はじめに
2026年6月2日にCISSPを受験し、合格しました。
公式トレーニング(費用50万円ぐらい)は受講せず、公式問題集・Udemy・インターネット上の情報を活用しました。
公式トレーニング
CISSPとは
CISSP(Certified Information Systems Security Professional) は、(ISC)²が認定する情報セキュリティ分野で国際的な資格です。
出題範囲が膨大で、技術だけでなくビジネスの視点に立ったセキュリティ判断を求められるのが特徴です。
受験のきっかけ
- 情報処理安全確保支援士を取得し、さらに上位資格に挑戦したくなった
- 部署の昇格要件にも含まれており、業務に結び付くと考えた
自己紹介
セキュリティ会社の新卒2年目で、システム監査の業務をしています。
保有資格:応用情報、情報処理安全確保支援士(登録済み)
勉強スケジュール
ざっくり半年で、勉強時間は180時間ほど(1日あたり約1時間)です。
前半でインプット、後半で問題演習と弱点補強、という流れで進めました。
| 期間 | 勉強内容 |
|---|---|
| 12月 | 晴耕雨読さんのCISSP勉強ノートを読む 、PIEDPIN(Udemy)の動画視聴 |
| 1〜3月中旬 | 日本語版公式問題集:Domain 1〜8を1周 |
| 3月末 | 日本語版公式問題集:模擬試験 正答率80% |
| 3~4月 | 英語版公式問題集:Domain 1〜8を1周 |
| 5月初 | 英語版公式問題集:間違えた問題を復習 |
| 5月中 | 模擬試験で80%を超えたため申し込み |
| 5月末 | 英語版公式問題集の模擬試験 正答率89% |
使用教材
1.晴耕雨読さんのCISSP勉強ノート
よくまとまっており、わからない単語の周辺知識を理解するのに重宝しました。ある程度の知識がついた後の復習用としても役立ちます。
https://tex2e.github.io/blog/security/cissp-notes
2.PIEDPINさんの動画(Udemy)
添付されているPDF資料が優秀で、晴耕雨読さんのノートと同じく、わからない言葉が出てきたときの確認に使っていました。定期的に見直し、理解が怪しい箇所はマークしておくのがおすすめです。
半額セールのタイミングで購入しました。
3.日本語版公式問題集
日本語版問題集は古いため、クラウド・API・AIといった最新のトピックはあまりカバーされていません。
CISSP試験において「この用語は日本語だと何と訳されるのか」を覚えるのには役立ちましたが、英語版に取りかかると結局は英語で覚えることになるため、無理にやらなくてもよいかもしれません。
追加情報
日本語問題集が2026年6月10日に発売されるようです。
最新版であれば、日本語版だけで合格を狙える可能性もあります。
私が勉強していたときに出ていてほしかった……(´;ω;`)
4.英語版公式問題集
最新の情報がカバーされているため、基本的にはこの問題集をメインに使いました。英語で読みにくいため、ClaudeやGeminiに翻訳させながら勉強を進めました。
5.解き方を解説するYouTube動画
CISSP特有の問題文に出てくる MOST / BEST / PRIMARY / FAST について、「解き方」を教えてくれる動画です。
公式問題集だけでは「解き方」を学ぶ機会がなかなかありません。
試験2週間前にこの動画で紹介された方法が、本番でも大活躍しました。
やっておいて正解だったと思います
勉強の進め方
わからない単語は英名と一緒にメモする
日本語訳には揺れがあるため、英語もセットで覚えておくと安心です。
メモした単語は音声化して聞き流しながら覚えていました。
確信をもって正解できたか記録する
間違えた問題だけでなく、自信がないまま正解した問題(下の画像に表示されている半正解)も復習対象にしました。

ドメイン別の正答率を記録する
CAT形式は苦手なDomainを狙い撃ちしてくる傾向があるため、全分野でまんべんなく点を取る必要があります。弱点を可視化するためにも、Domain別の成績は記録しておきましょう。
英語版公式問題集の成績
私の場合、Domain 4 が苦手だとわかったので、重点的に復習しました。
| 分野別成績 | 正答率 |
|---|---|
| Domain1 | 80.00% |
| Domain2 | 84.76% |
| Domain3 | 79.21% |
| Domain4 | 67.33% |
| Domain5 | 80.00% |
| Domain6 | 77.00% |
| Domain7 | 88.00% |
| Domain8 | 78.00% |
| 模擬試験1 | 82.40% |
| 模擬試験2 | 88.80% |
| 模擬試験3 | 83.20% |
| 模擬試験4 | 89.60% |
試験申し込み
1回落ちても再受験できる Peace of Mind をセットで付けました。
申し込みの際、受験料の決済が最初は15万8千円だったのですが、決済エラーが発生。翌日に改めて申し込んだところ、16万5千円に値上がりしていました。気になる方は少しでも円高のタイミングを狙うとよいかもしれません。
「模擬試験の正答率が80%を超えたら申し込む」と自分でルールを決めており、3週間後の平日に空きがあったので、そこを選びました。
試験当日
試験開始まで
会場へ向かう電車の中で用語を復習していたのですが、「あ、これも忘れていた!」という瞬間が5回ほどあり、少し不安になっていました。
試験中
CISSPはCAT形式で、100〜150問の範囲で合否が判定されます。私の場合は100問が終わった時点で試験が終了しました。
試験後
試験後、A4サイズのスコアレポートを受け取りました。
会場の建物を出てから結果を確認しようと思っていたのですが、エレベーターの待ち時間が長くて我慢できず……。手元のスコアレポートを開いた瞬間、「合格」の文字が目に入り、手と足が震えました。
さいごに
CISSPの勉強を通して、情報処理安全確保支援士だけでは足りなかった情報セキュリティの知識(サイバーセキュリティ以外の領域)を体系的に身につけることができました。実務でもその効果を実感しています。
これから挑戦する方の参考になれば幸いです。