はじめに

RTMサーバーをLinuxで立てよう！と思ったら以外につまずいたのでメモ。

構成要素

Ubuntu 22.04 LTS x64
Eclipse Temurin Java SE 8 JRE
Minecraft Forge 1.7.10-10.13.4.1614
MCRCON v0.7.2
RTM 1.7.10.44
NGTLib1.7.10.35

Ubuntuのインストール

サーバー機にインストールし、実行用ユーザーを作成する。
※説明例では minecraft ユーザーを使用している。

MCRCONのインストール

Systemdでデーモン化した際に操作ができるように、MCRCONをインストールする。

# 未導入であれば入れる
sudo apt install gcc make unzip
# お好みの作業用ディレクトリ内で
wget https://github.com/Tiiffi/mcrcon/archive/refs/tags/v0.7.2.zip
unzip v0.7.2.zip
cd mcrcon-0.7.2
make
sudo make install

Temurin Java SE 8 JRE

直接wgetできないのでTemurin公式サイトから下記条件を指定して対象ファイルをダウンロードする。

Operating System : Linux
Architecture : x64
Package Type : JRE
Version : 8 - LTS

ダウンロード後、所定のディレクトリへ配置する。
配置後、ファイルを解凍して短くリネームする。
※説明例ではディレクトリに /home/minecraft/jre/ を使用している。
※他バージョンのMinecraft Serverを動かす場合を想定して、パスは通さない。

tar -xvf OpenJDK8U-jdk_x64_linux_hotspot_8u372b07.tar.gz
mv jdk8u372-b07 8

Minecraft Forgeのインストール

Minecraft Forgeはadfoc.usの仕様上、直接wgetできないのでブラウザからダウンロードして所定のディレクトリへ配置する。
※説明例では /home/minecraft/mc/forge_1.7.0_rtm/ を使用している。

配置後、インストーラーを起動する。
インストール後にForgeのJARファイル名を短くリネームする。

/home/minecraft/jre/8/bin/java -jar forge-1.7.10-10.13.4.1614-1.7.10-installer.jar --installServer
mv forge-1.7.10-10.13.4.1614-1.7.10-universal.jar server.jar

Log4j脆弱性対策のXMLファイルをMinecraft公式サイトよりwgetする。

wget https://launcher.mojang.com/v1/objects/dd2b723346a8dcd48e7f4d245f6bf09e98db9696/log4j2_17-111.xml

Systemd用の起動・終了のシェルスクリプトを用意する。

start.sh

#!/bin/bash
cd ~/mc/forge_1.7.0_rtm
/home/minecraft/jdk/8/bin/java -Xmx16g -Xms8g -Dlog4j.configurationFile=log4j2_17-111.xml -jar ./server.jar nogui

※VMへのメモリ割り当ては、お使いの環境に合わせて調整してください。

stop.sh

#!/bin/bash
export MCRCON_HOST=localhost
export MCRCON_PORT=25575
export MCRCON_PASS=あなたのRCONパスワード
echo stop | /usr/local/bin/mcrcon -t
exit 0

一旦起動用スクリプトから起動し、EULAに同意できる場合は eula.txt を編集する。
MCRCONを利用するための設定を server.properties で行う。

server.properties(追記/変更)

rcon.port=25575
enable-rcon=true
rcon.password=あなたのRCONパスワード

Systemdへの登録

/etc/systemd/system/rtm.service

[Unit]
Description=RTM Server Service

[Service]
Type=simple
User=minecraft
ExecStart=/home/minecraft/mc/forge_1.7.0_rtm/start.sh
ExecStop=/home/minecraft/mc/forge_1.7.0_rtm/stop.sh
TimeoutStopSec=3000
PrivateTmp=true
Restart=always

[Install]
WantedBy=multi-user.target

sudo systemctl enable rtm.service
sudo systemctl start rtm.service
journalctl -f -u rtm.service

起動を確認したら一旦Forge Serverを止めます。

systemctl stop rtm.service

RTM等のディレクトリへの配置

RTM本体とNGTLib は CurseForgeの仕様上やはりwgetできないので別途ブラウザからダウンロードする。

※今回の説明例の場合では /home/minecraft/mc/forge_1.7.0_rtm/mods/ に配置する。

Forge Serverを起動し、ログを確認する。

sudo systemctl start rtm.service
journalctl -f -u rtm.service

2023年にRTM1.7.10サーバーを構築する