Windows PCに、Pythonとpipを使用し、AWS CLI をインストールする方法です。
対象ツール
AWS CLI
前提条件
端末：Windows PC
Pythonインストール済
手順
1. インストール
①pythonのバージョンの確認
・python3が入っていればOK（以下はpython 3.7.3）
> python -V
Python 3.7.3
②pipを使用して、AWS CLI をインストール
・以下を実行
> pip3 install awscli
③パスの確認
・以下を実行
> where c:\ aws
・見つからない場合は、以下を実行する
> where /R c:\ aws
④Pathの設定
・Windowsボタンを押して検索ボックスで「環境変数」と入力して検索し、
3で表示されたPathを設定する
【例】表示結果が「c:[userdirectory]\Python\Python37\Scripts\aws」の場合
設定内容：c:[userdirectory]\Python\Python37\Scripts
⑤AWS CLIのバージョンの確認
・インストール、Pathの設定が正常であれば以下のような結果が出力される
> aws --version
aws-cli/1.16.225 Python/3.7.3 Windows/10 botocore/1.12.215
※注意点：環境変数設定前からコマンドプロンプトが起動していた場合は一度閉じて、再度立ち上げる
2. 設定
①IAMユーザーのアクセスキーの作成
・Identity and Access Management (IAM)にアクセス
・左側のAWS Accountペインより、「ユーザー」をクリック
・「認証情報」 > 「アクセスキーの作成」
・「.csvファイルのダウンロード」をクリック（キー情報を得る）
・accessKeys.csvがダウンロードされ、キー情報が得られる
※注意点：accessKeys.csvは紛失しないようにすること
②かんたん設定（一般的な使用の場合）
・コマンドプロンプトにて、以下を実行
> aws configure
AWS Access Key ID, Secret access key, Default region name, Default output formatが順に問われるので、以下を参考に設定
> AWS Access Key ID [None]：csvファイルのAccess key IDを入力
> Secret access key:csvファイルのSecret access keyを入力
> Default region name [None]: ap-northeast-1
> Default output format [None]:json
※補足1：Default region nameはAWS Service Endpointsを参照。ap-northeast-1はAsia Pacific (Tokyo)
※補足2：Default output formatのデフォルトはjson