Autopilot
UiPathではAIを組み合わせた機能を続々とリリース予定で、これらをひっくるめて『Autopilot』と呼んでいます。
今回はその中でも2024年7月1日に一般公開された「テキストからワークフローを作成」という機能について解説していきます。
何が出来るの?
テキスト(自然言語)を元にワークフローを自動生成してくれます。
今までは人間が作っていたロボットですが、
これからはAIがロボットを作ってくれます。
前提条件
・2024.10.1以降をインストール出来る環境があること
・AutomationCloudを事前に準備し、AutomationCloudへ接続出来ること
・AutomationCloudの「ユーザー ライセンス管理」設定が有効
・対象のワークフローが「Windowsレガシー」ではないこと
(※上記はすべてCommunity版でも満たすことが出来ます。)
導入手順
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2024.10.1以降のStudioをインストール
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AutomationCloudの「ユーザー ライセンス管理」を有効化
(AutomationCloud > 管理 > 設定 > 詳細設定)
この設定を「無効」状態から「有効」に変更するとライセンス付与形式が変更されます。いきなり本番環境で試さないよう注意。
厳密に言うとこの設定はAutopilotの利用に必須ではありません。お試しだけならスキップしても良いでしょう。ただし1日5回までという厳しい使用制限がかかるので、実用的ではありません。
画像ではサービスURLを利用しているが、マシンキーでもクライアントIDでも「サインイン」を上乗せすれば問題ない。
最低限のセットアップはこれで完了です。
利用手順
「この手順をなぞったら分かりやすい」という手順を説明します。
必ずしも必要ではない工程もあるので、是非ご自身でさわってみて下さい。
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もし下記エラーが出た場合、何らかの問題がある。
エラーが出なければ次の手順へ進む
検証中にエラーが出た原因は、Assistantから「サインイン」していないことだった。
で、使えるの?
……微妙!
色々試しましたが、だいたいこんな感じ。
終わりに
現状は未完成のワークフローを出力するのが精一杯で、開発者自身の手で手直しが必要。
経験者にとっては自分で作ったほうが速く、初心者にとっては知識不足で手直しが難しい気がする。
はっきり言って今は実用レベルではありませんが、
開発に必要な「手」にあたる機能が実装された事こそ今回の大きな進歩です。
「頭」の方さえ良くなれば一気に実用ツールに化ける可能性を秘めています。
また、AIの頭の進化にはここ数年とても驚かされるのでその日は意外と近い……のかも?
次回は「テキストから式を生成」という、Autopilotの別の機能を試してみます。
ネタバレすると今回よりは実用的です。
参考