はじめに
- プロキシ環境での動作確認をしたい時に、VMを使ってプロキシ環境を再現することができます。
- 本記事では、プロキシ環境の構築方法を記載します。
- 下記のようなネットワーク構成とします。
作業環境
- VirtualBox 6.1.14 r140239
- Squid for Windows 3.5.28
構築手順
VirtualBoxのホストネットワークの設定
ゲストOSのネットワーク設定
プロキシサーバーの構築
- ホストOSにSquid for Windowsをインストールする。
- basic認証の設定をする(オプション)。
- 認証に使うパスワードを生成する。
- 生成したパスワードをファイルに貼り付けて、以下のパスに配置する。
- 本記事ではファイル名をpasswdとする。
- c:/squid/etc/squid/passwd
- 設定ファイルsquid.confを開く。
![4.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/251754/c78ea620-1788-3657-c50b-759d31c60195.png)
* 以下を追記し、サービスを再起動する。
squid.conf
#許可するサブネット
acl [規則名] src 192.168.1.0/24
#ACL[規則名]をパスすればアクセスを許可する
http_access allow [規則名]
#コメントアウト
#http_access allow localnet
#http_access allow localhost
#basic認証を要求する際は以下も追記
#ルール「hoge」を認証必須のACLとする
acl hoge proxy_auth REQUIRED
auth_param basic program c:/squid/lib/squid/basic_ncsa_auth.exe c:/squid/etc/squid/passwd
#同時にsquidを使用できるクライアント数
auth_param basic children 5
#basic認証時にクライアントに表示されるタイトル
auth_param basic realm Squid proxy-caching web server
#認証した際の有効な時間
auth_param basic credentialsttl 2 hours
#ID/PASSの大文字小文字を区別しない
auth_param basic casesensitive off
ゲストOSのプロキシ設定
![6.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/251754/78f0ff98-2e39-73df-6f87-6961411b7328.png)
1. インターネットオプションからプロキシサーバーを指定する。
![7.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/251754/0ec2d772-a829-aa94-7fa2-028e6fb27d45.png)
完成