はじめに
はじめまして!株式会社シーイーシー AWSコミュニティチームです。
このたび、AWSに関する技術情報を発信するテックブログを開設しました。
日々の業務の中で、AWSを使ったシステムの設計や構築、運用に取り組む中で得られた知見や「実際にやってみて分かったこと」「つまずいたポイントとその解決方法」などを、できるだけ分かりやすく共有していきます。
AWSをこれから触り始める方から実務で活用しているエンジニアの方まで、幅広い方にとって参考になる内容を目指しています。
本ブログがAWSを使う上でのちょっとしたヒントや学びの場になれば嬉しいです。
第1回目の投稿は、Amazon QuickSightの進化版である Amazon Quick Suiteの
Quick Flows機能を触ってみたというハンズオンの記事をお届けします。
Amazon Quick Suiteとは?
概要
従来のAmazon QuickSightのBI機能に加え、下記4つのAI機能が搭載されており、ビジネスインサイトをより簡単に活用できるようになりました。
- Quick Index - 会社のすべての文書やデータの共有ナレッジベース
- Quick Research - 企業および公開データソースから引用されたインサイトを数分で提供
- Quick Flows - ユーザーが自然言語を使ってワークフロー自動化を作成・共有
- Quick Automate - 複雑で多段階のビジネスプロセスを処理
様々な外部API連携にも対応
- Microsoft OneDrive, Slack, Jira, Box等その他多数のAPIとの連携が可能です
Quick Flowsとは
今回使用するQuick Flowsは自然言語でやりたい作業を入力するだけで、AI が自動でワークフローを構築してくれる機能です。
主な特徴は以下の通りです。
- ユーザーが自然言語を使ってワークフロー自動化を作成・共有できる機能
- SlackやJiraなどの外部APIとも接続可能
- インターネットからのライブデータを取得し処理を実行できるので、UIとAPIの両方のやり取りを組み合わせたワークフローを実現可能
Quick Automateとの違い
Quick Flowsにおいてもワークフローは作成できますが、対象とする作業内容や外部サービス連携範囲に違いがあります。
Quick Flowsは小規模なタスクでまずは自動化を取り入れてみたいときにおすすめです。
一方で、Quick Automateは複雑な処理に適しており、外部アプリを組み合わせた大きめな処理の自動化に適しています。
どちらを使えばよいか迷った場合は、まずQuick Flowsを試し、うまくいかなかった場合にQuick Automateを使用する流れがよいと思います。
| 機能 | Quick Flows | Quick Automate |
|---|---|---|
| 作成方法 | AIとのチャット | GUIによるワークフロー作成 |
| 連携 | 外部アプリのアクション呼び出し可(プリセット+OpenAPI/MCP) | より複雑な多段連携 |
| 想定ユースケース例 | ニュース/更新情報の収集→要約→通知、定型レポートの生成と共有 | チケット駆動の業務フロー、承認付きの業務自動化、他SaaS横断のオーケストレーション |
実施内容
今回はQuick Flowsの機能を使って、Webサイトの情報を取得し、レポートとしてまとめてくれるワークフローを作成してみます。
※今回の記事では、Amazon Quick Suiteの環境がある前提です。
Let's Try
Quick Flowsの作成
1. フローの作成ボタンをクリック
- Amazon Quick Suiteの画面へ移動し、左のタブの「フロー」を選択し、「フローの作成」をクリックします
2. ワークフローのプロンプト設定
- ボタンをクリックすると下記画像のような画面が表示されます
- ここでやりたい作業の内容を入力するだけでワークフローを作成できます
- 今回はWebサイトの情報を取得し、レポートとしてまとめてくれるワークフローを作成したいので、以下のようなプロンプトを入力しました
毎週AWSの特定の分野・サービスの最新アップデート情報をまとめたレポートを作成し、社内に共有しています。
この作業を自動化したいです。https://aws.amazon.com/jp/new/ から指定した分野またはサービスのアップデート情報をまとめて、
AWS初心者でもわかるようなレポートを作成してください。図形や表、画像など添付できるものがある場合は添付してまとめてほしいです。
3. 作成ボタンをクリック
- プロンプトを入力し、作成ボタンをクリックすると、数分でワークフローが自動生成されます!
- 生成された各ステップはクリックして詳細確認・編集できます
- プロンプトや処理内容を変更することで要件に合わせてカスタマイズ可能です
作成されたフローの実行
- 上部の「実行モード」ボタンをクリックし、生成されたフローを実行してみます
- 実行モードに切り替わると画像のような画面になります
- 試しにLambdaのアップデート情報をまとめてもらうため、入力フォームに「Lambda」と入力してフローを開始してみます
- 各フローの実行過程は画面上で確認できます
- 画像はWebサイトから対応するアップデート情報を収集するフローの実行過程です
- フローが検索した内容と実際のWebサイトを見比べてみると、サイトから情報を取得してきていることがわかります!
- 3~5分ほどで処理が完了し、Lambda の最新アップデートがレポートとしてまとめられました!
- 最後の出力ではLambdaの最新アップデート情報がまとめられていました
以上がハンズオンの内容です。
「フローを公開」ボタンをクリックすれば簡単に作成したフローを共有することができます。また実行した結果はPDFなどでダウンロードすることも可能です!
触ってみて
- 自然言語を入力するだけで、数分でフローを生成でき、非常に驚きました
- これまでワークフローを自動化させたいと思った場合、自分でAIエージェントを構築する必要があった部分を、ノーコードで完結できるため、業務効率化・コスト削減につながると感じましたし、コーディングができない人でも自身の業務を効率化できると感じました
- Slackなどの外部ツールにも接続できるので、アイデア次第で幅広い業務を自動化できる可能性があると感じました
まとめ
今回は、自然言語で簡単にワークフローを作成できるQuick Flowsの機能を紹介しました。
Amazon Quick Suiteを触りたいと思っている方は、魅力を感じやすい機能だと思うので、ぜひ触ってみて、その便利さを体験してみてください!
最後に
このブログでは、AWSに関する知識や気づきを整理しながら発信していきます。
AWSの各サービスや仕組みの理解を深める内容に加え、設計・開発・運用といった観点での考え方や、新しく登場したサービスの紹介、知っておくと役立つTipsなども取り上げていく予定です。
内容はAWSをこれから学ぶ方の入り口になるような話から少し踏み込んだ技術的なテーマまで幅広く扱っていきます。
AWSを活用する皆さまの理解を深めるきっかけになればと考えています。
このブログがAWSを使った設計・開発・運用を考える際のちょっとしたヒントになれば幸いです。
※本記事は2026年2月時点の情報に基づいて執筆しています。








