はじめに
本記事はCertified Ethical Hacker (Practical) の受験方法について記載しています。
セキュリティの国際資格であるCertified Ethical Hacker (CEH)の上位資格として、CEH MASTERが存在します。
CEH MASTERになるためには、知識ベースの試験と、実技試験の両方に認定される必要があります。
本記事では、実際に試験を受けたところ受験方法が非常に分かりにくかったことと、試験当日トラブルに見舞われたことを踏まえて、受験方法についてまとめました。これから試験を控えている方の参考になれば幸いです。
CEHについて知らない方は、以前書いたCertified Ethical Hacker (CEH) ホワイトハッカーとはをご参照ください。
Certified Ethical Hacker (Practical)
受験方法
前提として、事前に有効なバウチャーを持っていること及びASPENでSubscription codeを入力し、既にActivateしている状態です。
アカウントの登録
試験予約を行うためには、EXAM SPECIALISTSにアクセスして、アカウントの登録を行います。
※サブドメインがproctor1となっているURLは別システムになるのでご注意ください。
また、アカウントの登録を行う際は、システムの要件を満たす必要があるため、ご注意ください。
筆者がアカウントの登録を行った際ですが、パスワードが複雑過ぎでログインできない状態になったため、ヘルプに問い合わせて解決しました。
正しいアカウント情報を入力しているのにログインできない事象が発生した場合は、ヘルプにお問い合わせください。
試験予約
EXAM SPECIALISTSにログインすると、以下のような画面が表示されます。テストするPCが要件を満たしているか確認するため「Test Equipment」を押します。
テストの処理が完了するのを待ちます。
問題なければ以下のような画面が表示されます。
「Select Session」を押します。
「Certification Provider」はEC-Councilで「Select your exam」についてはCertified Ethical Hacker (Practical)を選択して「Find Session」を押します。
以下のような画面が表示されるので任意の日付を押してみます。
N/Aと表示されるのは、不具合ではありません。N/Aほその時間帯が選択できないことを意味します。
1日ずつ見ながらスクロールを行い「SELECT」と表示されている場合は受験可能です。「SELECT」を押すと予約が確定されて、試験確約のメールを受信します。
試験時間はタイムゾーンがEastern Standard Time (EST) になっているるため、日本より14時間遅れ、サマータイムは13時間遅れていることにご注意ください。
以降、EXAM SPECIALISTSにログインすると、試験までに向けてタイマーが表示されます。
試験概要
試験は自宅で受けます。
試験はオープンブック試験になるため、事前にまとめた情報などを参照したり、インターネットは自由に使用できます。しかし、Google 翻訳など翻訳は禁止行為となっているため、ご注意ください。
- 問題数:20問
- 合格基準:70%以上(14問以上の正解)
- 試験時間:制限時間6時間
- 出題形式:iLabsサイバーレンジによる実技試験
試験準備
試験をスムーズに行うためには、以下を準備しておくと良いと思います。
- パスポートの用意
- GoTo Meetingのインストール
- ブラウザの設定確認
ブラウザの設定について、Chromeを例にするとaspen.eccouncil.orgに対してポップアップとリダイレクトを「許可する」に変更する必要があります。(デフォルトはブロック)
試験当日
試験当日は以下の流れで開始します。
- EXAM SPECIALISTSにログインして以下の操作を行う
- カウントダウンが00:00になったら 「View My Sessions」から「Start Exam」を押す
- GoTo MeetingのURLが発行されるので、ログインする
- GoTo Meetingで試験官とコミュニケーション
- GoTo Meetingで画面の共有
- PCのカメラで室内をチェック(カメラやマイクはPCの備え付けで問題なし)
- パスポートなど身分証明の確認
- ASPENにログインするように案内される
- ASPENにログインして待機する
- 試験管がリモートでPCを操作して、試験環境にログインする
- 準備ができ次第試験が開始される
試験管とのコミュニケーションは英語になるため、会話に不安がある場合はチャットでお願いするのが良いと思います。
おわりに
試験の時間帯について、午前中だとちょうど良い時間帯がなかったため、5時半からの試験開始でした。
試験当日は早く起きて脳を活性化させておくなど、パフォーマンスを発揮するために段取りをしておくのが良いと思います。