年末なので、1年間の日記やLINE履歴を「毒舌AI占い師」で分析・来年の予言
はじめに
今年ももうすぐ終わりですね。「今年こそは!」と立てた目標、覚えていますか?
1年の振り返りは大事ですが、真面目に読み返すのは面倒くさいし、AIに「今年はよく頑張りましたね」と優等生なまとめをされても面白くありません。
そこで、「自分のチャットログや日記を投げつけると、毒舌なAI占い師が勝手に分析して、今年の漢字やRPG風ステータスを決めつけるアプリ」を開発しました。
今回は技術的な詳細よりも、「なぜこれを作ろうと思ったのか」「どういう体験を目指したのか」という、開発の動機とアイデアの部分を中心にお話しします。
作ったもの:Year Wrap-up Agent
年末振り返りエージェント
https://year-wrap-up-app.vercel.app/
ユーザーがテキストファイル(日記、LINE履歴、メモなど)をアップロードすると、AIがその内容を解析し、以下の項目を出力します。
- 今年の漢字: 1年を象徴する一文字とその理由
- RPG風ステータス: 知力、体力、運、正気度(Sanity)などを数値化
- 勝手にアワード: 「深夜のポエム賞」「無駄遣い賞」などを授与
- 来年の予言: 辛口のアドバイス
1. 開発の動機:「リアル」なデータで占い
たまにありますよね。ボタン押したら、予言が表示される的なゲームなど。私がやりたかったのは、そういうものではなく、もっと「自分自身に関する何かリアルなデータに基づいての予言」するアプリを作りたいと思いました。
そんな時、「LINEのトーク履歴ってテキストでエクスポートできるんだ」ということを思い出し、これだ!ということで、作り始めました。
自分と一番仲の良い友達やパートナーとの膨大なチャットログ。これをAIに読ませて、「お前ら、今年一番この単語使ってたぞ」とか「この時期めっちゃ喧嘩してるな」みたいな分析をさせたら、絶対に面白いものができるはず。
そこからアイデアが広がり、LINEだけでなく「日記」や「メモ」など、どんなテキストでも放り込めるようにしました。
2. こだわりポイント①:「普通のAI」じゃつまらない
最初は普通にGemini APIを使って「要約」や「感情分析」をしていました。でも、LLMが生成する優等生的な回答を見て、こう思っちゃいました。
「なんか……つまんないな」
せっかく年末に振り返るなら、綺麗事だけじゃなくて、もっと人間味のあるフィードバックが欲しい。
そこで、AIへの命令をガチガチに調整し、「ちょっと辛口で、でも愛のある毒舌占い師(おばあちゃん)」という人格を形成しました。
これにより、単なるデータ分析ツールから、「エンタメとして楽しめる振り返りエージェント」へと進化しました。
3. こだわりポイント②:「手ぶら」で試せるユーザー体験
開発していて気づいた最大の課題が、「ユーザーにファイルを準備させるハードルの高さ」です。
いくら「面白いよ!」と言っても、いきなり「LINEの履歴をエクスポートしてきて」とか「日記のテキストファイルを用意して」というのは、使う側からすると正直めんどくさいですよね。ファイルを用意している間に離脱されてしまいます。
そこで、「とりあえず3つのサンプルファイルで遊べる機能」を実装しました。
画面右側に、あらかじめ用意した3つの極端な人格のテキストファイルを配置しました。
- メンヘラ日記: 感情の起伏が激しく、深夜のポエムが多い
- 意識高い系メモ: 横文字だらけで、投資に失敗している起業準備メモ
- 社畜のログ: デスマーチ中の悲哀に満ちた労働記録
「中身を見る」で中身が見られて、「これで占う」ボタンを押すだけで、AI占い師がそれぞれのキャラをどうメッタ斬りにするかを即座に見ることができます。
これを見て「面白い!」と思ってくれた人だけが、自分のファイルをアップロードしてくれればいい。そんな「まず体験してもらう」ための導線を意識してUIを作りました。
おわりに
技術そのものよりも、「身近なデータ活用」と「AIの人格形成」にこだわったことで、愛着のあるアプリになりました。
ちなみに、アップロードしたデータは保存されないので、安心してお使いください。
実際のデータを使ってみたら、本当の占い師にみてもらったような返事が返ってきて、友達と2人でびっくりしましたよ!
もしよろしければ、皆さんも1年間のログを食わせて、AI占い師に叱られてみてください!




