2025/11/28 追記
Release 2.33.5 LTS で Failed loading environment エラーが表示されなくなることを確認しました。 🎉
Watchtower をインストール しておけば勝手に Portainer を更新してくれるので、Watchtower が Portainer を更新してくれるのを待ちましょう。 🎉
何が起きたか
Traefik や Watchtower と同様に Docker 29 へのバージョンアップによって Portainer が使えなくなりました。😱
具体的には以下のエラーメッセージが表示され、Portainer を操作することができません。
Failed loading environment
The environment named local is unreachable.
今月は Docker 関連のトラブルが続きます。😵
Portainer とは何か
ブラウザで 視覚的 にコンテナ管理ができるようになるツールです。🎉
私のように最低限の docker コマンドしか知らない人にとっては、救世主のような存在です。🙏
変数を書き換えたり、設定を変更したり、イメージを更新したり、コンテナ内部の shell に入ったりということがとても簡単に行えます。
自分自身が CLI でネットワークやボリュームの管理をするなんてほぼ不可能だと思っていますが、Portainer を使えばいつの間にかたまっていく不要データもかなり簡単に整理できます。
また UI が揃うのも助かります。
WSL でも VM でも LXC でも NAS でも、同じ操作画面でコンテナが扱えるのはとてもとても助かります。
また Agent を使えばリモートデバイスのコンテナ管理もできるので、Tailscale など使って NAT の向こう側にある VM のコンテナを手元のデバイスで一括操作・管理するということも可能です。
対応方法
Portainer の local にアクセスしようとするとエラーが発生しますが、Portainer Agent 経由であればエラーは発生しません。💡
そのため Portainer Agent をインストールすることで Portainer を使えるようにします。
具体的には以下の手順で対応します。
- サイドメニューの
Environment-relatedから
Environments>Add environment>Docker Standalone>Start Wizard>Agent -
Linux $ Windows WSLの部分に書かれているコマンドを実行し、Portainer Agentをインストール - デバイスの名前と IP アドレスの設定
- Name: 任意の名前 (例.
Self) - Environment address:
デバイスのIPアドレス:9001(例.192.168.10.10:9001)
- Name: 任意の名前 (例.
-
Connectをクリック
上記の対応をするとどうなるか
以下は Portainer のスクリーンショットです。
local にアクセスしようとしても Failed loading environment のエラーが出ますが、Self であれば問題なくコンテナの操作・管理ができます。🎉

