロンティアAI透明性法への準拠フレームワークを公開したほか、米国エネルギー省（DOE）との提携を発表し、科学的発見の加速に向けた取り組みを強化しています。また、AIが主導した高度なサイバー攻撃キャンペーンを特定・阻止したことを報告し、AIの安全性と防御策の重要性を強調しました。
参考URL: https://www.anthropic.com/news
Google
要約: 12月のAIアップデートまとめを公開し、フロンティアインテリジェンスの研究成果を実用的なツールとしてユーザーへ提供する進捗を報告しました。検索機能における「AI Mode」の強化により、より深く文脈に即した回答の提供や、一部の予約機能におけるエージェント機能の拡充が続いています。
参考URL: https://blog.google/technology/ai/
所感
なんとなくですが、ChatGPTのタスク（GPT-5.2利用）の方が精度としては高い印象を受けました。
Geminiのアクションスケジューラ（Gemini3利用）では、公式サイトのニュース系のページを見てまとめてくれてますが、ちょっとふんわりしすぎているような、、
プロンプト（指示文）を改善すればもっといい出力が得られるかもなので、今度試してみたいと思います。
まとめ
今回の試行のまとめです。
| ChatGPTのタスク | Geminiのアクションスケジュール | |
|---|---|---|
| 使用可能なプラン | ChatGPT Plus以上 | Google AI Pro以上 |
| サービス改善（学習）の設定要否 | 不要 | 必須 |
| 今回使用したモデル | GPT-5.2 | Gemini3 |
| 初期設定 | チャットより実施 | チャットより実施 |
| 設定の確認/更新 | 設定>スケジュールより実施 | チャットより実施 |
| 出力結果 | やや精度高めな印象 | ふんわりした印象 |
あくまで、今回の結果をもとにしたものなので、実行回やプロンプトの改善によって変わるかもしれません。
終わりに
数週間後にはまたUIや出力含め、変わってるんだろうなぁと思いつつ、タスク機能を使ったことがなかったので試せて良かったです。