RAD Studio/Delphi/C++Builder の機能インストーラは便利だし、インストール時間は早いし便利なのですが、いくつか注意する点があります。( この記事の内容は主に 10.1 Berlin, 10.2 Tokyo での注意点です。)
機能インストーラの基本的な操作は docwiki 上のドキュメントを参照してください。
10.2 Tokyo のドキュメントは「こちら」です。
で、この機能インストーラですが、インストールする機能(プラットフォームとか、サンプルやヘルプなど)を選択してインストールでます。
プラットフォーム選択での注意点
Windows 32-bit は必ず選択してください、たとえ Windows 64-bit のアプリケーションしか作成しなくても
RAD Studio/Delphi/C++Builder の IDE 自身は Windows 32-bit アプリケーションです。コンポーネントパッケージなどのテストを行なうには IDE 自身が実行できる Windows 32bit でビルドされたものが必要なのです後からプラットフォームを追加する際、既にインストールしたものも含めてチェックをつけてください
チェックを外す=機能のアンインストールを意味します
追加オプション選択での注意点
既に PC に InterBase XE7/2017 Developer Edition がインストールされている場合は、チェックは外す(インストールしない)
InterBase はマルチインスタンス機能というのがありまして、1つの PC 内に複数の InterBase XE7/2017 を別々のインスタンスとしてインストールすることができますが、1つのインスタンスごとに個別のライセンスが必要です
別途個別の InterBase XE7/2017 Server 等のライセンスを持っている場合は別ですが、1つの PC 内に複数の InterBase XE7/2017 をインストールすると、ライセンス関連で InterBase が起動しなくなったりのトラブルが発生する恐れがありますFastReport VCL をインストールするときは TeeChart Standard も選択すること
サポート記事 にも記述がありますが、FastReport VCL内で TeeChart のパッケージを参照していますので、FastReport VCLと TeeChart Standard はペアとしてインストールします後からオプションを追加する際、既にインストールしたものも含めてチェックをつけてください
チェックを外す=機能のアンインストールを意味します
オマケの注意書き
あ、オフラインインストーラ (ISO)と、機能インストーラは同居できないので、以前 ISO でインストールして、機能インストーラに切り替える、又はその逆の場合は、一度手動アンインストールの記事の手順でアンインストールが必要です
10.2 Tokyo 手動アンインストール
10.1 Berlin 手動アンインストール