はじめに
本記事は無料でドメインが取得できるサービスとして知られているFreenomについて記載しています。
Freenomで管理しているドメインの有効期限が迫っていたため、ドメインの更新をするために、更新作業を行ないました。
ドメインの更新作業は問題なかったのですが、Freenomでは現在新規登録ができないできないように見えたのが気になり調べてみました。
端的に言うと、本記事執筆時点で新規のドメイン登録はできないと思われますが、既にドメインを保持している場合、更新することで利用し続けることはできます。
本記事では、Freenomの現在と、ドメインの更新方法について記載しています。
Freenomの現在
freenomにアクセスして、新しい無料ドメインを検索します。
レスポンスがやたら遅く、検索結果の画面を確認しても全て「利用不可」と表示されます。
なお、サインインした状態でドメインを検索すると、以下のメッセージが表示されました。
翻訳すると最初の一文は「重要なお知らせ:技術的な問題のため、Freenom アプリケーションの新規登録は一時的に停止されています。」と解釈できます。
検索結果について気になったため、調べたところ「Metaがサイバースクワッティングの疑いでドメインレジストラ・Freenomを提訴」の記事を見つけました。
上記記事を参考にKrebs on Securityのブログを参照すると、ドメイン名登録業者のFreenomはMetaによって、サイバースクワッティング違反と商標侵害を理由に訴訟されたことで、新規ドメイン名の登録が停止されているようです。
この訴訟では、Interisle Consulting Groupが実施したドメインの悪用に関する2021 年の調査(PDF) が指摘されています。調査結果からFreenomが運営するccTLDは、フィッシャーによって最も悪用されたTLDのトップ10のうち5つを占めていることが判明したとのことです。
ドメインの更新方法
Freenomでドメインを既に持っている場合は、更新することで引き続き利用が可能です。以下にドメインの更新方法について記載します。
freenomにログイン後、「Renew Domains」を選択します。
現在管理しているドメインの一覧が表示されるため、更新対象のドメインの「Renew This Domain」を押します。
デフォルトは1ヶ月になっているため、1年間利用する場合は「12 Months @ FREE」を選択します。
期間を確認後、「Order Now」を押します。
以下の様な画面が表示されると、ドメインの更新は完了です。
「My Domains」の画面からExpiry dateの期間を見ると、1年延長されたことが確認できます。
おわりに
本格的なビジネス用途での利用については考慮が必要だと思いますが、無料で利用できるため、個人利用など低コストでドメインを取得したい場合などには、利用価値があると思います。
Freenomのトップページは、世界中の写真が表示されています。
本記事に載せているキャプチャは日本の写真です。
ノスタルジーな感じが漂いますが、場所は東京の新宿ですね。