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工業大学に女子を!

Last updated at Posted at 2018-11-18

#あなたの出身大学にどれくらい女子はいますか・いましたか
こんにちは,しあんです
今回は工業大学に通う女子についてお話しようと思います

私が通っているのはいわゆる『工業大学』と呼ばれる大学です
タイトルを読んだ方ならわたしが言いたいことは分かるでしょう

###圧倒的に女子が少ない!!!!!!!

ということです
そりゃそうでしょう,分かってますよ,そもそも理系に進む女子が少ないんですから

プレゼンテーション1.jpg

理系を簡単に表すならこんな感じです
女子で理系だと看護学部に進む知り合いが圧倒的に多かったです

#では工業高校はどうか
まあ~大学より少ないでしょう
わたしは普通科高校出身ですが,一時期,工業高校を志望していました

ではなぜやめたか

###高専の受験失敗と中学の担任に止められたから

まず高専の受験失敗ですが,まあこれは仕方ないです
自分の頭が足りなかったからですね
これなら納得がいきます

じゃあなんで工業高校に進まなかった?
それは上の太字の通り,当時の担任に止められたからです
###「工業高校はやめとけ.女子がいないから苦労する.」
こう言われたんです

中学生の頃は情報系ではなくものづくり系を志望していたこともあり,地元の工業高校の工業科に進もうと考えていました
(元々は実際に卒業した普通科高校を志望していました)
当時中学生だったわたしも担任が言いたいことも分かってはいました
「ものづくりがしたい」というおおざっぱな理由で工業高校を志望していましたし,その工業高校は卒業した普通科高校よりも偏差値が20下でしたから…

親も親で担任のことをすごく慕っていて,「いいから先生のいうことを聞きなさい」状態
親にお金を払ってもらう以上,あまり反抗はできませんし…

県立高校の願書提出期限が迫る中,わたしはずっと悩みました
ものづくりがしたいから工業高校に行くか,それとも視野を広げるために普通科高校に通うか…

しまいには家に担任から電話までかかってきて,その場で受験する高校を決めさせられました
『工業高校と普通科高校どっちにするの!!!!!!!』

笑っちゃいますよね
ある意味人生を左右する高校受験を親と担任に決められたんですから笑

まあここで普通科高校を選んだことで情報系という道を見つけられたのでよしとしましょう()

#自分が通う情報学部は?
そんなこんなで私は関東にある工業大学の情報学部に通うことになりました
受験したのはすべて私立大学で5大学受けて,4大学落ちました!!!!!!!!!!!
今通っている大学はセンター利用で受かった大学です

まあそれは置いておいて,入学前に不安だったことは
###学科に女子は何人いるか
パンフレット等を読んでいて,わたしの学科に女子がめちゃくちゃ少ないことは知っていましたが,いざ入学して周りを見渡してみるとあらまびっくり
###1ケタだし四捨五入すると0じゃん
うーん,生きていけるかな…としか思いませんでした
実際,1年半一緒に過ごしてきてまあまあうまくやってます

まあ,昔からわたしは集団行動が苦手でいわゆる『女子〜!』みたいなのは苦手です
よく担任から協調性がないって言われました
余計なお世話ですね~

1人が好きだから1人でいたいけどいれない
人付き合いをしなきゃいけない

「別に別れればいいじゃん.そんなの人の勝手じゃん」
ってよく知り合いの男子やらネットの知り合いに言われます

####アホか
それができるなら苦労しません

なぜかって?
2つ理由を挙げてみたいと思います

①困ったときに頼れる人がいない
→これが1番理解してもらいにくい理由です
 知り合いに女子がいなかったとしましょう
 そうなると頼る相手は男子になります
 「あいつは男子に媚びを売って助けてもらってる」
 こう言われます
 言われている知り合いをわたしは見ています

②女子が少ないからこそ何かあったときに組まされる
→体育とかは結局体格差や体力差があるため,女子と組まされるのは必然的です
 それに全員とはいいませんが,男子は女子に話しかけてきません
 シャイなのかただ単に嫌いだからなのかは知りませんが,わざわざ女子に話しかけてこようなんて物好きは数少ないです
 そうなると女子グループにいないと浮きます
 ほぼ確実に学科内で浮きます

#大学側の女子支援
そんなこんな色々あるため,各工業大学では女子に対する待遇がかなり良くなっているところもあります

わたしの大学でも女子学生向けに専用更衣室等が整備されています

Google先生で検索して出てきた工業大学の女子学生誘致に向けた様々な取り組みをしている大学を紹介してみたいと思います
(年度はばらばらですが…)

###・芝浦工業大学
『芝浦女子の本音』
各学年の先輩が大学生活を紹介しています

###・日本工業大学
『キャンパスライフレポート』
1日のスケジュールや生活費が見れます

###・神奈川工科大学
『女子学生のキャンパスライフを応援』
学内に女子専用のシェアハウスが用意されています

###・東京工業大学
『東工大 girl's café』
女子学生の一人暮らしや大学生活の疑問に答えます

###・西日本工業大学
『工科系GIRLS』
大学の先輩が様々な疑問に答えます

###・九州工業大学
『女子カフェ2018』
大学に入る前から進路相談ができるようです

###・広島工業大学
『女子学生へのサポート体制』
入学後の大学側からのサポート体制が出されています

###・東京工科大学
『工科女子』
女子学生だけでなく,卒業生や先生の声が聞けます

###・室蘭工業大学
『女子寮の楽しい寮生活』
女子向け寮の紹介がされています

#####*******
軽く調べただけで9つの大学のこれらのようなサイトを見つけることができました
これから読みとれることは何か

###『やはりどの工業大学も女子が少ない』
ということだと思います

物好きな女子もいるようで,聞いた話だと『男子にモテたいから工業大学に行く!』なんて人もいるとか…笑
その逆もまた然りですが…

各大学ではこれらのような様々なサポート体制が整っているにも関わらず,なぜ女子学生は増えないのか?

#なぜ工業女子は増えない?
この記事を書く少し前に,女性研究者の方のお話しを聞く機会がありました
その方は工業とは違った分野の理系研究者の方だったのですが,やはりその分野もかなり女子が少ないようです

####『少しでもこの分野に興味を持つ女子が増えてくれると嬉しい』
とその方は言っていました

高校生のとき,文系の知り合いにこんなことを聞いたことがあります
『なんで理系じゃなくて文系を選んだの?』
するとこう答えた人がいました
『男子しかいないし怖いし,興味がない』

男子が多いのは仕方ありませんが,興味がないと言われるとは思いませんでした
人それぞれ好きなこと,嫌いなことは異なりますが,そこまではっきり言うかと笑ってしまいました

前述した研究者の方はこうも言っていました
####『小学生,中学生のうちから理系に興味を持てるような教育をできたらいいな』
とても納得しました

小学生から高校生で触れる理系教科といったら数学,理科です
特に数学は積み重ね科目であるがゆえ,苦手になる確率の高い科目でもあります
現にわたしも死ぬほど苦手です

日本の教育は『得意な教科を伸ばす』というものではありません
国語・数学(算数)・英語・理科・社会をバランス良く習得しましょう,というものです

別に日本の教育制度に口出しするつもりはありませんが,ゆとり教育とも違ったもう少し好きなことに時間を割けるような時間割設定にできればいいのに,とは思います

#まとめ
わたしの意見をつらつらと書かせていただきましたがいかがだったでしょうか
主観的な意見が多く,納得できる内容は少なかったかもしれません
わたしのように情報系に来てエンジニア職に就くならば周りは男性が多いでしょうし,大学にいても周りは男子がかなり多いです
正直,それに耐えうる精神も必要です
色々キツいと思うこともあるかもしれません
研究室に配属されれば,閉鎖空間に紅一点なんてざらにあります

それでもわたしは工業大学に女子が来て欲しいと思います
ものづくりを学ぶことで,ものづくりの楽しさや様々な目線からことを見ることができるようになります
専門的な知識も身につくため,就職も普通職よりもしやすいかもしれません

それに,実際入ってみるととても楽しいです
やりたい内容や作りたいものが違えど,目指すモノはみんな同じです
媚びを売ってるやつがどうこうとは書きましたが,仲良くなってしまえば男子でも助けてくれます
女子もある意味団結していて,けんかもしないし悪口を言うこともありません
分からないところがあれば,先輩方も教えてくれます
女子の先輩なんかは特に仲良く優しく教えてくれますし,とても充実した大学生活を送ることができています
案ずるより産むが易し,という言葉がよく当てはまると思います

もし,工業大学や工業高校に進みたいけど色々怖くて悩んでる,という人がいるなら,迷ってないで工業大学・高校に進むことをおすすめします
困っていても助けてくれる人は必ずいます
絶対大丈夫です
わたしでも大丈夫でした

大学にはサークル活動や部活動もあります
いい知り合いに恵まれるかもしれません
思いもよらないいいことが起こるかもしれません
辛くても仲間がいます

この記事を読んで,少しでも工業大学に進む女子が増えてくれたら幸いです

駄文ではありましたがここまで読んでくださり,本当にありがとうございました!

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