#はじめに
以前にも書きましたが,私は普通科出身の情報学部生です
"情報"の授業は一応ありましたが,教科書が使われることはほとんどなく,タイピングやWord・Excel・PowerPointの基本操作が主でした
それ以外にも"情報資産とは何か"や"表現の自由とは"みたいな内容はやりましたが,IT社会になっている現代において明らかに内容が不足していると思うレベルの授業でした
数学教師が情報の授業を兼任していたため,まあ仕方ないっちゃ仕方ないとは思いますがそれでもいろんな意味でお察しです
大学に入学してから思いましたが,あまりにも困ったこと・知らなかったことが多くて非常に頭を悩ませました
ということで,「大学入学までに知りたかった5つのこと」と題しまして色々述べていきたいと思います
##1.Word
大学に入学するとWordはレポートを書くのに必ずといっていいほど使います
嫌だと言おうがめんどくさいと言おうが使います
前述しましたが,情報の授業では"基本操作"しか学びませんでした
boldにするにはどうするか,italicにするにはどうするか程度です
では自分は何が知りたかったのか
###1.新しいページの追加方法
文章がページの真ん中あたりで終わってしまい新しいページで次の内容を書きたいと思ったときに,私はエンターキーをひたすら連打してページをまたいでいました
知った今ではそんなことをしていたのを馬鹿らしく思いますが,知らなかった当時として「はめちゃくちゃめんどくさい方法だけど,でも他のやり方を知らない!!!」という感じで使ってました
しかし,暇に任せて色々いじっていた私に革命が起きました
あるやん?????
めっちゃ使いやすいのがあるやん?????
空白のページ押すだけやん?????
これを見つけたときは歓喜でしたね
###2.特殊文字の挿入方法
これは割と早めに見つけたものでしたが,めちゃくちゃ便利
挿入→記号と特殊文字のところにあります
郵便マークの子〠みたいなやつ,ここにいたんですね
JISマーク〄もいるやん
###3.見やすいレイアウト
これがなかなか難しいやつです
色をたくさん使えばいいというわけでも,逆になさすぎるのもよくありません
強調したいところは赤で書いたり太文字にしたり下線を引いたり…
これに関しては私も未だに完全習得には至っていません
図や表を用いたり,イメージしにくいものには画像を添付したりといったことは当たり前ですが,これがまた難しいこと難しいこと…
おそらく数をこなすことが大切だと思うのでこれからも頑張りたいと思います
何かいい記事やおすすめの記事等があれば教えてください(他力本願)
##2.Excel
これも情報の授業では基本操作のみです
教えてもらったのはコピー&ペーストやセルの移動方法,加減算の演算子くらいでした
大学でも使う知識ではありますが,これもまたあっっっっっっっっっっっとうてきに足りない
じゃあ何を知りたかったか
###1.四則計算の演算子
足し算は+
,引き算は -
,は今考えれば当たり前ですが,掛け算*
や割り算/
(ついでに剰余%
)は知りませんでした
何で1行で終わるくらい簡単なのに教えてくれなかったんでしょう…
###2.関数の使い方
計算めっちゃ楽
やばいほど楽
目的に合わせた関数が選べて自動で計算してくれます
3.PowerPoint
これでMicrosoft Officeの3大巨頭が集まりました
パワポは本当に分かりません
これこそWordよりも見やすさの優先度が高く,自分で作っていても訳が分からなくなります
私が心がけているのはこんな感じです
これに加えるなら,スライドのアスペクト比ですかね
画面出力をした際に16:9だと両端が切れてしまう場合があるので,4:3で作ると基本どのスクリーンにも映るので4:3で作る方が良いと思います
###"1枚のスライドに書くことは1つ"
せっかく分かりやすくまとめる作業をしているのに見にくくなってしまっては意味がありません
段落や番号をつけて分かりやすく説明しましょう
私の大学ではOffice系の授業がありますが,それにも関わらず先生で死ぬほど見づらいスライドを作る人がいます…
紺色バックに白・黄色文字だけでなく,1枚のスライドに文字数どれだけあるんだって思う先生もいます
煙たがられるのでやめましょう
まじでやめましょう
もう一度言います
見づらいスライドを作るのはやめましょう
4.簡単なプログラミング
今じゃ小学生でプログラミングの授業がある所があるなんて聞きます
私が小学生のときにPCを触ったのは学年文集を作るときくらいです
最近の小学生はハイテクですね…
ちなみに文部科学省の**「小学校プログラミング教育の手引」**には小学生向けのプログラミング教育の導入意義について以下のように書かれています(一部抜粋)
今日、コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されています。家電
や自動車をはじめ身近なものの多くにもコンピュータが内蔵され、人々の生
活を便利で豊かなものにしています。コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組みを
知ることが重要です。プログラミング教育は子供たちの可能性を広げることにもつながります。
コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けるこ
とは、あらゆる活動においてコンピュータ等を活用することが求められるこ
れからの社会を生きていく子供たちにとって、将来どのような職業に就くと
しても、極めて重要なこととなっています。
とのことで2020年度から導入するようです
何系の言語を学ぶんだろう…と思い,簡単に調べました
私が目に付いたのは**Scratch**でした
ちょっと時間が無かったので簡単なものを作ってみました
キーボードのいずれかのキーが押される
↓
1.「こんにちは!」と言う
↓
2.10歩歩く
↓
3.「うーん…」と2秒間考える
↓
4.90°横を向く
↓
5.「ニャー」と音声が出る
↓
6.マウスポインタのある場所へ行く
↓
1~6を10回繰り返す
というループ文ですね
画面キャプチャのやり方を知らず,実際に動いているものを出せずすみません…
プログラミングは論理的な思考が身につきます
順序立てて処理を考えることで物事の判断がつきやすくなるのではないか,と私は考えています
数学的な頭にもなるのではないでしょうか
調べてみるとMinecraftでもプログラミングができるらしいですね
動画で見たことがあるのでできるのは知っていましたが,小さい子向けのプログラミング教材にも使われているそうでして,ちょっと中を見てみましたが到底理解はできませんでした
私の中でマイクラは"遊ぶモノ"であり"教材"ではないので,もしかしたら脳みそが理解するのを拒否しているのかもしれません()
まあでも動いているのはScratchっぽいので頑張れば理解できる…のかな???
参考にさせていただいた動画→https://www.youtube.com/watch?v=x13luHXCSAE
他にもPythonやC言語をやっているところもあるらしいですね
小学生すげえなあ…
##5.プログラミング的思考
プログラミングをするにあたって,本当にこれは重要です
私にはこれがなくうまく馴染めなかったこともあり,授業で習ったC言語が未だに理解できていません()
『プログラミング的思考』で検索したところ,ベネッセさんのサイトが1番上に出てきたので覗いてみました
画像引用(https://beneprog.com/2018/07/13/computationalthinking/)
すごく分かりやすい図です
またここでも登場しますが,文部科学省によると「プログラミング的思考」とは次のように定義されているそうです
「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、
一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、
記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、
といったことを論理的に考えていく力
だそうです
難しいなあ…
小学生求められることがすごいなあ…
レベル高いなあ…
大学で習ったことを小学校でやるなんてなかなかのハイレベル教育ですね…
論理的に考え,それを形にする力というのは日常社会でも使われます
(実際のプログラミングとは多少異なりますが…)
よく料理のレシピに例えられますね
私は物事を順序立てて実際にやってみる,という動作が非常に苦手です
小さい頃からの反復練習である程度身につきますが,やはり限度があります
実際にコーディングするわけではないようですが,この能力が身につくのはとても素晴らしいことなのではないでしょうか
正直,将来の小学生がとてもうらやましいです
#まとめ
今回の記事も前回の記事同様,直接的なプログラミング技術の内容ではありません
一応WordやExcel,PowerPointの使い方,簡単なScratchの解説はしています
私が記事を書くときは,「プログラマーになるための道筋」的な要素が強いかもしれません
5つの知りたかったことを書きましたが,いかがだったでしょうか
意外に思われた方もいたかと思います
「工業高校では普通だよ」「自分で調べなかったの?」と言われるかもしれませんが,普通科でPCも持っていない人なんてごまんといると思うんです
私はそういう人達の橋渡し的な存在になりたいと思っています
ここを見てもらい,Qiitaというサービスを知ってもらい,プログラミングに興味をもってもらい,プログラマー人口が増えてくれることを願います
そして最後に一言
未来の小学生,頑張れよ